母がかける掃除機の怨念?笑 | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」


いつからか、我が実家には
"毎週日曜の午前中に掃除機をかける"
というルールがあった。


平日は、

ほうき、
ダスキンモップ、
雑巾、
クイックル

などで、主に祖母が掃除をしていた。

わたしは廊下のダスキンがけは好んでいたのか、たまに自分からやってたな。



掃除機をかけるのは母。



日曜を除いて母は働いているため、おそらく休みの日である日曜の午前に家中掃除機をかける というルールができたのだと思うが、詳細はよく分からない。



他の曜日時間に掃除機がかけられたのは、
記憶の中ではお皿が割れたときか、
懐かしい水銀の体温計を割ったときくらい。

(わたし、よく割って怒られました。
ふって温度計戻す時に机の角とかに当ててパリーン!
毎回同じパターン 笑
今の若い子は水銀の体温計使ったことなかったりする!?)



母が掃除機をかける日曜の午前が
わたしは大っ嫌いだった。



イライラしながら(に見えていた)、
「ちょっと!!!そこどいて!!!」
と指図されて(いたようにわたしは思ってた)

我が家に稀にしかない静かな時間が消えたり、
集中力を切られたりして、もう本当にうざかったから。



だから、
日曜の午前に掃除機の音が鳴り始めると
わたしの中に
「はぁ…」
と憂鬱な気持ちがすぐに生まれ始め、

「どかないと(怒られる!)!!」
とハッとなって、

その場にいてはいけない
どかなくてはいけない
邪魔しちゃいけない

といった、なんだかそわそわした気持ちがわいてくる という習性がつく。



掃除機の音
 =なんかしないと!とそわそわ焦り出す

というmy方程式、my習性。



いよいよ母が掃除機をもって和室にやってくると、嫌な顔をしながらわたしは勉強道具を持って部屋を移動したものである。

(わたしの部屋を作ってもらえたのは中2で、部屋をつくってもらえなかったわたしは和室やみんなが寝静まってからは洋間で勉強をしていたため自分の部屋で勉強するクセがつかず、和室を主な勉強場所としていた)


そうか、
だからか。



掃除機の音、
嫌いじゃないけどあんま好きじゃないのは。

(↑これは今わかった笑)





でね、
掃除機の音がなると(夫が掃除機をかけ始めると)

「どかないと(怒られる!)!!」
とハッとなって、

その場にいてはいけない
どかなくてはいけない
邪魔しちゃいけない
何かしなくちゃ怒られる!

とそわそわした気持ちがわく

というクセは、今もわたしの中にうっすらと健在している。



というのは、
こんな時間(今日の夕方)にいきなり夫が掃除機をかけ始め、今それを感じているからである。



日曜の午前が掃除機
となっていたわたしは、
夫がこうして突然(日曜の午前以外に なんだろうね)家中掃除機をかけ出すと

こんな時間に掃除機!?なぜに!?

と一瞬思うクセが未だにある。



そしてそれよりも

その場にいてはいけない
どかなくてはいけない
邪魔しちゃいけない
何かしなくちゃ怒られる!

の方がまだ強く、夫が掃除機をかけ始めるともう、そわそわとやっぱりちょこっとしちゃう笑






今日はパソコンをたたんで、
「わたしも何かするかね〜♪」
こんな時間水回りの掃除とトイレ掃除をしてきたのであります。



わたしの中では
やっぱり 掃除は午前
なんだろうね笑



実家、育ちの影響で。



普段は

"夫が掃除機をかけ始めても
どかずにそのまま仕事をし続ける"

というのによくチャレンジしてるよ。



だって夫は母とは違うから、
どいて!
とキレないし、
あんたも掃除か何かしろ!
と言わない。



夫が突然好きで掃除機をかけて、
すっきりしてテレビを見たり仕事をし始めてるから。



掃除機をかけているといって、
わたしも何かしなきゃいけない!

という、

したい
ではなくて

ねばならない
という呪縛を手放す練習を夫の掃除機タイムにしてる

ってこと笑



掃除機の音
 =なんかしないと!とそわそわ焦り出す

という習性を手放すため

と書くとわかりやすいかな?


