この記事のテーマ:
彼に過剰に期待しない、
求めない恋愛をするにはどうしたらいいかについて解説しています。
こんにちは^^
いつもブログをお読み下さり、
ありがとうございます。
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(内観のプロはこんな人)
彼氏・恋人に期待、求めてしまう理由
彼のことは好きだけど、
例えば夜、
寝る前に「おやすみ」の一言をくれるような
気遣いが欲しい。
仕事や何か悩みを話しても
「前向きに考えたら?」
「そんなに深く考えなくても大丈夫だよ。」
と軽く言われたり励まされるだけで
寄り添ったり、共感してくれない。
わたしは彼が辛い時とか
けっこう話聴いてあげたりしてるのに。
もっとわたしへの気遣いや
寄り添い、優しさが欲しい。
わたしのことが大事じゃないから
そうしてくれないのかな。。
こんなふうに、気づいたら
彼に気遣ってもらうこと、
優しくしてもらうことを求めてしまい
それがないと、傷ついてしまう。
普通なら、こういう時はこうするのに。
なんでこうしてくれないの!?
と怒りが沸く。
わたしが大事じゃない。
大切じゃないからそういう扱いをされるのかな。
寂しさや悲しみを超え
だんだん彼を信用できなくなり
感情的になってしまったり
自分から関係を壊すような態度をとってしまう。
こんなふうに、恋愛しても
彼に過剰に期待し、求めてしまい
彼から思った言動がないと怒ってしまうなど
関係が悪くなることを繰り返してませんか。
実はカウンセリングでは
この類のお話が本当に多く
わたし自身もかつては
彼を思い通りに動かしたい欲の塊でした。。。
彼のことを信頼したい気持ちと
大切にして欲しい気持ちに板挟みになり
それを何日にも、何カ月も続けていては
気持ちが苦しくなってしまいますよね。
なぜ、「気遣い」や「寄り添い」をはじめ
恋愛において、欲しい言動を彼に期待、
求めてしまうことを止められないのでしょうか。
恋愛において、欲しい言動を彼に期待、
求めてしまうことを止められない理由は
無自覚に、自分に対し
特別な配慮をしてもらうこと=愛されている証
になっている部分があり
それゆえ、彼に期待、求めてしまう。
自分を愛したり、大切にすることができないぶん
相手から関心をもらったり
大切に扱われることで
自分には愛される価値があると安心したい。
そんな心理が隠れていると私は考えているんです。
愛着障害の方のカウンセリングをしていると
この「特別扱い」を
恋人やパートナー、夫だけではなく
職場の同僚や友人
カフェやレストランで接客を受けるなど
社会サービスを受けた時など
色々な人に対して求めている傾向が強く
それゆえ、人を厳しい目で見てしまう部分があり
色々なことがうまくいかなっていると
私は考えているんです。
・店員さんの接客が思ったものじゃなく、
自分を雑に扱われた気がして気分が悪くなった。
・彼に家事をお願いしたけれど
やり方が要領が悪く、
自分の持った通りいできてなくて、イライラした。
あなたにも
思い当たるフシはないでしょうか。
これは普段から
色々な人に期待や過剰に何かを求めている部分はないか
気づいてもらうキッカケになればと思い書いてみたのですが
そんな時こそ自分を知り
自分を変えるチャンス。
彼、夫、家族などが思った通りの言動をくれない。
期待していた分、落胆してしまう。
なぜなの?と怒るのではなく
いったんそこから離れて
それだけわたしはこれまで
人のために生きてきたのかもしれない。
と自分で自分を労り
自分への愛情を取り戻しませんか?
期待、求めることが多い恋愛・パートナーシップ特別扱いを求めてしまう理由
恋愛やパートナーシップにおいて
過剰に期待、相手に色々求めてしまうのは
私が専門としている愛着障害が原因で
引きこされています。
自分の中に埋められない愛情飢餓感があったり
そのままの自分で愛される価値があると
自分で自分を受容できておらず
その不足感を彼に愛され、認められることで
自分という人間を確立させたい。
この問題が改善されていないから
誰と付き合っても、また色々な人に
こうするべき!なんでこうしないの!
普通ならこうするでしょ!
と自分の正しさを前面に出してしまう。
理論的には成立すると思うのですが
それだけには限らないし
もっと複雑な想いがそこにあると
カウンセリングをしていて感じることが多いです。
恋愛をすると、彼やパートナーに
特別扱い、特別な計らい期待し
愛されたいと求めるのは自然な感情。
大なり小なり、持っている欲求だと思います。
話は戻りますが
愛着障害が根底にあるわたしたちには
自分で自分のことをいいと思えない。
自分が嫌いだったり、好きになれない。
その部分があるから
人に嫌われてしまうのでは?
