高学年のときから二十歳まで、わたしがずっと悩んで隠していたカラダの悩み。② | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」



美容整形外科のお世話になったとき、
術後、本当に患部が痛かったり色がすんごかったりしました。

固定するのだけど、それも大変だった
大変すぎたのか実はあまり記憶がない…
毎晩クリームを塗らなきゃいけないのだけど、それを弟が見てびっくりして、「宇宙人…」って言ってたあの顔は覚えてる 笑
色がすごかったんだろうね 笑





抜糸にいかなきゃいけないとかで
手術が終わってから何度か通うのだけど、
看護師さんが患部の膿?だか何かを出してくれるの。



で、これが
涙出るくらい、
超絶痛い…泣



痺れるような痛みが走る…





当時、

ちょー我慢星人
人に物を言えない星人
人前で泣くもんか!星人

だったわたしも

こればかりは、
「ううう、痛いです…」
って、半泣きで訴えたほど…



だけど、
その看護師さんは聞いちゃくれなかった。



「痛いよね。


でもね、 
これをしっかりやらないと、
痕が残るの。
 

そしたら嫌だよね。
 

女の子だから、
痕に残ってほしくないの。


(傷痕残らず)きれいになってほしいの。


すごく痛いよね。


でもごめんね、
今はがんばって、我慢してね。


がんばろうね」


って。







ああぁ、
今書いてて涙出てきた。



看護師さんの愛が、うれしくて。





本当にあのとき痛かった。



でも、
この人は
「痕が残った人を見てきたんだろうな」
って思って、

涙じわじわ出しながら、
「痺れるよ痛いよ… 早く終わって…」
って思いながら、 

わたしは何回かその看護師さんがしてくださるマッサージを我慢し受けました。







で、
どうなったかというと、 
じーっとみないとオペした痕がわからないくらい。



そう、
きれいだと思う。



看護師さんが言っていたように、
コンプレックスになるような傷痕
なんて、全く残らなかったの。



あのときのすんごい色も
ちゃんとなくなった。



だから、
すごくすごく感謝してるんだ、
あのときの看護師さんに…


あのとき、
「つらいからやめてほしい」
とか
「やさしくして」
って言いたかった。
 


でも、
言わなくてよかった。



看護師さんの愛を、
すごく感じられたし、

わたしは長年の悩みから解放され、
傷痕に悩むことなく生きられてる。





後になればなるほど思うの。



あのときとても痛かったけど、

あの看護師さんは

わたしの 今 ではなく、
わたしの 目先の痛み ではなく、

わたしの未来(の幸せ)を
すごく思って
今すべきことをしてくれたんだ

って。






わたしはとても弱くて、
とても怠惰で小さな人間だから、
目先の苦楽から解放されたがる傾向がすごくあって、
目先のことに振り回され、
未来のことを見つめられず
おかしな選択をしてしまうことも多い。



前よりは少しはマシになってきてると思うけど、
つい目先の快楽や苦楽に振り回され、
「今すぐ楽にして!」
というものに飛びついて、

自分の力を育てて
自分でどうにかできる心を育てられずにきたなぁって、数年前思ったことがあります。



だから、
今すぐ楽になりたい!
という気持ちもとてもわかるけど、

大切なのは、
これからずっと一緒に生きていく自分自身を育てていくことが、遠回りのようで近道なのだと思っています。



甘やかすだけじゃなく
甘いことを言ってくれる人だけじゃなく

自分らしい未来のために、

今ちょっと痛い思いをすることや
痛い指摘をしてくれる人の大切さは
やっぱり必要だな

って、受け容れられたことがあります。



今を楽にするためだけか、
未来のためか、
両方か

立ち返り
自分に問うのを繰り返さないとなぁ

なんて思います。







自分を大切にする
というのは、
甘やかすこと とはちょっと違う。



そして、
ちょっと痛いところも通ると思う☺️



そもそも、
これまでしてきた考え方のクセを変えるのは、
ぼーっとしてて自然に変わるものじゃないし、
誰かが変えてくれるものでもなく、
自分で取り組み始めることがやっぱり大切。







そんな、
看護師さんの愛を思って、
ブログに美容整形のことを書いてみた☺️








会いたいなぁ…



今どこにいるんだろう、
看護師さん。



15年前、
本当に本当にありがとうございました。



わたしは楽しく、
あのとき我慢していたオシャレを楽しんで
今を生きています♡