↑わたしの家の中の、わたしのすきな数ある一角のうちの一つが、この洗面台の右奥のココ 笑
ハンドケア品とプリザーブドグリーンのこの色の組み合わせがお気に入りでして…





掃除機をかけるのは好きじゃないけど、
水回りの掃除はすき。



洗面台?を劇落ちくんで磨いて、
セスキとキッチンタオルで鏡を磨き上げる。



ピカピカは気持ちいいし、
心がすっきりする。



わたし、行き詰まったときに水回りの掃除をすると、解決策が出てきたりするんだ☺︎


↑このシールがうまく取れず、隠すために珪藻土コースターを敷いてる 笑
生活感が出るのが本当にイヤ〜。


今日は掃除機の話だったけど、

こうやって
わたしは一つ一つ
実家の謎のルールだったり
呪い(っていうとインパクトある?)
から自分を解放?をして、
自分を確立してきた。



そして今だって新たに気づくことがあるし、
気づいたら向き合って、
こんなふうに日常生活の中で実験にして手放したりしている。



とても生きやすくなったし、

今でも手放していく度に
さらに生きやすくなっていく心地よさを感じる。



幸せは本当に天井知らずだな って思うよ。



だからみんなも、
気づいて手放していったらいい。



それは自分次第で
いつからだってできるし、
この記事の中でも同じようなことを書いている☺︎







余談だけど…


わたしは勉強をしていれば怒られなかった。



いや、怒られにくかったな かな?

(勉強をしていれば母は怒らない。
それは、「勉強してるわ」と、むしろ気を使って別室で静かにしていてくれるから、わたしの心は平和が訪れやすいため である。
勉強ではなく、我が心の平和のためである。
ご存知の方も多いだろう、わたしはめちゃくちゃ習いごとに行かされ、週6習い事だった忙しい小学中学時代を過ごしているが、勉強をすること、優等生であることで自分の価値を図ってきたタイプ泣
無条件の愛がほしかっただろうよ)



わたしは家事などの手伝いは滅多にせず、
勉強をすることで(もちろん "勉強してるふり" してること多数ね!)静かな空間をつくっていた。



反対に、
お手伝いをしていれば褒められるからか、
もしくは勉強が嫌いだったからなのか弟は

「なほ(わたし)とちがってよくお手伝いをするいい子」

と、我が家で当時権力を持っていた祖母から褒め称えられていた。



わたしはこうして、祖母からは
"お手伝い"
を基準に弟と比較され、
「なほはなんもできん」
とことあるごとに言われ続けていたのである。



反対に弟は、
"勉強"
の面を基準に、母から厳しく言われていたのかもしれない。



でもわたしと弟はとても仲がよかった。



友人たちからもよくそう言われていて、
弟と大学時代に撮ったプリクラは、顔が似ていないせいかカップルによく見られていてね☺︎

(弟はどちらかといったらしょうゆ顔?で全く似ていない。
ファッションセンスは姉のわたしが言うのもなんですがとてもよく、ストリートスナップに載ったことがあった。
なんだっけ、スパイガールの男の子版みたいなやつ。
まだあるのかな?なつかしいね)



大人になって話してたけど、
弟は、勉強ができたわたしにコンプレックスをも 
ってたみたい。



けれど、でも仲はとてもとてもよかったんだよね。

今はもう元気に仕事に復帰し、車の運転もしていい という許可も2年前におり、今では三人の男の子のパパです☺︎
当時心配して下さったみなさん、本当にありがとうございます。





わたし自身には
この仕事をしているとよく相談に聞く、

親が自分じゃない兄弟姉妹ばかりをひいきする

 というような
"兄弟姉妹間格差"
という悩みはなかったけど、この手の悩みは本当によく聞く。



からくりが分かるとみなさん納得されるし、
兄弟姉妹に対してあったわだかまりが消える人多数。



人生は本当に自分次第だから、
安心してほしいな。







さて、今夜もセッションがありますが、
その前に夕飯つくらないと…☺︎



主婦モード入れて、
また仕事モードに戻ります。



久しぶりにこういう記事書いたけど楽しかった!