残暑も厳しい毎日ですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が
あっという間に世界中に広がり
私たちの日常は一変しましたが
豪雨やなかなか明けない梅雨に続いて
最高気温が40度を超える地域もある日々に
あらためて地球温暖化による大きなうねりのような変化も実感します
COVID-19の影響で私自身も3月・4月は仕事がなくなりました
それは突然でしたが
仕事がない=時間に左右されない暮らしを味わいました
緊急事態宣言によってすべてがスローダウンした毎日は
家にいても鳥たちの声がよく聞こえ
気ままな散策も草花の変化や蝶の舞いが目にとまり
家の仕事も心地よく暮らすためにしたいことに変化して
私にとっては緩やかで穏やかで心豊かな日々でした
同時に
国内はもちろん世界中のCOVID-19をめぐる厳しい現実と
背中合わせであることもひしひしと感じる日々でもありました
このような日々に繰り返し考えたのは
何が大切か、何が必要か、何を選択するのか、ということでした
心の中に思うことがさまざまにありました
それは今も続いていますが
ようやく私なりに言葉にしてみようと思えるようになったのです
これからワクチンや治療薬が開発され
やがてCOVID-19は落ち着きをみせるのかもしれません
けれど私たちの生活は元のままに戻ることはないのです
こうして時代は変化していくのですね
そしてまた新たな感染症が起きない保証はありません
そうだとしたら今がとても大切な時だと思えます
鳥たちの声が響き、窓を開けて風を感じる朝の心地よさ
暮れなずむ空の七変化を眺める時間の豊かさ
こうして私が穏やかな生活をおくれるのは
たくさんの人々の働きによって支えられているという実感と感謝
その働き手たちの待遇が決して良いとは言えない事実
たくさんの場所で根強くかつ簡単に差別があり続けている事実
差別や経済格差(貧困)が
COVID-19の広がりに影響していると考えられること
各国が活動自粛をした期間に
各地の大気汚染が大幅に改善された事実
コロナ禍で私が体験したことや報道から得たいくつかの事実から
今、大切なのはCOVID-19だけを気にするのではなく
これをきっかけに変化している生活が
どこに向かっていこうとしているのかを気にすることだと
思うようになりました
生きている一人ひとりにとって
本当の豊かさや幸せというものがどのような時に感じられるのか
どうしたらそれが得られるのか
考えていく必要があるのだと思います
私がほとんど誰とも会わず、会話もせず
多くのの困難・苦難・疲労困憊する状況や人々に心を痛めながらも穏やかに暮らせたのは
身近な自然の豊かな営みと接していられたからです
もちろん
発達したテクノロジーの恩恵を私自身もたくさん得ていますし
コロナ禍で役立っていることがたくさんあります
ただテクノロジーだけで人間は幸せにはならないでしょう
人間は誰かを必要としていますし
豊かな自然の中に安らぎを得ています
人間は自然の一部として存在する生きものなのです
その人間が豊かだった地球環境を資源として乱獲してきた結果
災害が増発する激しい気象変化を生んでいるのが事実なのです
国連による持続可能な開発目標(SDGs)というのがありますが
私は豊かだった地球環境を、今も美しい地球環境を
これ以上壊さない選択をしたい
私個人にできることは日々の小さなことですが
小さな実行を続けていきながら
人類がスローダウンに向かうことを今は願いましょう