こんばんは、
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(内観のプロはこんな人)
本日もブログにお越しいただき
ありがとうございます^^
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日々カウンセリングや内観プログラムで
ひとりひとりのクライアントさんと
深くこころの中を一緒に向き合っていますが
人のこころって本当に不思議で
神秘的だなと感じずにはいられません。
むしろ、人間ってすげーな。
時間を掛けて自分と向き合い
適切なケアをしていくと
人ってこんなに変わるんだな
と毎回のように感じています。
わたしのところに来談される方は
恋愛やパートナーにおいて
相手の言動ひとつで
「愛されてない」
「大事にされてない」と感じやすく
それゆえ、怒りが沸きやすかったり
不安になりやすく、感情が安定しない。
時には相手に感情的になってしまい
関係がギクシャクしてしまうこともある。
共通して、お相手の言動を
自分の存在価値
=愛されてない、大事にされてない
認めてもらえない
と結び付けて考えてしまうため
一度気分が悪くなると
衝動的、感情的に動いてしまったり
相手を無視するなど攻撃的になってしまう。
こんな状態に苦しまれています。
そして
人に優しくなりたい。
人を愛せるようになりたい。
どうして攻撃的になってしまうのか、自分が怖い。
感情に振り回されて疲れる。
必ず、こういった話をされるのですが
もしかしたら、あなたにも
似たような状況にあるかも知れませんね。
ところが、わたしの内観プログラムを受け
正しい方向で自分と向き合っていくと
どの方も、辛く、苦しい状況から少しずつ脱却していき
・感情的に突っ走って失敗する
・嫌なことをずっと考え続けて疲れてしまう
・大切な人との関係がギクシャクする
こういったことを自分で止められたり
自分の気持ちや考えを素直に伝えたり
相手がどんな気持ち、考えをしているのか
相手の話をちゃんと聞くなど、
話し合う、対話ができるようになっていきます。
関係が壊れるのではなく
関係がより深まる方向にもっていけ
結果的に良好な関係に改善されていくのです。
個人差と、その方がどれだけ素直かによりますが
これまでの臨床経験から
4~5か月目あたりで
変化が見え始めることが多いです。
これまで何名かの
変化の様子をお伝えしてきましたが
なぜ、どのクライアントさんでも
このような変化を生み出せるかというと
考え方の幅を広げ、相手の気持ちや
相手の状況を想像したり
自分のことは横に置き
相手を思いやることが
自然とできるようになるからです。
私が独自に生み出した内観メソッドをベースに
コツコツと自分と向き合っていくことで
自分の中にそういう側面
例えば、相手への共感性、
相手を許す気持ち
してくれたことに感謝する気持ちなどが育っていき
相手の言動の中に
自分を大切に想ってくれている言動や
ネガティブな思い込み
考えの中に隠された
相手の好意、愛情などに
ふっと、気づけるようになるからだと
わたしは思っています。
私のカウンセリングでも
相談内容ナンバー1でもある
恋人やパートナー
周囲の人の言動を悪くとってしまう。
愛されてない
大事にされてない
嫌われた
認めてもらってない
自分の存在価値に結び付けて捉えてしまい
これがトリガーとなってしまうと
感情が暴走し、コントールできなくなる。
この部分を改善する方法を探してみると
ネットや本には
・考え方の幅を広げましょう
・相手の気持ちや
相手の状況を想像しましょう
・相手にしてもらったことに感謝しましょう
と提案されていることが多いですが
「それができないから困ってるんですけどー!!」
と感じることはないでしょうかぁぁぉぁ!!
