自分はできる、ということを思い出せ。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。

 

昨日、ゆっちさんのブログを読んでいました。↓

 

あなたはできます! できることを思い出して!

 

以下、ゆっちさんのブログから 抜粋。

 

日本女子パシュートは、今年すでに2回も世界新記録を更新しているんですよ。

4年前のオリンピックでは、世界王者のオランダに12秒も差をつけられていたのに…です。

その強さの秘密はいろいろあるのですが、オランダから来たコーチの言葉が、すごく私に響きました。

3人の中で、いちばんスピードが遅い佐藤綾乃選手に向かって、

「君はもっとできるよ。

できないと思い込んでいるだけだ。

自分はできるということを思い出せ」


なんか、じーんとしました。

 

すてきだなあ。

 

 

うちの近くに高校があるんですけどね。

 

散歩で近くを通ると、部活の様子が見えます。

 

「ダメだろー!それじゃ!」

 

「はい!!」

 

大声で 指導し、指導される様子が見えるのですが、たいてい 否定から入るのです。

 

 

もちろん、そういうやり方もあるのだとは思うのだけど、私は


「君はもっとできるよ。

できないと思い込んでいるだけだ。

自分はできるということを思い出せ」

 

こっちの方が好きだな。

 

なんか胸の奥が熱くなります。

 

 

よく言われることですが、脳は否定語が理解できないといいます。

 

たとえば、教師だったころ思ったこと。

 

子どもたちが「廊下を走らない」という啓発ポスターを書くと、必ず 走る人を書きます。

 

↑こんな感じ。

 

「廊下を走らないで」

 

と言われると、頭の中では走っている様子がイメージされるからです。

 

 

だから、子どもたちには「走っちゃダメ!」ではなく

 

「ゆっくり歩こうね」

「忍者みたいに歩いてごらん」

 

の方が通じます。

 

ちゃんと 歩く様子がイメージできますから。

 

言葉かけひとつで、伝わり方がちがうのです。

 

 

スポーツの指導も同じで、

 

「なんで できないんだ!」

 

と言われると、できない理由を一生懸命考え、

 

「そっか、だから私はできないんだ」

 

と ダメなイメージが 鮮明になります。

 

 

でも、できるようになることを前提に、

 

「大丈夫。できるよ。

 

 どうしたら、できるようになるか考えてごらん」

 

と言われたら、できるようになった自分がイメージされます。

 

小さいことですが、大きなちがいが出てきます。

 

私たちを動かしている根っこや原動力は、実は 無意識(潜在意識)の中にあるから。

 

 

無意識の中で、

 

「どうせできない」と思っている人

 

「きっとできる」と思っている人

 

考え方も行動も 全然変わってくるでしょう?

 

失敗したときのとらえ方も、真逆になるでしょう。

 

 

だから、無意識に「自分になんて話しかけているのか」を、感じていくと、生き方も変わってきます。

 

赤ちゃんのとき、

 

「なんて私はダメなんだ」

 

と思っている子はいません。

 

 

もしあなたが、いつからか、自分を否定するようになってしまったなら、今日からやめよう。

 

やめようと言われてもできない、と思う時には、

 

自分を否定せずには いられない、その下にある感情を感じてみよう。

 

たとえば、だけど

 

「私はできる」

 

「私は価値ある存在だ」

 

「私はみんなから大切にされてる」

 

と 思おうとすると、自分の中から どんな言葉が出てきますか?

 

反射的に、自動的に出てくる言葉を拾う。

 

「うそだー」「ありえない」「気持ち悪い」

 

「プレッシャーが出てくる」「ダメだと思っていた方が楽」

 

などなど。

 

それを聞くところから。

 

 

それらの言葉の裏には、「こわい」という恐れがあります。

 

自分を肯定しようとすると何がこわいのか、よーく聞いてみて。

 

 

何を思ってもいい。

 

何を感じてもいい。

 

自分の話を「そう思ってるんだなあ」と聴く。

 

そうやって、自分の思考を 

 

自動操縦から、手動操縦に変えていく練習をする。

 

まずはそこからね。

 

 

あ、今読みながら「むずかしい」と思った人ー!

 

それもね、考え方の癖だから。

 

自分はできるんだ、ということを思い出せ。

 

むずかしい、と思ったら それ以上何も変わらない。

 


 

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