最近読み終えた小説でドキッとした記述はこちら。
なるほど無害かもしれないが、不安にさせられる相手ではあった。まず、いろいろなことを独りでやるというあの異常な性癖。独りでやるのは実質的に何もしないのと同じことだ。だって独りでできることなんて何があるだろう（もちろん眠るのは誰でも独りでやるが、いつも眠ってばかりはいられない）。本当に何があるだろう？ ほとんどない。
（すばらしい新世界）
オルダス・ハクスレーの「すばらしい新世界」という小説は、1932年に発表されたSF小説の金字塔で、ディストピアもののSFの走りです。同じようなテーマで代表的な作品はジョージ・オーウェルの「１Q84（©️村上春樹）」じゃなくて「一九八四年」があります。
どちらも機械文明の行き着く果ての世界を描きます。その流れの中に例えばSF映画「マトリックス」もあります。
「まといのば」本家主宰はブログでもセミナーでもよくこの「すばらしい新世界」を紹介されていて、未来を知りたいならSFを読むようにおっしゃいます。下手に科学の啓蒙書を読むよりは、SFの、それもスケールの大きい物語を読むと脳に刺激を与えます。
c.f.『はじめまして！キズナアイですლ(´ڡ`ლ)』の既視感、モスクワにアンドロイドの娼館が開業？！ 2018年04月29日
c.f.大きな目標に向かっているすべての人は狂人扱いされます。たとえ最後には正しかったとわかる場合でもね 2020年12月10日
そんなSF小説の金字塔に、いま僕たちが真摯に考え、そこから脱却しなければとジタバタしていることについて、サラッと書かれていました。この小説は何回か読んでいるはずなのに、スコトーマが外れて僕たちの元を訪れました。
なるほど無害かもしれないが、不安にさせられる相手ではあった。まず、いろいろなことを独りでやるというあの異常な性癖。独りでやるのは実質的に何もしないのと同じことだ。だって独りでできることなんて何があるだろう（もちろん眠るのは誰でも独りでやるが、いつも眠ってばかりはいられない）。本当に何があるだろう？ ほとんどない。
（すばらしい新世界）
僕たちが映画「すずめの戸締まり」以来取り組んでいるテーマは、「すばらしい新世界」でも描かれている自力からの脱却です。いや人類史というマクロな視点でみれば、イエスや釈迦の時代からの人類の課題でしょう。
c.f.ふいに苦笑するように環さんは言う。そのずっと背後には、雨を吸い込み続ける暗い海がある。 2022年12月09日
c.f.自分の頑（かたく）なな性格を溶かすには、『自力』の閉回路を加速させて自壊させること。 2022年12月14日
円環に閉じたエゴイズム・自力の思想から脱却し、他者と交わり他者と助け合う共生と絶対他力に覚醒することで、僕たちは楽に気持ちよく生きれますし、自力で閉じているとどこかで頭打ちを迎えるゴールの更新もしやすくなります。すなわち他者という現状の外にいる存在に機能を果たすことをそのままゴールにしてしまうということです。
本質的には、僕たちは宇宙にひとりぼっちです。それを苫米地理論では「一人一宇宙」と言います。
「まといのば」本家ブログではよくリドリー・スコット監督の「悪の法則」を喩えにそれを解説されます。この映画も脚本も恐ろしくて僕は観るたびに読み返すたびに震えますw
c.f.世界を実際以上に暗いように言いたくないが、世界が闇に沈んでいくとき世界というのは結局自分自身だ 2022年07月11日
c.f.彼らは楽しんでいるわけではなく、必死で生きているのです。遊ばなくては死ぬのです。（スマナサーラ） 2022年07月13日
最初は一人一宇宙に閉じていると何でもできて楽しいものです。めくるめく美女や美男と遊んだり、映画に主演として出たり、アーティストのように大観衆を熱狂させたり、テニスのウィンブルトンで優勝したり、パリ・オペラ座の舞台で踊ったり、自分一人の閉じた妄想だと何でもやりたい放題です。
だけどそれもしばらくすると飽きてきます。全部思い通りなんてつまらなくなります。
そのとき僕たちはその「寂しさ」を自覚し、その寂しさから逃れたくなります。そのときに立ち現れるのが、他者の存在です。
自分以外の宇宙が存在することを認め、ときに彼らの力を借り、ときに自分の得意技で彼らに機能を果たすことで、その瞬間は「寂しさ」を一瞬忘れられます。その一瞬は永遠のように感じますが、実際のところ永遠は短い。
なのでまたあの瞬間を味わいたいとより高度な機能を果たしたいと願い、僕たちは能力の輪（©︎ウォーレン・バフェット）に留まり、それが導くゴールの更新や新しい領域のゴール設定に勤しむようになります。
c.f.自分の能力の輪がわかっているなら、そこにとどまっていればいい（ウォーレン・バフェット） 2019年08月06日
