住宅屋であるので、もちろん「オール電化システム」の何たるかは理解している。

しかし、このシステムの存在を知った当初より、
こんな詐欺まがいのシステムが売られていることが良いのかと思っていた。

ここに来てやっと少しまともになるかも知れないシステムが出てきた。

「ヤマダ電機、家庭用リチウム蓄電池の販売を開始」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000032-impress-ind

オール電化システムの何が詐欺かというと....
話しは長くなるのだが、まず、エコロジーとはなんら関係のない点。
しかし、「トータルの光熱費が安くなる」ということとエコロジーを混同させて、
オール電化システムを国と電力会社と家電メーカーがグルになって
間違ったイメージを植えつけたことは、明らかに詐欺に値する。

オール電化システムの問題の核心は、
24時間という短いタイムサイクルでは電力の生産調整が出来ない
ある意味不効率な発電システムを作ってそれを改善しない怠慢な電力会社と
その電力会社を指導できないアホな国にある。

電力需要のピークに合わせて電気を生産すると、需要の変動についていけないから
どうしても、電気があまる。今まではそれを捨ててきたわけだ...
ところが、これを「格安深夜電力」として住宅市場で販売する案を誰かが思いついた。
かくして、各家庭に超巨大な電気ポットが設置され、使い切るかどうか分らない
大量のお湯を毎晩沸かしている。
結果的に光熱費が安くなれば、誰も異を唱えるものは居ないと思ったか?電力各社!
私は当初から気がついていた。
この「オール電化システム」って結局電力会社の儲け戦略でしかないことを。

このシステムを喜んで導入している家庭にも問題はある。
既に、日本人は自ら考えることを放棄してしまっているので国のお墨付きがあれば
盲目的にそちらに走るのも分らないでもないが....

本来、私達は必要なときに必要なだけエネルギーを使えばよい。
その使った分だけの料金を払えばよいのだ。
本質は「ランニングコストを最小に(光熱費を安く)」にあるのではない。
エネルギー問題や地球温暖化を考えなければ、「ランニングコスト最小化」で
よいのかもしれないが、現代は違う。まず一番に考えなければならないのは、
「エネルギー使用量の最小化」である。

その観点からオール電化システムを考えると、間違った方向性のシステムであることは
火を見るよりも明らかである。

24時間というサイクルで生産調整の効かないシステムが、今までは「効率的なシステム」
として導入されてきたのだろう。このシステムを有効に生かすならば、各家庭で、各家庭の負担で
エネルギーを変換して貯蔵し、消費するシステムを強要するのは、正しく詐欺行為だろ。
皆さん、そろそろ目を覚まそう!

電力会社がやるべきは、余った深夜電力を自ら貯蔵し昼間のピーク時に備えることではないのか?
もちろんやっているだろう。水力発電とかね。でも足らないからこそ、オール電化システムを
積極的に導入しているのではないだろうか?

本来は、そのオール電化システムまでを電力会社が電力会社の設備として各地域に配置する
のが正論だろう。生活者としてはあくまで使用した量のエネルギーに対する対価を払うだけ。
不効率な生産システムのツケをなぜ私達に強要するのか?

以前、と言っても数年前だが、新潟の原発が災害で使えなくなった時期に東電の社長が
雑誌のインタビューで語っていた。
「これからもオール電化は推進していく」と。
それはそうだろう。自分達の不効率なシステムから排出されるゴミを一般家庭の人が買って
くれるのだから....

多分、これは電気を生産する者としての認識が間違っているのだろうね。

やっと、このオール電化システムがまともになりそうな気配を感じるのは、
電気を電気てして貯蔵する「蓄電システム」が出てきたからである。
ただし、これを各家庭に設置すべきは、もちろん電力会社でなければおかしい。
私達は、あくまで使った分だけの電気料を払えば良いだけであり、
不効率な生産システムのツケを払わされているという意味では、この蓄電システムの導入においても
電力会社の横暴は変わっていない。

なぜ、このことに関して言及する人がいないのか不思議でならないが、
単に私が異端なだけか?
今年の夏は色々と厳しそうである。

電力需要が今以上に高まるとまた"計画停電"が復活する。
特にピークを迎える夏場は、停電必死だろう。
昨年のような酷暑となった場合、停電は人命に関わる。

そう、今回の事象は全て"人命"に関わってくる。
それが見えてない人があまりにも多い。

「蓮舫氏、自販機悪玉論に反論」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000506-san-pol

これなど、ことの重大さを理解していない人間の代表だろうね。

これまでの計画停電はなんとか乗り切れたさ~
予告された停電であるなら、なんとかなった。
しかし、夏場は厳しいぞ~
冷房ってどんなに停電前にフル運転させていたところで、停電に
なればあっと言う間に室温上昇。
平年並みの気温であっても、計画停電が発動されれば、
熱中症に罹る人は昨年の非ではないだろう。

多分、自販機を止めた程度では追いつかないのかもしれない。
それ以上のことをやらなければならないのに、検討すらしない。

蓮舫氏と言えば、"仕分け"で名を上げた人。
仕分けって結局責任も実行力もない会議。
そんな場であるからこそ、あそこまでのパフォーマンスが出来たのだろうね。
「1番でなければダメなのか? 2番でもいいのでは...」
あの台詞を聞いたときには、ひっくり返るほどびっくりしたが、
なぜ今回の節電については、ザッパリやらないのだろう?