考え方の幅を広げる。
相手の気持ちや
相手の状況を想像する。
(相手の立場になって考える)
相手にしてもらったことに感謝する。
これらは簡単、すぐできそうに見えますが
実際は時間を掛けて
育てていくものであると知って頂きたいです。
考え方の幅を広げる。
相手の気持ちや
相手の状況を想像する。
(相手の立場になって考える)
相手にしてもらったことに感謝する。
こういったことができるようになるには
いくつかの通過点があります。
例えば
・自分の陥りやすい考え方、思いこみなど
自分をよく知り
自分の問題点(弱点、欠点)を
素直に認めること。
じゃないと悪い言動をなおそう!とはならないから。
・自分の心の根底に
自己否定の気持ち、
自分が嫌いな気持ちはないかどうか確認し
あるならそれを少しでも緩める努力をすること。
→自己否定が強いうちは
相手のことを思いやる余裕が生まれないから。
・自分の感情を感じられるよう
抑圧するクセを緩めていくこと。
→自分の感情がわからないと
人にも感情があるとわからないから。
・自分だけの考え方、解釈に固執せず
第三者(心理士、カウンセラーなど)の
フィードバックを取り入れること。
→じゃないと考えがひとりよがりになるから。
などなど
いくつかのステップが必要で
段階的に人の心は変わっていく。
ちょっとずつ、人への思いやりや想像力など
共感性が育っていき
ある時、補助なしの自転車にすっと乗れるみたいに
意識しなくても自然とできるようになり
結果として、感情が安定し、穏やかになる。
大切な人にも優しく接することができるようになる。
こういった変化のプロセスを踏む
クライアントさんが多いです。
愛着障害やアダルトチルドレンなど
何らかのトラウマがある方は
相手に譲ったり、配慮するなどの
優しさはもちろんありますが
反面、強い自己否定や
人に愛されたい
親に求めるような愛情を
恋人、パートナー、友人んなどに渇望するなど
自分のことで一杯一杯で
相手のことまで考える
余裕がありません。
そんな状況で、
相手の気持ちや
相手の状況を想像しようとしても
相手にしてもらったことに感謝しようとしても
自分の欲求の方が上回ってしまうのではないでしょうか。
さらには、普段から自分の感情を見ないよう
抑圧するクセがあり
自分の感情や
自分はどうしたいのかがわかりません。
このため
これをしたら傷つけちゃうだろうな。
嫌な想いをさせてしまうだろうな。など
相手の気持ちを想像することは難しく
相手を傷つける言動を止めるための
抑止剤が働かなくなります。
いつも衝動的で、感情的に動いてしまうため
自分の感情を感じるようにする。
自分にどんな反応パターン、
言動パターンがあるか
自分を知ることから始めなければなりません。
問題はさらに複雑で
自己否定を緩める努力をしようとしても
そもそも自分で自分を否定し、
自分を嫌っている状態に気づいていなかったり
気づいても、それを認めていない。
人に感情的になってしまうことなどが辛い、
苦しいと感じていても
それを問題だとは思っていない。
つまり、自分に落ち度や問題があると
素直に認めていない。
このように、心の状態が
「気づかない、認めない」であると
自分と向き合っても拒否状態に陥ってしまうため
いつまでも自分に意識が向かず
彼が!会社の上司が!親が!
思った通りにしてくれない!と外に向いてしまう。
考え方の幅を広げようとしても
「わたしは間違ってない!」
「自分を否定された!」と受け取ってしまい
新しい考え方、見方
専門家など、人の意見を取り入れずらくなり
1年前と同じ悩みがあり
1年前と同じことを言っている...
辛い状況も
自分の反応も根本的には変わってない。
こんな状況になってしまうんです。
このため、
相手の気持ちや
相手の状況を想像したり
相手にしてもらったことに感謝し
本当の意味で相手を思いやれる
優しい自分になるために、本当に大切なことは
自分自身とまるで親友のような関係になるために
自分に対して素直になっていくこと。
自分と向き合う時の拒否状態を解除していき
まずは自分自身を適切にケアしていくこと。
これがすべての土台になるとわたしは思っています。
この土台がないと
自分のことを置いて相手を思いやったり
相手の立場になって考えるとか
相手の気持ちを想像するとか、ちょっと無理。
こういった類のことは
自分自身にできていないと
他人にはできないものだからです。
あなたの場合はどうですか?
人のちょっとした言動や
相手が期待通りのことをしてくれなかっただけで
感情が乱れ、怒りが沸いたりを続けていくと
お互いが傷つき、疲弊し
信頼を失い、満たされない関係にしかなりませんが
相手の愛情や好意に気づき
それを素直に受け取れるようになったり
相手を思いやれる優しい自分になれれば
色々なことがうまく回り始めるでしょう。
こういった相手への共感力、思いやる力を
少しずつ育てていきませんか?
なりたい自分は
小さな1歩の積み重ね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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