そんなつもりじゃなかった側臥位 | ありがとうの力:在宅介護のリアルな挑戦

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脳出血で倒れ寝たきりになった夫、四肢麻痺、気管切開、胃ろう、褥瘡(予防)の24時間在宅介護日記です

こんにちは。

 

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このブログでは

脳出血での四肢麻痺、気管切開、胃ろうで

要介護5、身体障害1級、寝たきりの夫の

24時間介護生活のリアルを綴っていきたいと思います。

 

 

先日のリハビリで夫は

端座位7分間クリアしました!


もちろん背中をPTさんが支えながらではありますが、

首がガクンと落ちることもなく

(時間の経過で下がり気味にはなりますが)、

背中も思ったよりしっかり立てていました。


それまでは1分くらいでむせたり、

3分くらいで首がかなり下がってやめたり

そんな感じだったのに


今回は端座位7分!すごいすごい!!


と思いつつ、、、、、

素朴な疑問。


背中の筋肉をつけたくても

EMSは現実的にできないし、

それ以外に背中を鍛える方法は分からない。


でも割とキープできているのはどうしてだろう??


という疑問をPTさんにぶつけてみたところ、

「普段やってる側臥位ポジショニング効果では?」とのこと。


え、そーなん?そうなのかな?

まあ、言われてみれば、側臥位の体勢保持に

背中や腰の筋肉使ってるのかもなー、

ポジショニングが役立ってるなら嬉しいなー、


と嬉しく思いつつ、

後日、訪問鍼灸の先生にも、

リハビリ報告がてらお伝えしたところ、

こんな話を聞きました。


人は歩くためには、

赤ちゃんが歩けるようになるプロセスを

段階ごとに身につけていく必要があり、


側臥位ポジショニングは、その中でも、

赤ちゃんの寝返りの動作に近いと。


首が座る

→ 寝返りする

→ お座りする


というプロセスだとすれば、

この寝返り動作で、

体幹の筋肉をつけており、

それが座る力をつけると。


なるほど、なるほどー!!!


でも、、、、


側臥位ポジショニングが、

そこまで重要で大切なものだとは

正直、思っておらず、


去年のユニリハさんとお話しした時


当時しばしば出ていた夫の眼振は、

左右の方向感覚がついてないことが原因と思われるので、

積極的に側臥位ポジショニングをするといいと言われ、

そこから意識していたことでした。


たぶん体幹の筋肉などの話も

してくださってたとは思うのですが、

私の頭にちゃんと入ってなくて、、、


でも、そうして考えると、

本当に側臥位ポジショニングって重要で大事ですね!!


重要性が理解できてなかったにも関わらず

毎日コツコツ続けてきて良かった!

もちろん今後も続けますが。


側臥位は寝返り動作に近いと聞いて、

側臥位にするプロセスを見直しました。


それまでは、えいって一気に

身体を起こしちゃってましたが、


頭を動かす動作

肩を浮かせる動作など

段階ごとに分割して、繰り返して、

その動作ができる筋肉が育つように

工夫しながら側臥位にしていこうと思います!


それにしてもポジショニングは奥が深すぎる!


ポジショニングはまさに、

ベッド上でも、資格がなくても、

毎日できるリハビリ!!


夫よ、ポジショニングで身体鍛えるよー