夫婦で漢方薬生活
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漢方薬とはいったい何者!
これまで前編後編の2回にわたり、漢方医学のルーツをたどってきましたが、
本日は漢方薬とはいったい何者かということについてお話をします。
漢方薬とはいくつかの生薬の組み合わせによるお薬であります
漢方薬以外のもので、民間薬というものを巷でよく聞かれるかと思われます。
この民間薬というものを分かりやすく言えば、一つの材料で構成されているものです
例えば、はとむぎ茶などです。
はとむぎと言えば、漢方薬でもお馴染みのヨクイニンですが、これは単数です。
漢方薬にも民間薬にも該当するものであると思います。
私自身も漢方生活の中で数年前に一度服用しましたことがありますが、イボなどに効果のあるお薬です。
イボはイボでもウイルス性のイボがその適用となっています。
しみなどから変化してなる老人性のイボに関しましては効果がないようです
私自身がそうでしたので…その他にも、いろいろとあり、スッポンドリンクやドクダミなど、キリがありません。
何かしらの効果はあるとは思うのですが、詳しいことはわかりませんのでこの辺りでお話はお仕舞いにいたします。
漢方薬と民間薬の違いは、分かりやすく言えば、材料の数が単数か複数かということであります
また、皆様がご存じであると思います、
お腹痛に効く正露丸はもともとクレオソートという生薬を主成分としておりましたから、(今現在は複数の材料の組み合わせからなるものですが、)民間薬として分類されます。
漢方薬と民間薬の違いはというと区別が少しつきにくいもののように思われます
民間薬とは伝統的に庶民の間で言い伝えられてきましたものでして、単数の薬用植物や生薬をある特定の症状に対して用いたお薬です。
漢方薬のように理論体系化がされていなく、症状に対して何となく大雑把にとらえて用いるケースが多い特徴があります。
その観点から考えましても、漢方薬は古代中国から伝わり日本独自のものとして発展して理論体系化されていますので安心して用いることができるのではないでしょうか
民間薬を否定するつもりは全くございません!漢方薬も民間薬の一種であると思いますので…
我が国、日本のお薬は医療用医薬品と一般用医薬品の2種類に分けられますが、
保険診療で使用されているかどうかの違いです。
要するに、医療機関で医師の診察を受けて処方されるお薬が医療用ということになります。
あとはそれが病院内で処方されるか、病院外で処方されるかということだけです
『処方せんはスギ薬局』というCM でお馴染みですよね。これは院外処方ということです。
医療用医薬品は健康保険が適用となりますので、安心・安全に使用することができます
もちろん、お薬でありますので副作用等が現れることはありますが、
薬事法で厳しいチェックを通り抜けてきています
一方、一般用医薬品は、医師の処方せんがなくても自由にドラッグストア(薬店)等で購入することができます
これは登録販売者でも販売することができます。
一部におきまして薬剤師しか販売することのできない第1類医薬品というものもございますが、ほとんどの一般用医薬品は登録販売者でしたら販売することができます。
風邪を引いて病院に行くのは少々面倒くさいがお薬だけは欲しいといった時に大変便利であると思います
このようにドラッグストアを利用する時は是非ともその店の登録販売者に相談をして購入をしていただきたいと思います
一般用医薬品におきましては自己責任となっておりますので、少しでも安心かつ安全にご理解・ご納得をいただいてからのご購入をお奨めします
登録販売者試験を合格しました者の立場からのご提案です。
どうかよろしくお願いします
副作用等のリスクを少しでも回避するためのものとお考えください!
また、漢方薬は医療用医薬品、もしくは一般用医薬品のどちらに該当するのでしょうか?ということに関しましては、どちらにも該当します。
例えば、私自身が今現在用いています当帰芍薬散はドラッグストアでも販売されていますし、医師の診察で処方されることもあります。
メーカ等の違いにより多少成分量が異なることがありますが、基本的にはほぼ同じ内容のものです。当帰芍薬散は当帰芍薬散です!
以上のことをまとめますと、
漢方薬というものは、薬草など自然のものを用いたお薬の総称で、
医療用医薬品でもあり、一般用医薬品でもあり、
古く伝統を受け継いだ民間薬でもあるということです。
長々と書き記してきましたが、これが漢方薬の正体であります
おわり