好きなものなら喉を通る♪ | 地域包括支援センターの在宅支援日誌♪

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地域包括支援センター主任ケアマネのいくこです。高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターの日々のあれこれやプライベートなど自由に綴っています。

食べたいと思うこと

食べることは

楽しみであり

生きる力になると思うのです。

 

 

ケアマネジャーと介護家族の癒しを提案♡

自分の人生に好きなことを♪

現役ケアマネジャー

ケアライフスタイリスト

ワークライフスタイリスト®の いくこです。

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

 

 

施設入所利用されていたT様

2度目の脳梗塞で入院後

食事形態が、普通の形から

ドロドロのミキサー食に変わり

 

 

だんだんと食べる意欲が

低下されてしまいました。

 

 

T様のご様子のブログ

↓  こちら  ↓

「まだ、生きてるんか・・・。」

https://ameblo.jp/heart-calm/entry-12391048044.html

「最期を迎えられたT様・・・」

https://ameblo.jp/heart-calm/entry-12392401385.html

 

 

作家 阿川佐和子さんと 医師 大塚宣夫先生の

対談が本になった

「看る力」~アガワ流介護入門~

 

 

その中で

自宅で転倒されて入院されていた

阿川さんのお父様が誤嚥性肺炎を起こされて回復後

 

大塚先生が開院されている青梅慶友病院

入院されて

病院食が美味しいことに

とても喜ばれて

 

 

ある日

「鰻を食べたい」と言われて

大塚先生に相談されると

 

 

先生は「ああ、いいんじゃないですか。」と。

さすがに阿川さんも驚かれていたら

 

 

先生は

「心配したら、キリがないし、

ご本人が食べたいものを食べていただくのが

一番でしょ。

 

 

不思議なことに、たとえ飲み込みに障害がある人でも、

好きなものなら喉を通るんですよ。

 

 

何かあったら、我々(医師)がいますから。」と。

 

 

阿川さんは、先生のお話から

「そうか、食べたくないと思うから

喉に引っかかるんだ。」と気づかれたそうです。

 

 

確かに

食べたくないものは、喉を通らないですね。

 

 

施設入所利用されていたT様が

「喉詰まって死んでもいいから

普通の形のものが食べたい。」と

言われていました。

 

 

しかし、

その願いは叶わなかったのです・・・。

 

 

柔らかく煮たかぼちゃの煮物とか

口の中に入れてあげたかったと

言語聴覚士と話をしていたのでした。

 

 

病院とは違い

施設は、医療設備がないですし

仕方がないのかもしれませんが、

心残りとなりました。

 

 

後日、

T様のご家族がご挨拶に来てくださった際

「本人が好きだった煮物を供えたりしているんです。」と

お話をしてくださって

ほっと安心しました・・・。

 

 

私も好きなものを食べたい!

食べる意欲は

生きる意欲ですね。

 

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