つまるところ、蓮舫氏では役不足であるということだろう。
今度の節電対策は待ったなしであり、これに失敗すると確実に逝ってしまう人がでる。
そういう責任重大なことには、全く切れ味が悪い。

どうやら、政治にも企業にも頼れないようだ。
結局、ネット上だれでなく、実生活の上でも「自己責任」においての行動が必要なようです。

まずは、原発問題。それから福島の復興なのだが、東京電力管内在住者の方々、
避暑地に疎開する必要があるようです。
福島に来ませんか? 避暑地とまでは言わないが、エアコンなくても死ぬほどではない。
多分まだ社会問題化してないが...

この状態からの復興を考えるときに重要なことは
「意・職・住」だと思う。前回のブログにも書いた。
で、私のフィールドとしては「住」。

"住"に関する今後を考えてみた。

避難場所は、仮のさらに仮の住まいであり、「住まい」ともいえないレベル。
まずは、早急に仮設住宅などのプライバシーが守られ、とりあえずの
「我が家」と呼べるスペースを整備することが大切だろう。
しかし、これについては既に行政が手をつけている。

もちろん、我が福島はまず原発問題を解決しなければならないのだが、
福島沿岸が全て避難対象地区ではない。
福島県としては原発が第一かもしれないが、手を付けられるところから
復興の第一歩を踏み出すべき。

私が今危惧していることは、「新築工事中での被災」というケースや
新築途中での工事中断、さらには、建材等手に入らないなかで、
工事が送れ、工事代金が入ってこないという状況で資金繰りが
悪化した建築会社が倒産してしまうというような、未完成物件の問題がある。

既にあらゆる建材が手に入りづらい状況であることは、ニュースネタにも
なっているから、ご存知の方も多いだろうが、工事中物件が被災してしまったり、
工事途中で工期が延びたり、最悪建築会社が逝ってしまった場合の
施主が負う負担はかなり大きい。

多分、この問題は表面化することは無いのかもしれない。
それ以外の大きな問題がありすぎるから...

だからこそ、私のような人間がスポットを当てなければならないのかと考えています。

まぁ、現段階でまだ何もできはしないのだが、相談には乗れる。

もちろん、建築会社が存在する限りは、その建築会社とよく相談して、
工期の遅れとか、それに伴う負担増の問題とかに対応してほしい。
だが、建築会社も被災している場合がある。
そういう人たちはどこにも相談できないだろう。

私一人の力は、非常に微力なのだが、一緒に考えることはできる。
"住"に絡む件で問題があれば、まずは相談してみてほしい。
福島の復興には原発の沈静化がキーとなってくる。

しかし、原発の沈静化を待つ必要もない。
風評被害でゴーストタウン化しているといわれているいわき市だって、
そのほとんどは30km圏の外。他県の復興に遅れることなく、速やかに
復興の作業を始めていいと思う。

喜多方の避難所である押切体育館でボランティアしながら考えたのだが、
この避難して着た人たちが、また、居を構え平穏な日常生活をするために
必要な条件ってなんなのだろう?

人が人らしく生活するための最低条件が「衣・食・住」だとすると、
復興のキーワードは「意・職・住」なのではないだろうか?

意:モチベーションと言ってもいいが、避難者・被災者が「もう一度この町でがんばろう」
という意欲が一番大切であると思う。そういう意欲を持ってもらうための方策があるのだろうか?

職:もちろん職業。生活の糧を得なければならない。沿岸部に戻りたくないとしても、何らかの
職に就かなければいつまでも避難所暮らしというわけにも行くまい。
自身の再就職のためによくハローワークに行くのだが、市役所や県の出先機関が臨時雇用の
求人を出している。避難者に優先的にその臨時雇用の口を回してはいかがだろうか?
政府からのお金、義援金、保険金など色々とお金は入ってくるだろうが、住まいがなくなって
しまった人たちにとってはいくらお金があっても足らない状況が続くと思う。

住:もしかしたら、まずはこれが一番優先順位が高いのかもしれない。避難所暮らしのなかで
将来のことなんか考えてられないと思う。仮設住宅でもよいから、「我が家」と言えるような
プライバシーが確保できる空間があって初めて「意欲」が出てくるのかもしれない。

まずは、国や県、市町村などの行政が動くのだろう。では民で出来る何かはないのか?
福島県の危機にあって、幸いに会津地方は大した被害はなかった。
他県の救済策はニュースネタなどになるが、もう少し「会津」も何かできるはずである。
もちろん、色々とやっている。
喜多方にしても、市の職員などが交代で避難所の運営に当たっているし、
ボランティアについても人数的には充分な数が確保されている。

一歩、話しを進めて、会津への移住希望者等募ってもいいのかも知れない。

焦る必要はないのだが、考えてみよう。
昨日と本日の2日間、ボランティアの依頼があったから押切体育館に行ってきた。
確かにボランティアの登録をしていたし、当初は率先してやっていたから、
もちろんボランティア活動やりますよ。

でも、喜多方の避難所の場合、大してやることはない。
炊き出しをするわけでもなく、食料などは役所管轄のような感じであまりお手伝いすることないし、
物資が入ってくれば仕分け等するのだが、この2日間は特に物資の補給もなかったしね。

市役所と社会福祉協議会の方で上手くやっているという印象なので...

ボランティア希望者も多く、先週はボランティア活動を見合わせていたのだが。

なかなか、仕事量とボランティア希望者のマッチングということも難しいので、
社会福祉協議会でコントロールするというのも分るが、
依頼に応じて参加するボランティア活動って、モチベーションが上がらないね。

でも、また依頼があれば、もちろん頑張ってやるのだよ。

ただ、色々な意味で次のステップを考えていかねばならないね。