おそらく、まともな人生はそれの繰り返しなのだろうと僕は思います。
苫米地理論では情報宇宙の一人一宇宙に閉じこもりそれに飽きることで生じる「寂しさ」が、我々が共有している物理宇宙を作ったとされます。
c.f.宇宙はさびしいからできたのか？ 2011年05月31日
せっかく他者（他の宇宙）と交わるために物理宇宙ができたというのに、自分だけの情報宇宙に閉じこもる人がいかに多いことか。そしてそれはメタバースの技術の発達によってさらに加速していくと予想されます。
でも本質的な喜びは他者との関係性の中にしか生じないし、ゴールも能力の輪も他者との関係性の中に生じるものです。なので自力のエゴイズムに閉じている限り、それを得ることができないでしょう。
最近はうちのメンバーも自分が自力に閉じていることを自覚して、そこから脱却しようと動き出しているように思います。いつもは事が終わった後に事後報告しかしないメンバーが早めにSOSを出してきたり、文章を書いたので読んで欲しいとドアをノックしてくるメンバーもいます。
日々のLINEでのやり取りでそれをサポートしていきたいですし、セミナーやセッションではさらにその自力の思想を壊して他者と交わることにフォーカスできるようにお手伝いしていきます！！
3月からスタートの気功ニューフェイス講座（ウェビナー）では、シン・TENETとジャーゴンされる最先端の理論のパラダイムから、気の玉・結界について理解し実装していきましょう！！
メンバーも結界を張らずに文章を書くと手間取り結界のありがたみがわかったとフィードバックをくれましたが、結界が張れるようになると生産性がゴリゴリ上がっていきます。自分のwant toな営みがより稠密になっていくのを感じるでしょう。
『模倣気功団』のセミナーではリクエストいただいた嫉妬（ENVY）と、それと複雑に絡み合っているように僕には見える鬱や抑圧からの脱却方法を伝授していきます。具体的には気功技術の中にうつ状態を実現する「黒い結界」というものがありますので、それでまず鬱の状態を体感しましょう。気功技術を通じてその状態を把握しておければ、いざ自分やクライアントがその状態になったときに瞬時にその判断を下せます。
鬱がいかに身体を強張らせ心を固めていくのかを知ることは（あるいは思い出すことは）、これから他者に機能を果たす上でも重要になります。その上で、鬱のカラクリを知り、そこから脱却するための技術も学んでいきましょう。
そして我々を苦しめる嫉妬の緑のつた（＠オセロー）を外す気功技術もワークしましょう。ここ数年僕はこの気功技術ばかり使ってセッションをしていますwみんな嫉妬で攻撃されて結界を壊されて心と身体を壊されて生産性を下げられてしまっていると思う今日この頃です。
どちらの講座も大盤振る舞いで、高いところを狙っているとは思いますが、今の受講生の熱意なら大丈夫かなと思います。ゴールと情熱をぶつけられると燃える性質なので、ぜひガンガン来てください！
お申し込みお待ちしております！！
【気功ニューフェイス講座「いまさら聞けない気の玉・結界」】
【対面セミナー日時】 3月5日（日）15:00～17:00
【場所】 zoomによるウェビナー
【受講料】 15,000円（銀行振込/Paypal）
【受講資格】ブログ読者
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから
【『模倣気功団』セミナー「嫉妬・抑圧・鬱とサヨナラ」】
【対面セミナー日時】 3月19日（日）15:00～17:00
【場所】 新宿の貸し会議室（受講生に個別でお伝えしております）
【受講料】 20,000円（銀行振込/Paypal）
【受講資格】ブログ読者
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから
パーソナル・セッションもお待ちしております！！セミナーの日程が合わない方はセッションでもオーダーメイドでお伝えします！！
【メンタリングのパーソナル・セッション！】
【概要】気功技術「能力の輪」を通じたゴール設定と更新のサポート、必要とされる脱洗脳の施術および理論などの解説
【場所】 新宿の貸し会議室（受講生に個別でお伝えしております）もしくは遠方の方はオンライン
【料金】 90分×6回 150,000円（銀行振込/Paypal） 60分単発・15,000円（銀行振込/Paypal） 120分単発・29,000円（銀行振込/Paypal）
【受講資格】ブログ読者
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから
