今回の原発事故もソニーの個人情報流失も、問題の本質は「想定外」ということ。

何かを設計する場合(ハードに限らずソフトについても)もちろん色々なことを”想定”する。
要求された仕事をこなす設計はもしかしたらそんなに難しいことではない。
難しいとすると、その製品の使用環境や使われ方などを”想定”することではないだろうか?

某ゲームソフトの開発会社では、多くのプレーヤーを従業員として雇っている。
何をしているのかというと、ひたすら壁に激突するということを繰り返したりして、ソフトにバグが
ないかを検証している。プレーヤーがどのような行為をするのか…多分ソフトの開発者ですら
読みきれないのだろう。

残念ながら人間の想像力なんて、高が知れている。
その限られた能力をフルに活用してなんとか設計をするのだが、
やはり”想定外”のことは常に起きる。

それを乗り切ることでさらなる進化が得られるのかもしれない。
ただ、その代償は計り知れなく大きい。

東電や日本の原発関連企業、今回のソニーや昨年のトヨタなど
多くの企業や団体、個人などが常に想定外の試練にさらされている。
想定外の事象で自分自身が傷つくのは致し方ない。どれだけの傷を負ったかで
その人のグレードが決まってくる、という要素もある。
ただ、その裏に被害を受けてしまった多くの人たちがいることを忘れてはならない。

想定外の事象で多くの人に傷を負わせてしまった人が、とれる唯一の方策は、
その困難を乗り切り、より完璧なものに近づくことであり、二度と同様な事象で
被害をださないこと。それだけである。

そう考えると、クレーン車の自己で幼い命を奪ってしまった運転手は許される存在ではない。
同じ失敗を、それも想定される失敗を繰り返しているのだから…
そう、私は『炎の住宅屋』である。

今、ちょっとプー太郎なので、自分の正体をこうして時々叫ばなければ
忘れてしまいそうになる。

自分のことを「住宅屋」と言っているのには訳がある。

1つの住宅を建てるには、まず当然そこに住む「施主」が居り、
その建物を設計する「設計者」が居り、そしてその設計者が
書いた図面の通りに施工する「施工者」が居なければならない。

...本当にこの3者でよい建物が建つのだろうか?

実は「否」である。

10年以上住宅建築の現場で生息してきて思うことは、
多くの施主は本当に家を建てて幸せになっているのだろうか?
ということ。

我の強い設計者、とにかく売上命のハウスメーカー、言うことを聞かない大工の親方....
施主が、自分の思い描いているような素敵な家に住まえている人がはたして
どれくらいの割合でいるのだろう。

また、一番大切な資金面は誰も施主の立場ではアドバイスしない。
ハウスメーカーとかは、「どうやったら、借入額イッパイの建物を建てさせることができるか」
しか考えていないわけだし....そもそもマイホームを取得するために掛る経費の総合計の
見積がなかなか難しい。

だから、施主と設計+施工者との間に調整役が絶対に必要。
カッコのよいカタカナで言えば「プロデューサー」のような存在。

施主の好みを理解し、資金面の調整も計れてなおかつ建築に明るい。
施工者だけではなく、設計者までも手玉で取れるそういう施主サイドのプロデューサーが
居なければ、今や建築会社(ハウスメーカー)選びすらできない。

自分がそういう存在になれればという思いをこめて「住宅屋」と言うことにしている。

ただ、ビジネスモデルに発展させるには弱い。多分ビジネスにはならないだろう。

日本は、無形のものにお金を出さないような文化というか感覚がある。
一概にそれが悪いとは言わないが....

せめて、私か施工者や設計者的たちはで施主と接するときに、プロデューサー的立場でもある
ということを心に留め置いて業務に当たるようにしている。

そう、私は誇り高き「住宅屋」である。
なぜだろう、今首相を槍玉に挙げることが流行ってないか?

今、この日本で必要なことは、政府と議会と官僚と地方と役所職員と民間人とが
一丸となってこの日本を立て直すことなのではないか?

首相が頼りなければ回りがそれを補完すればいい。
一度は「この人がわれわれのリーダーである」と決めたのではないだろうか?

