一般社団法人を立ち上げた理由。そして本音。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

今、一般社団法人 子どものこころのコーチング協会では、インストラクター養成講座の募集しています。

0期・1期そして、2期目の募集です。


今回は、男性もお申し込みくださってます。

島根の高島智さんです。


また、福岡、岐阜、静岡、神奈川、愛知、埼玉、沖縄などからもお申し込みが!

本当に、ありがとうございます。



協会を立ち上げるとき、私はいろんな人に 話を聞きに行きました。

そこで いつも言われたのは、

「協会を立ち上げるより、自分ひとりでやった方が儲かるよ。」

「人を育てるとなると、手間もお金もたくさんかかるよ。協会は儲からない。」

ということ。

(協会=一般社団法人は、しくみとしては 会社と同じで、基本的に、利益を追求する団体です)



確かに、私だけが講座を行ったら、受講したい人は 私のところにくるしかありません。

お客さまに来ていただくのは、今よりも 楽でしょう。

新しく何かを作らなくてもよいので、経費もかかりません。

作るための手間も、省けるでしょう。



でもね。私は お金のために 仕事をするなんて、ばかばかしい、と思っているんです。

幸い、私は 結婚していますし、お金には困っていません。



ひとりの方が儲かりますよ、と言われても心が動かず…。

ふだん、売上も まったく見ていないタイプですしねん。

通帳に残高があれば「まだ使える。大丈夫。やったー!」とか 思っちゃう(^_^;)

経営者としては、ぜんぜんダメです。



でも、今 1年間弱の収支を見て わかったことがあります。

それは「協会自体は利益を生んでいない」ということ。

これからも、「労働にみあう対価が生まれるとしても、ずっと先」ということ。



協会事業は、本来、

・インストラクター養成講座

・インストラクターからの年会費

・テキストの販売代金

で まかなおうと思っていましたが、まーーーったく足りず。


特に、昨年は さまざまな仕組みを作ったので、それだけで かなりの出費。

年間の固定費を出してみたら、これから先もしばらくは 黒字になる予感がしない( ̄▽ ̄)



黒字になる日は 来るのだろうか…。

きっと、来る~。きっと、来る~。



そんな状況なので、個人事業の方に入れようと思っていた、初級~上級の受講料も、協会の収入として入れています。

おかげさまで 現実の収支は黒字です。




インストラクターの養成や 協会にかかわる仕事は、しばらくの間 ボランティアになることでしょう。

ということは、私の労働時間の多くがボランティア。


また、初級~上級の講座の受講料は、本来、その労働に対する対価ですが、しばらくは 一部が協会の活動の補てんに使われます。

幸い、たくさんの方に受講いただけているので、ありがたいことです。




でも、不安もないわけではありません。

それは 私が講座を続けていかなかったら 協会がつぶれるということ。

それは、ちょっとだけ こわいなあと感じています。

健康でいられるようにしなくちゃー。




つくづく

「協会は儲からないよ。一人でやった方がいい。」

と いろんな人がおっしゃっていた意味が、経営してみて よくわかりましたです。

しくみや組織を作るって、すごい お金も手間もかかるんですね。

だははははは(*^_^*)




でも、さまざまな講座や個人セッション、情報教材の販売で それなりに収入があるので、私個人としては、黒字です。

仕事がある、ということに 感謝して、今できることを ひとつひとつやっていこうと思っています。




私が協会を設立したのには、2つの理由があります。


まず、私一人では 行ける場所は限られているということ。

たびたび、

「ぜひ、うちの近くにも講座をしに来てください」

という要望をいただきます。



残念ながら、私自身、地方に住んでいるので あまり交通の便がよくありません。

(ふだん茨城に住んでいます)

子どももまだ小学生、夫は深夜まで仕事、休日も忙しい。

だから、なかなか いいお返事ができなかったんです。



でも、各地にインストラクターがいたら、私が行かなくても 講座に参加いただけるということ。

寺子屋のように、全国に 心理学やコーチングを学べる場所があったら、すごくいい!

悩んでいるママたちが 集まれる場があったら、うれしい!



子育てって、たくさん 子供に成長させてもらえる時期です。

たくさんの幸せに気づくときです。

講座を通して「子どもとなかよく」「自分となかよく」ということを 伝えていけたらと思っています。




次に、学びを深めたいなら、「人に教える」のが一番ということ。

人に教えるとき、わからない点や あいまいな点が 出てきます。

それに 向き合っていくことが、自分自身を知る手がかりになったり、子どもと向き合うヒントとなったりします。



また、受講生とともに時間を過ごすとき、自分のスタンスを見直すことになります。

自分の「あり方」ですね。


講座で伝わるものって、知識は2割ぐらいだと思っています。

8割は、講師自身の内面です。

見えないけれど、伝わってしまうのですよね。

だから、インストラクターになるって すごく鍛えられるんです。



でも、こわくはないですよ。

自分が自分のままでいればいい、ということだから。

いろんなものを脱いで、自分のままでいようとすれば、受講生の皆さんが 育ててくださいます。

私もそうやって、なんとか成長してきました。



ということで、つらつらと まとまりのない文章ですが、

これからも 一般社団法人 子どものこころのコーチング協会を続けてきます。

日本の各地に、子育てコーチングの灯がともりますように。


今日は クリスマスイブですね。

協会を通して、私は 人との出会いや、たくさんのチャンスを与えていただきました。

それが 値段の付けられない 何よりのプレゼントです。

神様、ありがとうございます。




インストラクター養成講座については、こちらをご覧ください。