失敗談…本を読んで自分を変えるときの注意 | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」

 

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母娘関係研究所

加藤なほです。

 

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自分を変えたい
 
現状をどうにかしたい
 
と思ったとき、
本に頼る人って多いと思うんです。
 
 
 
けれど、
本を読む際に、
 
”本を読んだって、
わたしはどうせ変われない”
 
と思っていると、
本当に本を読んでも自分を変えることが難しかったりします。
 
 
 
 
 
 
 
 
わたしの話になってしまいますが、
わたしがそのことに気づいたのは、
 
 
 
毒母を許さない!!
 
あいつのせいで人生が狂った!
 
わたしの人生を返せやテメー!!
 
 
という殺意にまみれた時期をすぎ、
 
 
 
毒親である母から精神的に解放されなきゃわたし幸せになれない…
 
夫まで不幸にする
 
このままじゃ子どもだって育てられない
 
アダルトチルドレンを卒業しなきゃ…
 
はっ!!
親としてちゃんとした人間にならなきゃ!
(と焦って親業を勉強しに行ったり)
 
 
と必死になっていた時期をすぎ、
少し落ち着いたようなときでした。
 
 
 
 
 
「あぁ…
わたし自身を、根本的に変えないといけないんだな。 
 
そっか、自己肯定が足りないんだ…
 
自信をつけなきゃいけなかったんだ
 
母がどうこうでは、なかったのか…」
 
 
と、
 
数ある毒親本、母娘関係本、
アダルトチルドレン本、依存症系の本を読みあさりまくり、
 
苦しくて辛くて
泣いて泣いて泣いて、
 
精神科に行き、
カウンセリングを数回受け、
 
ようやくそれをつかんだときでした。
 
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読んだって変わらないし!
 
って思っていたから、
わたしは参考書を買ってはやり切らずにすぐ次の参考書をまた買うという、
受験生みたいなことをしていたんだなぁと気づいたのです。
 
 
 
 
 
これじゃまるで、
 
読むだけ中毒…
 
解決ゼロ。
 
 
 
 
 
解決する気は確かにあったのでしょうが、根本的には変わりたくなかったんだろうと思います。
 
 
人には恒常性というものがあって、
変化を求めるのを嫌がるところがあるから。
 
つまり、
本当は変わりたくなかったんだろうなそのときは…
 
 
 
 
 
毒親本などは特に、解決策のページが後半であることが多いんですよね。
 
 
そこにたどり着く前にわたしは激しく落ち込み、
魂が抜けていることが多くありました。
 
 
 
理由はこうです。
 
 
 
自分と同じように悩んでいる方の話を最初に持ってきている本が多いため、
最初の部分を読んでは自分を投影し、
 
 
「わたしもこれじゃん…」
と自分のことのようにして捉えすぎて凹み、
 
 
未来に明るさをさらに見い出しにくくなり、
 
 
(まじめな本ですので)深刻に書かれているものが多いため、現状をより深刻に捉えてしまい、
 
 
ますます未来に明るさを見い出しにくくなっていき、
 
 
後半の解決策を読もうとしても、すでに気持ちが落ちている状態、
 
 
解決策を読む、解決に向けてできることから取り組むエネルギーは、もはや果てしなくゼロに近いという…
 
 
 
 
 
だから、
 
後になってですが、
 
 
「毒親育ち??
大丈夫!!
変われるよ!!
わたしも変われたから、安心して!」
 
 
と思えるような、 
 
体験者の方が明るくリードしてくれるような本に出会えたらよかったなぁ
 
なんて思うのですが、
 
 
その一方で、
 
悩んでいる真っ最中、
母への殺意に満ちていた真っ最中に、
そのような明るいタッチ?の本に出会っていたら、怒り狂ってその本を踏みつぶしていたかもしれないな…
 
という気持ちもあったりします。
 
 
 
 
 
しかしそれを覚悟で書いた本でもあります↓
 
◼︎著書「ワタシの母は、毒親でした。」
〜アダルトチルドレンの娘と過保護で過干渉な母の6年間戦争〜
元恋人からのDV、母への殺意、絶縁、結婚…どう自分を回復させたのかを綴っています。
 
 
 
…話がとてもそれてしまったけれど、
言いたいことは、
 
 
この本を読んだら、
わたし変われるかも
 
本でわたしは変われる
 
という視点で読んでみてください
ということを言いたいのです。
 
 
 
 

 

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