愛されないのでは?という不安や恐怖心を
潜在的に抱えているため
人に合わせることで愛されようとしたり、
好かれようとしてきた。
人柄ではなく能力を高めることで
見捨てられないようにしたり
人に認められるよう頑張ってきた。
という共通点があります。
具体的には例えば、
・(子供の頃)親の期待に応えてきた。
・子供の頃から人の求めていることに
応えようとしてきた。
・勉強などを頑張ってよい成績を取ることで
見捨てられないようにしたり
親が胸を張れるような存在になろうとしてきた
これ以外にも子供の頃から
大人になった現在まで
血が滲むような努力をされてきた方が本当に多い。
それを良い方向で使えたら問題は起きないですが
自分が積み重ねてきた努力や頑張りと同じこと。
もしくはそれ以上のことを相手に期待、求めたとき
恋愛やパートナーシップを始め
色々な人間関係が悪くなってしまうのです。
その理由は
あなた自身が過去にすごく頑張って、努力して
人の期待に応えてきたり
他人にそれを与えてきた事実があって
だから、あなたもできるでしょ?
私にやって当然でしょ?
こんなふうに
自分の価値観や生き方が
投影されているだけだからです。
平たく言うと、
自分のやり方を相手に押しつけていたり
自分の中では当たり前だから、
相手にもそうして欲しい。。。
相手を自分の延長上にみてしまうからこその悪癖
こんな表現ができるかと思うんですが
少し見方を変えると
それだけこれまで
あなたは自分ではなく
他人のために気遣い、寄り添い
他人の期待に応えることで
その人の感情のお世話を頑張ってきた。
もともとの気遣いや寄り添いレベルが
人よりもかなり高くなっている。
でも
彼や夫、他人にはそれができないし
それをする必要はないことが理解できていない。
それをしたら依存の関係になってしまうことも
その過剰な人への気遣いや寄り添い
相手に期待し、求めることは
不健全な関わりであるとわからない。
だから
彼や夫など
こころの距離が近づく関係になると
それを強く求めてしまい
それが叶わないと
自分がこれまで人に色々やってきた
過去のことを重ね
わたしはいままで
人のために頑張ってきたのに
どうしてあなたはしてくれないの?
悲しい、落胆
相手への大きな怒りをもち
そう思ってしまう自分への落ち込み。。。
こういった感情に支配され
ハッピーでいられなくなってしまうんです。
あなたが悪いわけじゃない。
でも、あなた本来の優しさが
あなたを苦しめる形になっている。
これは自分が損ですよね..
恋愛における特別扱い、彼への期待、求める気持ち
過剰な「気遣い」や「寄り添い」
思いやり、優しく接してくれることなど
特別扱いを相手に期待、求めがちなあなたは
例えば、過去の親子関係や
友人関係などで
・親の愚痴を聞いてあげてた
・親、人の期待に応えようとしてきた
・親、人を喜ばせたようとしてきた
・相手を不快にさせないよう気をつかってきた
・輪を乱さないようにしてきた
・いつも相手に譲ってきた
こんな努力をしていませんか?
自分の本心を犠牲にして。
そのとき
・本当は、自分のことも気に掛けて欲しかった。
・本当は、わたしを尊重して欲しかった。
・なんでわたしばかり
気を遣わないといけないの?
・たまにはわたしの言い文も聴いて欲しい。
こんなふうに不服とする気持ちや
自分を尊重して欲しい気持ちがあったのに
それにフタをして
笑顔で応える。
人が不快にならないよう
細心の注意を払い、いい子を演じる。
本当は苦しいのに。
本当は嫌なのに。
その閉じ込めたあなた自身が
あなたのこころの中に残り続けているから
彼の言動や、彼以外の人の言動など
色々なことがトリガーとなり
現実世界であなたの心に
ノックノックしているのではないでしょうか。
もし、当てはまるのなら
今こそ、あなたがあなた自身を見つめてあげて
過去のあなたの努力、頑張りを
しっかり労ってあげて
あなた自身が
人のために自分を犠牲にして
頑張らなくていい。
必要以上に気を遣ったり
寄り添ってあげなくてもいい。
とまず許可してあげたり
なぜ、彼に期待し、求めてしまうのか。
どんな自分があなたの心の中にいて
どんな理由からそうなってしまうのか。
無意識の世界を見つめることが
期待しない、求めない恋愛をする秘訣です。
もしかしたらあなたは
彼に愛されたい!ではなく
これまで人のために頑張ってきたわたしをわかってほしい!
かも知れません。
自分が人のために
たくさん頑張ってしまうのを緩めると
単純に同じように彼に求めなくなる分
彼に期待、求めてしまう
重女から卒業でき
彼と一緒にいても
ちゃんと愛されてる!と安心できるし
気遣い=愛情表現
にはならないため
彼のちょっとした言動に
ネガティブになることがなく
気持ちが安定していきます。
わたしはわたしでいい!と思える
揺るぎない自信を取り戻し
ダメなところもふくめて
自分で自分を受容し
彼に愛されることで
わたしはわたしでいいんだ!と安心するのではなく
自分で自分を認められるよう
少しずつ、自分の感情のお世話は
自分でできるようになっていきませんか?
人のために頑張ってきたあなたなら
自分のためにも頑張れるはず。
幸せになる力はあるのです。
それでは長文になりましたが
最後までお読みくださり、
本当にありがとうございました。
<彼への期待を手放し幸せな恋愛をする方法>