子どもの話は、真剣に聞くべき? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

成績110番さんから、おもしろい質問をいただきました。

タイトルについて思ったのですが子どもの話をきくのは、

「聞く」ではなく「聴く(傾聴する)」

の方が意図に合っているように思いますが、どうでしょうか?


なるほど。

他にも 同じように感じていらっしゃる方が いるかもしれませんね。

実は、意図的に「聞く」にしてあるんですね。

私は、いつも いつも 子どもの話を 真剣に聞く必要はない、と 考えています。

(あくまでも、私は・・・ですよ。)

たとえば、ぐずって ブレイクダンス状態で 床を転がっている子。

号泣して 暴れている子。

こんなとき、真剣に子どもの話を聞こうと思うと、とても 大変。

相手の感情に 飲み込まれるときが あります。

私は、半分 聞き流します。

「あ~、そうなのね~。

悲しいのね~。あ~、いやだったの~。そう~」

「聴く」ではなく、「聞く」ですね。

で、見守りつつ 放っておきます。

私が 何を言っても 耳に入らないですし、子どもが言っていることも 感情論になっていますから。

子どもが 自分で 自分の気持ちに折り合いをつけて、話し合える状態になったら「聴き」ます。


聞き方にも オンとオフが あって よいと、私は 思っています。

私の講座では、

「本当に”聴く”のは、一日5分間でいいですよ~」

と 言っています。

(ただし、5分間って 意外に 長いですあせる

ちなみに「聴く」とは、単に 一生懸命 聴く、ということでは ありません。

一生懸命聞いても、子どもは「聴いてもらえなかった」と 感じることが 多々あると思います。

聴き方には、コツがあるんですね

・聴いてもらえた!と 感じる相づち

・子どもの「気持ち」を聴く

・子どもから ふわ~っと 伝わってくるものを感じて 聴く

・子どもが 何を満たしてほしいのかを 感じながら 聴く


などなど。

これを 24時間やってたら、疲れます汗

普段は「ちょっとだけ聴く」か「聞く」で 十分。

で、表情や声のトーンを見ながら、「ここは聴いた方がいいぞ~」と思うときに、切り替えます。

この「ここぞ!」というときに 「聴く」ことができるのが 大事です。


結論はですね、子育ては「聴く」ときと「聞く」ときが あってよい、です。

だから、タイトルは 大きな意味での「聞く」という言葉を 使っています☆

というわけですドキドキ成績110番さん