- なぜ宮崎駿はオタクを批判するのか/荻原 真
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
読了というかかなり飛ばし読みになってしまった。
また無駄な時間を費やしてしまったようだ。
この本は、結局何を言いたかったというかどういう意図で編集されているのか?
芸術作品に対しての「解説」ってどの程度必要なのだろうか?
その作品を目にする(耳にする)者の立場によっても違うだろう。
例えば、「のだめカンタービレ」という漫画でクラッシック音楽の授業風景が
描かれているが、作曲家がその楽曲を作曲したときの時代背景や心情を
理解しようとする議論が交わされている。
それは、その曲をより深く理解するために必要な作業なのだろう。
ただ、それを一観衆として聞く側の人間にとってはどこまで必要な情報なのだろうか?
この本では、宮崎作品のことが事細かに解説されている。
「この部分の対比にはこんな意味がある」とか、
「この作品のこの部分は、過去のこの作品と類似性がある」とか...
それらが、どれほどの意味を持つのだろうか?
例えば「冷たい水と暖かい水」という項などでも、主人公の心情と画面の構成が
対比されている部分の解説なされているが、それは「理論的解説」をうけて、
「なるほど~、そういう対比なのか」と理解する必要は、私達観衆にはない。
いゃ、そんな解説は不要である。
理論的に頭で理解するのではなく、もしかしたら計算し尽くされた画面構成、
場面の対比であっても、私達としては無意識のレベルで、その対比を感じていれば
いいだけである。
明確に理由は付けられないが、「あのシーン。良かったよね」でいいのではないだろうか?
私自身、どちらかというと工学系の頭脳なので、自分の興味がある分野では
もちろんトコトン理論的に深く考えることもあるが....
だから、この本が面白いと思う人にとっては面白いのだろうね~。
飛ばし読みになってしまったので、もしかしたら、この本の最後の最後で、
私のとってもこの本を読んだ意味がある文章があったのかもしれないが、
私にとっては1500円の価値のある本ではなかった。
まぁ、図書館で見かけてろくに中身も確認せずにとりあえず借りてきた本だったから
懐は痛めていないのだが....