民主主義の世界において、民主的に決められた事柄に対して何か旗色が悪く
なってきたからといって
「俺はあのとき反対したんだ!」
って言うやつは、そもそも民主主義世界において表舞台に出てきてはだめ。

とすると、こんな奴は

「小佐古内閣官房参与が辞意 政権を批判」(Yahoo)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/kan_cabinet/?1304075287

まずアウトだろうね。批判する相手も内容もタイミングも全て間違っている。
放射線の専門家であるならなおさら、踏みとどまって菅政権が道を踏み外さないようにすべき。

同時にこの64人も、復興なんてどうでもいいと思っている人たちなのだろう。

「菅降ろしが公然化 両院議員総会求め署名活動 仙谷氏周辺にも動き」(Yahoo)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110427-00000501-san-pol

もちろん、大義名分としては菅政権の不甲斐なさからこのような集まりができた
のだろうが、要するに「このまま菅さんをトップにしていたのでは、次の選挙では
勝てない」ということの裏返しだろう?
民主党議員の方にはっきり言うが、問題の原因は菅さんではないよ。
あなた方全員を含めた民主党がまずダメで、無いものねだりする反対のための反対
しかできない自公を筆頭とした野党もダメ。
国民が一番感じていることは、「今の日本に安心して舵取りを任せられる政党も
政治家もいない」ということ。
1人で舵を切ること出来ないのだから、せめて、民主党とかの”党”レベルで団結して
今のこの日本のおかれている難局を乗り切って欲しい。

もう一度言うけど、菅さんを変えたところで何が変わるの?

今、国会で頑張っている人たちの中で果たして何人が本気で「復興」のことを考えているのだろう?
もう、パフォーマンスは要らない。

少なくとも、今菅降ろしを画策している64人は、本気で復興のことなんか考えてない。
この64人のリストは、次回の選挙まで保存しておかねばね。
やるべきことをやらない政治家なんて、要らない!!!
私の本業は「家づくり職人」である。
大工とも違い、建築士とも違う。

家を作るということは、単に建物を作ればよいというわけではない。
家作りのお手伝いをするためには、お金の計算も出来なければいけなし、
生活スタイルについてもアドバイスが出来なければならない。

私が料理を始めるきっかけとなったのも、実は、
「台所に立って料理したことない人間に、使い易い台所を設計できるか!」
という考えがあったからでもある。

現場系から出発しているのでは、発想は大工に近いのだが、
机上の空論にならないように「現場からの発想」を大切に家作りのお手伝い
をしてきた。

いっぱしの図面も書くが、建築士の資格は持っていない。

学校も建築系でないし、上記したように現場の大工が出発点だったから、
今までは必要に駆られて図面とか設計ができるようになってしまった。
はっきり言って私よりも図面らしい図面を書く建築士はそうはいない。

ただ、やはり人の財産や極端に言えば生死まで絡むものなので、資格は必要。

密かに、建築士を目指すことを決意した。

すでに40歳を超え、学校にも行かずに独学でやるしかないので何年かかるかわからないが…

原発問題で、福島はなかなか「復興」への第一歩が踏み出せない雰囲気が蔓延している。
私の住んでいる会津地方は幸いにしてほとんど被害らしい被害はなかった。
だが、なんとなく、閉塞感が漂っている。

個人的には、再就職が上手く行かないということも関係しているのだが、
その閉塞感を打開するためには、何か新しいことを無理やりにでも始めること。
そういう意味も含めて、「建築士への道」スタートします。
会津よもやっと春が来た!
会津のシンボル”鶴ヶ城”周辺の桜も満開です。


家づくり職人の復興日記-鶴ヶ城桜満開2011


この写真は数日前の晴天時に撮影しました。
例年であれば、屋台とかイベントとかで盛大なお祭り騒ぎとなるのですが、
今年は...

こんなに人の少ない満開の鶴ヶ城なんて、初めてです。

初めてと言えば、こんなキャラクターが…

家づくり職人の復興日記-お城ボくん

会津出身の笹川ひろし氏の手による会津の観光PRキャラクター
お城ボくん
だそうだ。
笹川ひろし氏はタツノコプロの顧問。
タツノコと言えば、そう、やったーマンシリーズ!

やったーマンを彷彿とさせるデザインです。
ネット上で検索してみると、評価は低いように思うが…
まぁ、よいではないか。私は意外に嫌いではない。

さて、まだまだ原発問題が尾を引いています。
会津は直接被害はないのだが、なんとなく、福島県全体が
原発問題のおかげでなかなか本格復興への第一歩が踏み出せない
感覚がある。ここは、無理やりにでも何か新しいことに一歩を踏み出さねばね。