見捨てられ不安。愛が憎しみに変わる理由 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。
 
最近、体調がおもわしくなく、ちょっとブログを一休みしてました。
 
本日募集予定だった「オンライン講座の作り方&やり方セミナー」の募集は後日に延期します。
 

 
今日は「見捨てられ不安。愛が憎しみに変わる理由」についてです。
 
カウンセラー、コーチ、セラピスト、先生などの援助職は必ず知っておくべきことね。
 
 
さて。
 
私みたいな、相談業・講師業をしていると、すんごく嫌われることがあります。
 
たいてい 以前は
 
「ミカさん、大好きラブラブ
 
と熱烈に 応援してくれていた人たちです。
 
 
かわいさ余って、憎さ100倍…
 
じゃないけど、その反動がすごい。
 
あることないこと、悪口言いまくられたりね。
 
こういったケースは、「見捨てられ不安」が 根っこにあるかもしれません。
  
 
この言葉は、もともとは、15か月ぐらいの子が 母親から離れなくなる状態を指します。
 
マーラーが提唱した「見捨てられ不安(分離不安)」のこと。
 
今はその定義が広がって
 
「ある対象に見捨てられることに関する 過剰な不安」
 
を 言います。
 
 
昔の恋愛ドラマには たいてい出てきますよね、こういう人下矢印
 
 
試し行動
 
「別れるんだったら、死んでやる!」
「今すぐ来て!」
 
こんな私でも愛してくれる?好きでいてくれる?
 
と試さずにはいられない。
 
 
束縛
 
スマホを勝手に見たり、友達に会わせない、など。
 
相手の行動をコントロールしようとします。
 
嫉妬もすごい。
 
 
確認行動
 
相手のスケジュールを事細かに 把握しようとします。
 
こっそりスマホやSNSを見たりすることも。
 
 
他にも、相手が自分に注目していないと 怒り出してしまったりね。
 
 
なんとなく、子どもがよく言う
 
「ママ、見て!」「ママ、誰が一番好き?」
 
に似ていませんか?
 
 
 
んで、私みたいな職業が すんごく嫌われるときは、たいてい
 
「私のことを見てほしい」
 
「一番のお気に入りになりたい」
 
といった期待を 裏切られた!と 思われたときです。
 
 
ええ、もちろん、裏切ってないんですけどね。
 
私ね、ドライなんです。
 
誰とでも 一定の距離を取って 付き合います。
 
親密にならないんですよね。腹6分目。
 
コミュニケーションが「回避型」だとも言えます。
 
 

 

 
私が クライアントや受講生さんたちと、心理的な距離を取るのには もうひとつ理由があります。
 
「転移」を起こさせないためです。
 
 
講師や相談業は、どうしても ご両親と重ねて見られがち。
 
つまり、両親に対しての気持ちを、私に向けてこられる場合がある、ということ。
 
私は女性なので、お母さんを転移されること多し。
 
 
 
たとえば、
 
「この人ならわかってくれる!」
 
「この人はきっと、すばらしい人に違いない」
 
と理想化される場合があります。
 
お母さんにもらえなかったものを、私からもらおうとするのね。
 
(その逆もあります)
 
 
 
んで、私が その人の期待とちがっていたり、
 
その人のことを 大切に扱わない(と感じられたり)、
 
などが 引き金になって、
 
  ミカさんにはガッカリした!!
 
   きらい!何あの人!!
 
などと、手のひらを返されます。
 
 
 
言葉を変えるなら、
 
「もっと私のことを認めなさいよ」
 
「もっと私のことを 大切にしなさいよ」
 
ということなんだとは思うんだけど、
 
私は お母さんじゃないからなあ。
 
 
クライアント自身が、転移を起こしていることを 理解していれば
 
「理想化」と「こき下ろし」
 
を行ったり来たりしなくて済むんだけどねん。
 
 
 
余談だけど、カウンセラーやコーチがよく陥るワナに
 
「逆転移」
 
っていうのもある。
 
カウンセラーが クライアントと不倫、ってよく聞くんだけど、それも 逆転移。
 
ほんと、よくある。
 
 
クライアントは、当たり前だけど カウンセラーやコーチに好意を持ちます。
 
それが、必要以上の好意だったとき、
 
「この人は、転移を起こしているんだな」
 
と 気が付いて、適切な距離を取れれば OK。
 
 
でも、中には
 
「私がいないと、この人はダメなんだ」
 
「私がなんとかしてあげなくちゃ!」
 
と 自ら 共依依存に飛び込むときがあります。
 
これが逆転移。
 
蜜月は長く続かず、お互いに、エネルギーをすり減らす関係になります。
 
 
だから、カウンセラー、コーチ、先生などの援助職の方は、 スキル以上に、あり方が大事なんだよね。
 
自分を整えておかないといけない。
 
実は そこが肝なんだろうなーと思っている。



それから、こちらの上田佳穂さんの記事もぜひ、読んでみてね。
 
私は心を整えるために、彼女のセッションに 毎月通っています。
 
もう、10年弱になるでしょうか?
 
スピリチュアルなアプローチではあるけど、おっしゃっていることは、心理学やマインドフルネスに通じるものがあるので、とても勉強になりますよ。
 

 

 

和久田ミカの

 

●フェイスブックはこちら

 

●インスタグラムはこちら

 

●今後の募集予定はこちら

 

●無料メルマガ 「ママを楽にする魔法の言葉」はこちら
 

 よろしかったら、フォローしてねん。

 

 

 募集中・募集予定の講座