人の心というものは、成長段階があります。
自分のステージに合わない本を読むと、
イラついたり、ますますネガティブに陥ったり、余計傷ついたりすることももちろんあります。
時として本の選択を間違えると、さらにしんどくなることもあるということです。
わたし自身の話になりますが、
2013年の春頃、
まだわたしが母と絶縁していたとき、
とある超有名な作家さんの本を読んだときに起きたことを書かせてください。
その本は親子関係や生きづらさなどに特化したものではなかったのですが、とある章に、
”親との関係はよくしておいたほうがいい”
というくだりがあったんです。
そのフレーズを目にした瞬間、
わたしはどうしたと思いますか??
「テメーもいうんか 怒」
(お前まで親と仲良くせー というんか。
お前はそんなこと言わないと信じてたのにこのクソじじいめ!!! の意 涙)
わたしはその著者にぶちギレて、
本を机に
バァァァン
とおき、
その作家を心の中でディスりにディスり、
そこでその本を読むのをやめたことがあります。
(ひどい 泣)
今思うと、
親との関係が完了しているほうが幸福度が高いのはわかるので、その著者さんがいうことは理解できます。
しかし、当時はまだ心の成長段階が低く、 苦しい段階にわたしはいたため、
その本の作者の方はわたしをわかってくれてない!!
と勝手に思ってしまったんですよね…
(わたしと会ったこともないのでわかるはずがないし、そもそも本というのは著者さんが読み手をある程度設定して書くものであり、その設定から外れたわたしからムカつかれたって困るわよね 泣)
そんな体験がありますので、
お客様が読まれる本、本の選択も、
段階に合わせてしっかりお伝えできるようにしています。
が、
もしあなたが選んだ本、
もしくは誰かに勧められた本で、
「この本読むのキツイ…」
という本に出会ったときは、ひとまずこうしましょう。
苦しくなってまで
無理に読まないこと
です。
なぜかというと、
もう少し先にいったあなた
が読むべき本である可能性があるからです。
今は少し早いのかも
ということです。
HahaCo Labo
母娘関係研究所
加藤なほ