こんにちは。和久田ミカです。
おととい記事で、産後うつについて 書きました。
産後うつは、10人に1人に起こるのだそう。
身近なところでも、うつが引き金になって、命を絶ってしまう、子どもを虐待してしまう、
という話は、たまに耳にすることがあります。
私も(産後ではありませんが)、娘が2歳のころに 体に変調が起きました。
1日、体が動かなくなって、起きられない。
寝ても寝ても、眠れる。
とにかく、ずーーーーっと 寝ていました。
今思えば、ギリギリのところで 生きていたのだと感じます。
毎日、毎日、自分を責めながら、崖っぷちのところで かろうじて 足を踏ん張っていました。
そんな心の糸がプツンと切れて、突然、心も体も強制終了になりました。
家族には そんな様子も 怠けているとしか見えていなかったようで、
「もっと がんばれ。なんで、そのくらいのことができないんだ」
と 言われることの方が多く、期待には まったく応えられませんでした。
私は 並行していろんなことをするのが苦手なので、ぜんぜん主婦に向いていないのです。
育児なら育児だけ。仕事なら仕事だけ。家事なら家事だけ。
ひとつに没頭してしまい、他が見えなくなる。
書いていても、その頃の閉塞感を思い出して、
「うっ」
となってしまうのだけど、あの頃は苦しかったな。
「家族の期待通りに できないなら、責められて当然だ」
と思っていたので、24時間、家事と育児で へとへとでも、
「もっとがんばらないと…」
と 自分を責めていましたから。
世界中に、だーーーれも 味方がいない。
自分自身すら、わたしの敵。
…書いてて おえーって なりそうになってきた
記憶は 体にも宿るっていうけど、当時の感覚を 体が覚えてるんだなあ。
ぎぼじわるい
©NickiMM
そんなころに コーチングを学び始めて、ずいぶん救われました。
「がんばりの量が足りないこと」が苦しさのもとではない。
「いくらがんばっても、まだまだ 足りない」
と思ってしまう考え方の「癖」が根っこにあるということ。
*ただし、うつが疑われるときには、コーチングではなく、専門医の受診をお勧めします。
でも、最初は
「がんばらなくてはいけない。生きている価値すらない」
と思い込んでいたので、その考え方の癖をゆるめることは むずかしかったなあと思い出します。
ましてや、
「がんばらなくていいから!!!」
と、「がんばらないこと」を 「がんばる」ように言われたら、混乱したことでしょう。
ダブルバインド(二重拘束)と言いますが、
「がんばらない」ように「がんばれ!」
という 二重のメッセージが含まれているので、どうしたらいいのか よくわからなくなってしまうのです。
だからもし、昔のわたしのように
「ボロボロになるまでがんばっても、まだ足りないと思う心」
にとらわれている人がいたら、
「がんばれ!」「がんばるな!」
とアドバイスを送るのではなく、ただ そのままを伝えてほしい。
「私から見ると、十分すぎるほど がんばっているように見えるのだけど、
あなた自身は、まだまだ がんばらないといけない、と 感じているんだね」
って。
事実と思いを分けること。
感じたままを伝えること。
励まさなくていい。叱らなくていい。
ただ寄り添うだけで いい。
これで十分です。
私自身、そうやって 自分に寄り添ってくるだけで、すんごいラクになりました。
先日、夜中に、洗濯物をたたんでいて、
「あー、私がんばってるなあー」
って しみじみ思って、
「あー、私変わったなあ」
って 気が付きました。
前だったら、夜中に家事をやりながら、
「お皿も洗ってない、あれもこれもできてない…」
と 自分を責めてばかりいたから。
完璧にできていないのは、今も昔も同じ。
むしろ、今の方が 家事も子育ても 手を抜いている。
私は、今の方が 幸せだな。
自分に対して、「(自分なりに)がんばってるね」と 言葉をかけられる今の方が好き。
もちろん、もっと 完璧にできたら スッキリはするけどさ。
ちょっと心が弱っていると、
「頑張りが足りないから、できないんだ。
もっとがんばらなくては!」
と、自分にムチ打ち、いじめ抜く世界に戻ってしまうので、今は
「わたし、どうしたい?どうしたら、ご機嫌でいられる?」
と 自分と相談することにしています。
「がんばる?」「がんばらない?」
ではなく、自分がご機嫌で心地よくいられることが ゴールです。
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