感情は選べる。その眼鏡をはずせばいいだけ。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

和久田ミカです。

 

昨晩から、個別セッションのお申し込みを始めました。

 

あとお2人です。くわしくはこちらからご覧ください。

 

*********

 

先日、お昼ご飯を食べ忘れたことに気づき、外に出ました。

 

15時ぐらいって、手作りのお店はやってないんですよね。

 

安くて すぐ出てくるので、サイ〇リヤに行きました。

 

ジャガイモのグラタンがおいしそう(*‘ω‘ *)

 

ただ、分煙なので、煙が流れてくるんです(T_T)。

 

 

店員さんを呼び止め、

 

「すみません、あちらの席に替えてもいいですか?

 

 タバコの煙が気になって…」

 

と移動したところ、明らかに 店員さんの表情が 変わりました。

 

 

その顔を見て、私の心も反応しました。

 

あの表情は何だったんだろう?

 

もやもやもや…。

 

 

こういうときは、4つの視点から出来事を眺めてみます。

 

 

1 出来事を事実 (解釈を入れないこと)

 

2 わいてきた感情

 

3 心のつぶやき、推測、妄想

 

4  その時に起きた体の反応や行動

 

 

今回の例に当てはめてみると、

 

 

1 タバコの煙がくるので、「席を替えてもいいですか?」と移動したら、店員さんの表情が変わった

 

2 こわい。不安。

 

3 店員さんは、内心、怒っているのかもしれない。

 

   迷惑をかけられたと思って、怒っているのかな。

   めんどうなお客だと思われたのでは?

 

  グラタンに、変なものを入れられたらどうしよう。

  いや、そんなことしないと思うけど…。


4 胸のあたりが重い。ドキドキする。

  「すみません。ありがとうございます」と謝る。感謝する。

 


4つの視点を考えてみる目的は、自分を 客観的に眺めること。

 

その時の状況を 鳥の目で見てみること。

 

(鳥が空から眺めるような視点で、自分を見る)

 

悩んでいるときは、たいてい 視野が狭くなっているときだからです。

 

今回、私は 相手を不快にさせてしまった、と感じたようですね。

 

 

そして、ネガティブな感情がわくたびに、上の4つを 書き留めておくと 自分の傾向がわかります。

 

私の場合、圧倒的に多い 心のつぶやきが、これ↓。

 

「迷惑をかけた?面倒だと思われた?」

 

「わがままだと思われないかな」

 

です。わはは。はずかしい(*ノωノ)ウケる。

 

 

たとえば、先日、(学校の)懇談会のときもそうでした。

 

担任の先生と話していたとき、私が話を進めるほどに 先生が目線を外すので、

 

「あれ、私、なんか変なこと言っちゃった?面倒な保護者だと思われた?わがままだと思われた?」

 

と 悩みました。

 

(たぶん、シャイなだけなのだと思うのですが…)

 

 

つまり、私は

 

「みなさんに迷惑をかける、わがままな女なんです。面倒でしょ?」

 

という眼鏡をかけて世の中を見ている状態なので、

 

 

「誰かの表情に違和感を覚える」(事実)

↓

「怒ってる?迷惑かけた?私わがまま?私が悪い?」(思考)

↓

「ドキドキする。こわい。」(感情)

 

 

というパターンが よく起こるんだなあと思います。

 

昔は、そんな些細なことでも グルグル考えて、一日 落ち込んでたなあ。

 

 

ちがう言い方をすると、私の中には こんな思い込みがあると言えるかもしれません。

 

「正直な欲求を相手に伝えると、相手の人はイヤな気分になる」

 

体に染みついているんですよね。

 

もともと私は 思ったことが そのまま口から出てしまうタイプ。

 

言いたいことを我慢することで 自分を守る癖が、今でもあります。

 

 

とはいえ、前ほど その思考の癖に、振り回されなくなってきたようには感じます。

 

自分の話をていねいに聞き、いろいろと考えられるようになってきたから。

 

こんなふうに↓

 

・相手がどう思っているのかは、聞いてみないとわからないよね

 

・仮に、彼女が気分を害していたとしても、それは彼女の問題

 

  私が責任を取ろうとしたり、我慢しなくていいよ

 

・私の行動で、彼女が腹を立ててもいい。私もそういうときある。

 

・怒っていたわけじゃないかも。

 

 私がイヤミを言ったと思って、顔が曇ったのかも。

 

 「申し訳ない」という思いから、表情を変えた可能性もあるかもね

 

・自分がウエイトレスだったら、怒る?いや、怒らないなあ。

 

 

自分の中で、事実をどうとらえるのかを 考えていくのです。

 

選択肢がたくさん増えれば増えるほど、

 

「怒っているに違いない」

 

という思い込みは薄まってきて、楽になっていきます。

 

 

感情については いろんな考え方がありますが、そのひとつは 

 

「感情は思考から生まれる」

 

というものです。

 

「あの人は怒っている」と とらえるから、不安やこわさが生まれる。

 

「怒っているとは限らない」「あの人が怒っていてもいい」

 

などと、とらえ方を変えることで、感情も選ぶことができるようになっていきます。

 

 

そうそう。話が戻るけど、

 

「思ったことを相手に伝えると、相手の人はイヤな気分になる」

 

という 思い込みの「眼鏡」を外したことで、もうひとついいことがありました。

 

付き合う人が変わってきたのです。

 

周りから 威圧的な人が いなくなりました。

 

 

以前は、

 

・私にめんどうなことを 押し付けて、自分は楽をする近所のママ

 

・私に「どう思う?」と聞いておきながら、毎回、すべての意見を全否定する学年主任

 

・自分の思い通りに動かないと、キレる人

 

なんかが よく私の周りに現れていたのだけど、最近 そういった人たちに出会わないです。

 

 

私のように、なんでも

 

「あなたが不快なのは、私が悪いんですぅ。」

 

「機嫌が悪いんですか?あたふた、あたふた、私がどうにかしなくちゃ」

 

という行動パターンを持っている人は、

 

「そうそう、あなたのせいで不快な思いがするのよ!なんとかしてよね!」

 

という、

 

「なんでも人のせいにする行動パターン」

 

を持っている人が、寄ってきやすいのですよね。

 

凸と凹のように、ピタッとはまってしまう。

 

 

自分の考え方や行動が変われば、そういった人間関係も変わっていきます。

 

イヤだなあと思うあの人も、対応を替えざるを得ませんから。

 

そのためには、繰り返しになっちゃうけど、

 

・自分のパターンに気づくこと

 

・とらえ方(考え方)の選択肢を増やすこと

 

・思考や行動の枠を広げること

 (今までとはちがう考え方や行動をしてみる)

 

です。

 

 

それでも 、考えがグルグルしてきたときには、私の場合 コーチングを受けます。

 

その場ですぐに答えは出なくても、何かしらヒントが見つかるから。

 

自分ではどうにもならないときには、人の手を借りるのもありです。

 

 

「相談業をしているから、迷いはないと思っていた」と言われることも多いけど、ぜーんぜん。

 

迷いながら生きていくのが、ふつう。

 

「私は迷ってない。不安もない。完璧」

 

という人ほど あやしいのです。

 


*********
 

明日は、感情は目的をもって出てくる、という考え方についても 書いてみようかな。

 

感情って いろんな考え方があります。

 

どれが正しいわけじゃないけど、自分がいいと思う考え方を採用すればいいよね。

 

 

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