子どもは、
特に幼少期の頃は、
親は神様のような存在で、完璧な人間だと無意識に思ってしまう。
幼少期の子どもにとってこれは生きていくための本能かもしれないですが、幼き頃は親を嫌うことができません。
なので必死で親を愛そうとするし、
受け容れようとする。
日向も、
母の言葉に複雑な気持ちながらも、
その言葉を受け取ろうと、
お母さんはわたしのことがだいすきだからいってくれてるんだと思おうと、
お母さんが書いた”明日の約束”を守ってきたのかな?なんて思いながら見ています。
「いっぱい言いたいことを我慢して、
ときにやりたいことも諦めて、
がんばってきたのかな…」
と思うとともに、
彼との交際を母親に話せなかった背景もなんとなく見えてきましたよね。
切ない…
読者のみなさんはどうでしょうか?
恋人の存在や仕事での出来事など、
母親に素直に打ち明けることができていましたか?
過保護・過干渉タイプの母親を持つ方の中には、
「母に話してもわかってくれないから、次は絶対話さない!と思うのにまた話してしまって、このパターンを繰り返してしまう…」
という方や
「どうせ否定されるから、最初から話さない」
という方もいるかもしれません。
いずれも、《おはなし会》でも上がったことのあるあるあるトピックです。
一方、
あの日記は日向の母親にとっては、”良かれ” という愛情なのでしょう。
(でも、日向には少々理解し難いであろう部分だったでしょうね)
”いい子に育って欲しい”
という思いからのものだと思いますが、
母親が子どもに過剰な期待を寄せると、
子どもの心を混乱させたり、
子どもの自尊心を破壊させたりし、
その後の人生に大きく影響を残すことにもなる。
この日記のラストの言葉に、
”愛情(日向にとって愛情と感じていなそうだったので、この言葉が適切か難しいところですが)を使っての子どもへのコントロール”
をわたしは感じてしまう。
おそらく母親は無意識であり、
そしてこの母の行為は、そのまた母 日向の祖母とのことが絡んでいるのでしょう。
「あなたのことを思って」
「あなたのために」
「あなたのことが心配だから」
「あなたのことを大切に思っているから」
という言葉は、親にとっては本音だとは思いますが、過剰となると子どもは苦しくなることも…
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