幼少期の習い事から振り返る、”楽しめない” ”続かない” パターンを | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」


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母娘関係研究所

加藤なほです。

 

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わたし、5〜15歳までいやいやピアノに通っていたことがあります。



母曰く、
「ええぇ、あなたが習いたいって行ったから保育園のとき連れてったのにー!」






娘にはそんな記憶はなく、もはや事実はなんなのかわからない…






とても忙しい小学生だった。


週の中で、習い事がないのはたった1日だったと思う。


当時は、
「ドラゴンボール、最後まで見たいのに!!」
って気持ちとか、
「なんでこんなに忙しいの!?」
と思ってた。


泣いて辞めたいと言っても聞いてもらえないこと多数なので、諦めて通ってたというのもある。



水曜日、
ドラゴンボールの途中、19:15くらいで母の運転する車に乗らないと、ピアノレッスンに間に合わない。


長引くセルとの戦い、
長引く魔人ブウとの戦い、
「ひっぱるなぁ」
と子どもながらにテレビの戦略?に首を傾げながらも、それでも見たかった。


「おっす、おら悟空!」
で始まる、予告まで見たかったよーぅ涙





ピアノの先生は厳しくて、爪がちょっとでも長いと、ピアノあるあるだけど、怒られる。


爪は短い方がわたしは好きだからいいけど、怒られることのが多くて、ピアノはわたしにとって、

”好きなんだけど好きじゃない
長いことやってるけどうまくならない
ストレス発散の楽器
でも音色はとても好き”

というものだった。





家での練習は、弾ける曲ばかり弾いてた。


弾けない曲、弾きたくない曲は、楽しくないんだもん。


好きな曲を弾いてばかり、レッスンでやるべき曲の練習は5分ともたない。


そんなダメダメな生徒だった。





今だからわかるけど、
弾けない自分、
つまり、
できない自分を許せなかったんだと思うんだよね。


わたしは、
”すでにできること”
をずっとし続けるクセが今も根強くて、
これは、何かをさらに探求したりさらにレベルを上げたりする部分では役に立ってると感じるけど、

逆を返すと

何かにチャレンジしようとする気持ちがわきづらいということが起こったり、
できない自分を見なくて済むからある意味ラクで、できることのみにしがみつくという執着や余計なプライドが生まれてしまう

という難点もあると自覚してるつもりではいて…



全ては表と裏だから、いいこともあれば悪いこともあるのだろうけども、うまくバランスをとっていきたいなと思う部分でもある。







ダンスも、学生時代から大人になってからも、いろんなスクールにいったし、いろんなジャンルの体験レッスンに行った。


ずっとずっと、安室ちゃんが好きなのは、ダンスする姿がかっこいいからというのもあるし、

保育園に入る前のわたしは、とても無邪気で歌いながら踊っているお調子者だったから、踊るのは多分そもそも好きなんだと思う。


けれど、ダンスもことごとく続かなかった。


それもピアノと同じだな  と個人的には分析していて、できない、(他の人に)ついてけない自分を見たくなくて、行ってみては辞めを繰り返してたんだなと思う。


マンツーマンレッスンが主流のピアノと違って、ダンスは複数で習うものがほとんど。


比較相手がたくさんいるから、下手くそな自分はもう耐えられない。


最初は、
安室ちゃんだって、
保育園時代、保育園に行けずに(すでにこの時期わたしは人間関係でつまづいた)見てたマイケルジャクソンだって、
踊れなかったはずなのにね。





「超少人数のクラスで、先生がみっちり見てくれたらいいのにー」

と言いながら辞めていたのは、
超少人数のクラスで先生がみっちり見てくれてら、他の人との比較も生まれにくいし、先生が手取り足取り見てくれたら、できない自分を見ることも少なくなるからだな  と後で分かった。





悪いことじゃないだろうけど、
余計なことを気にし、
人目を気にし、
見たくない自分を見ないよううまく避け、

最大の目的である
”楽しむ” 
に意識を向けられなかった自分というものが、もうたーくさんいたんだなぁと、数年前に、こうして習い事を振り返りながら気づいたことがありました。

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ハタチから2年間、バイト代でジャズピアノを習いに通っていたこともあって、
ライブハウスで弾かせてもらう機会もあったのだけど、やっぱり腕は下手だった 笑


そもそも、
「自由にアレンジとかアドリブきかせてて、その場でベースとドラムとセッションとかできたら楽しそう!」
とずっと憧れてたジャズピアノだったけど、

やってみたら、コードをみて自分でアレンジすることがわたしにはとてつもなく難しく感じた…


”楽しむ” ではなくて、
”ちゃんと” が勝ってしまったのだろうね。

”ちゃんと”
って何やねん!って、かつての自分に突っ込みたい…





たぶん、
クラシックのような、譜面通りに弾く方が ”(わたしには)ちゃんとしてて” 楽で、

コードを見て自由にアレンジするジャズは、”べきべき” で親のレールに乗って生きてきた時間が長いわたしにとっては、苦手な自己主張のようなものでちゃんとできなくて、とても難しかったんだろうな  って後で分析した。


これもさ、
他の楽器とのセッションとか楽しみたい!!
ってはじめたのに、それ忘れて、

アドリブをちゃんと弾かなきゃ
とか
練習でまたできる曲ばっかりやっちゃう
っていう自分の幼少期からのパターンで、自分で自分を楽しめなくしてたよね 泣







これらは心の勉強をして分析できたことだけど、今こうして仕事でセッション(ここでのセッションは ”カウンセリング” の意味ね)をしてると、同じようなループにはまって、

”楽しそう!”
ではじめたことや始めたいと思っていることが続かなくなったり、一歩が踏み出せなくなってる人って割といる。



そういうのも1つずつみていくと、
どうってことない、手放してもいい自分のクセ、パターンが無意識に引き起こしていて勘違いしてるだけってこと、よくあるんですよね。



みんなもっと楽しめるし、楽しんでいい。


”できない”
と感じてしまうのには理由があるけど、
その理由もちゃんとあなたなりの根拠があって、分析できたらするっと手放してチャレンジできたりするよ。

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心のブロックを手放しながら、こうして大切な仲間のおめでたい席で弾かせてもらえるのはとてもうれしい♡
吐きそうなくらい緊張はするけど笑





…という、
からの
ピアノ
からの
習い事で思い出した、夜中のとりとめもない記事でした









 

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