「上手な」叱り方・ほめ方なんて ない | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校の先生の 和久田ミカです。

 

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さて今日は、人間関係をよくする、一番簡単な方法について。

 

 

初級講座(こどものこころのコーチング講座)では、こんな問いかけをしています。

 

「叱られたとき、同じことを言われたとしても、

 

 素直に聞こうと思える人と、反発を覚える人がいるはず。

 

 何がちがいますか?」

 

 

参加者の皆さんに聞いてみると、

 

●ふだんから 目をかけてくれる人、

 

●話をよく聞いてくれる人、

 

●自分を認めてくれている人、

 

など、その人との”信頼関係”で、言葉の受け取り方が変わることがわかります。

 

 

つまり、

 

何を言うか、

どうやって叱るか

 

ではなく

 

誰が言うか

誰が叱るか

 

なんですね。

 

 

だから、「上手な叱り方」なんてないの。

 

あるのは、叱る人と 叱られる人との間にある 関係性だけ。

 

「上手に叱って、子どもを何とかしよう」

 

と思ったって、ムダ。

 

言葉なんて、はかないものです。

 

心を閉じてる人には、まったく届かない。

 

 

では、どうしたら 信頼関係が育つでしょう?

 

それはね。

 

相手の心に「栄養」を与えること。

 

 

心の栄養っていうのは、

 

「あなたの存在に気付いているよ」

「あなたのこと、見てるよ」

 

です。

 

コーチングでは「承認」と言います。

 

 

「ほめる」というより、「認める」に近い感覚です。

 

交流分析という心理学では、

 

「ストロークを与える」

 

と言ったりします。

 

 

「ストローク」というのは、私が学んだコーチングスクールでは、「人との関わり」と学びました。

 

その人の存在そのものを認める関わり方。

 

 

ちょっと抽象的なので、例をだしてみると・・・

 

 

たとえば・・・

 

子どもの学校に行ったときに 校長先生から、ただ

 

「おはようございます」

 

と言われるのと、

 

「〇〇さん、おはようございます。

 

 休み時間に、お子さんはいつも△△して遊んでいますね」

 

と 言われるのでは どうちがうでしょう?

 

 

後者は、何らかの感情がわいてくる人が多いと思います。

 

「気にかけてくれた」

 

「覚えてくれてたんだ!」

 

とうれしくなる人、安心感をおぼえる人も いるのではないかな。

 

 

たとえば・・・

 

子どもに、ご飯ができたことを伝えるとき、

 

「夕ご飯だよ。早く食べて!」

 

 

「大好物を作ったよ、早く食べて!」

 

では、感情の動き方がちがいます。

 

 

後者は、「おいしそう」というだけでなく、

 

「自分のために」 ママが関心を向けてくれた特別感、

 

が 喜びにつながるのです。

 

 

たとえば・・・

 

私が最近 会った人の中で、超ーーー感動したのは 永松茂久さん。

 

ご存知の方も多いと思いますが、累計100万部を超える ベストセラー作家さんです。

 

最近ですと、こちらの本とか

 

 

こちらの本とか。

 

 

出しておられる、お忙しい方なのですが

 

講座に行ったら、事前に 私のブログや著書などを 一通り目を通してくださってたのですね。

 

 

私、いろんな講座に行ったけど、そんな講師の人は初めてで。

 

私もマンツーマンコンサルなら 目を通すけど、大人数の講座では 全部は見ない。

(しかも、見ても覚えられない…)

 

 

永松さんの講座は 男祭り。

 

みんなに「茂兄!」「茂さん」と慕われてる。

 

ああ、わかるなあと思いました。

 

 

一度 会ってみるといいと思う。

 

その存在だけで、温かくて 涙が出ちゃうから。

 

 

この記事も おもしろかったよ。

 

昨日、おとといとリリースしたメンターの教え。

 
「あるある」な相手との境界線踏み越え過ぎ騒動。

 

 

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こちらは ネットニュースから。

 

子育ての大変さを浴室のガラス戸で気づいた夫、妻へ感謝のメッセージ(米)

 

かいつまんで内容を書くと

 

 

忙しくて 家事育児が手伝えない夫が気づいたこと。

 

シャワーを浴びようとしたら、浴室のガラスの一部が 曇っておらず、手で拭いたような跡が。

 

バスルームの外には 移動式のベビーベッドが。

 

 

「僕は一瞬、考え込んでそこに座り、ガラス戸を見ながら微笑んでいました。

 

 僕はヘザーとロッティーがここにいるかのように想像でき、ヘザーはシャワーを浴びながらおどけた顔を作ってガラス越しにロッティーをあやしている姿が目に浮かびました。

 

 僕の心はとろけてしまったよ!」

 

 

「なんてこった! 

 

 この曇ったガラスが僕にとってどれほど意味があるか全部伝えられないよ!

 

 妻はリラックスしてシャワーを浴びることができないという事実!

 

 それに会社員のように退勤することも、同僚とランチをすることもできないんだ。

 

 妻はちょっと外に出て深呼吸することもできないなんて。」

 

 

「これはただの曇ったガラスかもしれないけど、僕にとってはそんな言葉では片付けられませんでした。

 

 普段は気づかないかもしれないけど、こんな小さなことで妻がどれだけ大変かを知ることができました。

 

 これがきっかけで私はまた妻のヘザー・ウィリアムに対して恋に落ちてしまったよ!

 

 愛してるよ僕のクイーン!」

 

 

(あ、全然 かいつまんでない。

 

 ステキすぎて、そのまま 載せてしまった。)

 

 

たとえ、ワンオペで大変だとしても、こうやって


「気付いてくれる」

「関心を持ってくれる」


ということが うれしい。

 

また明日から 子育てをがんばろうと思える。

 

私は子育てはもう終盤だけど、読んでて 癒されてしまいました。

 

 

そうそう、「感謝」も、"承認”。

 

言わずもがな、心の栄養のひとつ。

 

 

相手を認めたいとき、「ほめる」以外のかかわり方って たくさんあるんですよね。

 

*ほめてはいけない、というわけではありませぬ

 

 

さて、家族には、職場の人には、どんな承認ができるでしょう。

 

「あなたが 産まれて来てくれて うれしい」

 

「あなたが 生きて、ここにいてくれて、ありがとう」

 

「いつも〇〇してくれてありがとう」

 

こう考えると、言葉って はかないけど、言葉って すごい力がある。

 

それを どう使うのかは、自分次第なのですねん。

 

 

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