で、あなたはその先に、何を欲しがっているの? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

先日、思い立って 初めましてのコーチに、コーチングセッションをお願いしました。

 

私は、特に大きな問題は抱えていないのですが、心の定期点検のために、長年 セッションを受け続けています。


 

いや、正直言えば 問題はたくさんあります。

 

でも、すぐに解決しようとは思っておらず、人生において 問題は「景色」のようなものだと感じています。

 

よいも悪いもなく、ただそこにあるもの。

 

今、自分の中で何が起きているのかを 静かに眺めたい、と 思っています。

 

 

コーチングと言えば「目標達成」ですが、どうも私は達成願望が少ないようです。

 

目標を立てると苦しくなってしまう。

 

「今何をしたいか」を大切にし、日々、淡々と 心地よく暮らせることが 私の幸せです。

 

 

 

でも、思い返してみると、今よりもっと 物欲や やりたいことがあった時期もありました。

 

5~6年前ぐらいかなあ。もっと前かなあ。

 

「もっと欲しい!」「もっとやりたい!」

 

そんな ザワザワしながらも、エネルギッシュな時期。

 

 

たとえば、買い物。

 

結婚してから しばらくは、なぜか 生活費のほとんどを 私がまかなっていたので、

 

「お給料=生活費」

 

と思うようになり、自分のためにお金が使えなくなりました。

 

服も 独身時代のものを大切に着て、夫が 自分の趣味のものをどんどん買っているのを横目で見ながら、

 

「私は 買ってはいけない。主婦だから。

 

(フルタイム勤務ですんごい忙しくて、一人で家事をやってるけど、それは当たり前)」

 

と思って 生きてきました。

 

出産後、専業主婦になってからは、なおさらです。

 

自分はお金を稼いでいないのだから…と、物欲を押さえつけてきました。

 

 

んなもんで、起業して、仕事が安定するようになってからは、物欲が爆発。

 

1年ぐらい いろいろいろいろと 買いまくりました。

 

「お金を使ってはいけない」「我慢しなくてはならない」

 

という私の中のルールが、一気に ゆるんだのでしょう。

 

洋服、バッグ、仕事の備品、本、高いサービス…。

 

今まで「私には縁がない」と思っていたものを、値札を見ずに、

直感で買いあさってみました。

 

 

「大人はよいものを持つべき」

 

と言われて、高いバッグや服も 買ってみた時期でした。

 

かなり散財したんじゃないかな。

 

 

その体験を通して わかったのは、

 

「私は モノが欲しかったんじゃない」

 

ということです。

 

 

買いたいものがなくなって、やっと、

 

「私は、誰にも気兼ねなく お金を使う感覚を 味わいたかっただけなのだ」

 

ということが、 腑に落ちたときがありました。

 

つまり、物を買うことを通して

 

「自由だ!!」
 

「誰の許可も取らなくていい!」

 

という思いを味わいたかったのです。

 

 

結局、今は 安いバッグが好き。

 

布バッグも愛用してます。洗濯できるの最高!

 

(ブランドバッグはデザインも気に入ってなかったし、重かったので全部捨てました。)

 

仕事着として買った 派手な色の洋服は、似合わないので 捨ててしまいました。

 

(体型の変化も大きかった…)

 

 

いまだに 惜しみなく お金を使ってもいいなあと思うのは、

 

●旅行

●ステキな人たちと食べるおいしい食事

●気持ちよい上質なサービス

●人生を豊かにしてくれる、本や講座やセッション

 

まとめると「体験」ですね。

 

そういう時間を得られると、やっぱり お金っていいなあ、便利なツールだなあと思います。

 

時代としても、そういう流れになっているんだろうなあ。

 

近くの百貨店、年始のの福袋↓。

 

物よりも、「体験」を多く売っていました。

 

 

で。

 

私たちが「欲しい!」「やりたい!」と思うとき。

 

たいてい その向こう側に「本当の欲求」があります。

 

 

私の場合は、昔から「自由でいたい」という思いが強くて、

 

 大学生の時に 車を買ったときには 自由に飛び回る羽が生えたように感じたし、

 

 きれいな色の服を選ぶようになったときも、枠が広がる自由を感じたし、

 

 初めて グリーン車やビジネスクラスに乗ったときも、選択の自由を味わえたし、

 

いつも、物やサービスの向こう側には 私のほしい「自由」がありました。

 

自由とは「自分の意志で選べる」ということです。

 

 

 

反対から言うと、長年

 

「私には自由がない」

 

と思って 生きてきたんだろうなあ。

 

 

●お金を稼いでいる人の方がエライ。(私はエラくない)

 

●ママになったら、目立たない色の服を着るべし

 

●私なんぞが、心地よさを求めて、グリーンだのビジネスだのに乗るなんてもったいない

 

・なにかするときには、夫の許可をもらわねばならない

 

 

いつも 縛られて生きてきたイメージがあります。

 

いや、自らを縛って「こうあるべき」と思って 生きてきました。

 

 

 

話は変わるけど・・・

 

「選択理論」という心理学では、「人は、5つの基本的な欲求を満たすために、行動を選択している」と 考えられています。

 

*人によって、5つの欲求の強さがちがいます

 

●生存の欲求

 (生命の根源的なもの、食欲や睡眠欲、性欲、排泄欲、健康など)

 

●愛・所属の欲求

 (愛し愛されたい、大切にされたい、親密な人間関係を作りたい)

 

●力の欲求

 (成し遂げたい、認められたい、役に立ちたい、自分の思いを実現したい)

 

●自由の欲求

 (自分の考え・感情・思いに基づいて自由に行動したい、金銭的に自由でいたい)

 

●楽しみの欲求

 (楽しい思いをしたい、好奇心を満たしたい)

 

私の場合は、行動の先に「自由の欲求」を多く持っています。

 

「自由」を感じたい、

 

という無意識の欲求に駆られて、行動することが多々あるのです。

 

もちろん、他の欲求もあるけど、ダントツで自由が大事。

 

 

 

もし、自分の欲求に気づいたら、今できる、小さいところから 満たしていけばよいのだと思います。

 

もし「ムリだ」と思う人がいたら、完璧主義なのです。

 

 

たとえば、

 

「人に認められたい!力の欲求を満たしたい!」

 

と思ったら、今できることを 考えてみること。

 

ボランティアでもいい。

ブログを書き始めるのもいい。

PTA会長に立候補するのもよし。

 

突然 世界征服はムリだから(笑)、手が届くところから、チャレンジ。

 

 

まずは、健全なところで 自分の満たしていかないと、ひずみが生まれることがあります。

 

「子どもに 何が何でも 言うことを聞かせる」

「頼まれてもいないのに、おせっかいを焼きまくる」

 

というようなところで、自分の力を認めさせようとしたりねん。

 

欲求に振り回されてしまうのです。

 

 

だから、自分を知るって 大事だよね。

 

自分で自分を振り回さないように。

 

自分とうまく付き合っていくために。

 

 

ちなみに、選択理論を知りたい人向けの 入門書はこちらかなあ。一応 書いておきますね。↓

 

 

 

私が学んだコーチングも、選択理論の考え方がよく出てきました。

 

カウンセリングやコーチングを学びたい人にも、お勧めの心理学です。

 

 

 

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