HahaCoLabo(ハハコラボ)
の続きです。
家を出たほうがいいか
という悩みは実は表面的なもので、
その奥に、本人が本当に抱えている理由があったりします。
先日おはなし会に来てくださったある女性は、家を出たほうがいいのかということをご相談下さったのですが、
お話を伺っていくと、家を出たいと悩む理由は、お父様の顔を見ると(気配を感じると)、完了していないかつての記憶を思い出し、嫌な感情を感じるからということでした。
わたしたちは、
”今”
起きていることが、かつての嫌な記憶として、自分の中に完了せずに残っているかつての出来事と同じだと脳が判断したとき、
一瞬にして
”過去”
になります。
例えば、
母親に似たような上司や知り合いになんだか心がざわざわしてしまうとか、嫌な感じがするとか、
フラッシュバックと言われるようなものもそうで、瞬時に記憶が蘇り、そのときと同じような心情感情、体の反応が出てしまうのです。
わたし自身、幼い頃よく母親から頰を打たれていたので、今でも誰が顔の前でふと手を挙げると、叩かれる!と体が認識するのか、ビクッと体に力を入れて構えてしまう体の反応パターンを持っています。
彼女のお父様はお酒を飲むと手がつけられなくなることがあったり、見ず知らずの人に怒りをぶつけてしまうような方で、
弟さんへのあたりがとてもきつかったそう。
そんなお父様から、弟を守り切れないと彼女が見ていたお母様に対しても、
彼女もまた子を持つ母親である立場として、
「どうしてあのとき弟を守ってやらなかったの!?
わたしだったら絶対子どもを守る」
と、お母様へも、大切な弟さんへも、様々な感情を抱えていらっしゃったのです。
そして、来年を心地よく迎えましょう。
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代表 加藤なほ