私の本業は「家づくり職人」である。
大工とも違い、建築士とも違う。

家を作るということは、単に建物を作ればよいというわけではない。
家作りのお手伝いをするためには、お金の計算も出来なければいけなし、
生活スタイルについてもアドバイスが出来なければならない。

私が料理を始めるきっかけとなったのも、実は、
「台所に立って料理したことない人間に、使い易い台所を設計できるか!」
という考えがあったからでもある。

現場系から出発しているのでは、発想は大工に近いのだが、
机上の空論にならないように「現場からの発想」を大切に家作りのお手伝い
をしてきた。

いっぱしの図面も書くが、建築士の資格は持っていない。

学校も建築系でないし、上記したように現場の大工が出発点だったから、
今までは必要に駆られて図面とか設計ができるようになってしまった。
はっきり言って私よりも図面らしい図面を書く建築士はそうはいない。

ただ、やはり人の財産や極端に言えば生死まで絡むものなので、資格は必要。

密かに、建築士を目指すことを決意した。

すでに40歳を超え、学校にも行かずに独学でやるしかないので何年かかるかわからないが…

原発問題で、福島はなかなか「復興」への第一歩が踏み出せない雰囲気が蔓延している。
私の住んでいる会津地方は幸いにしてほとんど被害らしい被害はなかった。
だが、なんとなく、閉塞感が漂っている。

個人的には、再就職が上手く行かないということも関係しているのだが、
その閉塞感を打開するためには、何か新しいことを無理やりにでも始めること。
そういう意味も含めて、「建築士への道」スタートします。