おしゃべり会 開催しました② | NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ

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2024年4月、10年目突入。肺がん患者・家族の「いきる勇気」につながればいいなと思っています。

みなさん こんにちは

 

 

 

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さて

416日のおしゃべり会の模様を、前回に続き、お知らせします。

 

 

 

おしゃべり会は

・がん患者会シャローム 代表・植村めぐみさんのお話

・腫瘍内科医の押川勝太郎先生の質問・相談コーナー

・おしゃべり

こんな3部構成で進みました。

 

 

 

今回は、腫瘍内科医・押川勝太郎先生の質問・相談コーナー。

 

先生は医師としての仕事のほかに、NPO法人宮崎がん共同勉強会を運営され、患者サロンや勉強会を開催しています。最近では東京にも支部ができ、勉強会を定期的に開くなど、その活動の幅を広げています。「がん治療の虚実」というブログをご存知ですか。押川先生が書いているブログで、患者が知るべき内容が盛りだくさん。私、さくえもんもいつものぞいています。そこでは、いわゆるQAが展開しています。一般的な質問というよりは、ちょっと突っ込んだ質問が多いです。そこに行けば瞬時にわかると思いますが、なかなかない相談の場と感じています。

今回は先生の東京出張とおしゃべり会が偶然重なっていたため、顔を出してくださいました。「せっかくなので、質問してもいいですか?」とあつかましくお願いして質問・相談コーナー開催です~。

 

 

 

質問をひとつご紹介します。

その質問は個別で具体的なものなのですが、そこから「医師と患者で治療は作り上げるもの。患者の関わり方で治療は変わる」というテーマで答えています。そういう目線で、読んでください。

 

 

 

<質問>

私は間質性肺炎です。主治医からもう治療は難しい、と言われました。本当にそうなのでしょうか?

 

 

 

<答え>

押川先生はまず、質問した患者さんに、身体の状況を尋ねました。「咳は出ますか?」というような感じです。そして、間質性肺炎はそれほど重い状況ではないと確認した後、こう答えました。

 

 

「治療がある、ない、という話ではないんです。患者がリスクを理解し、どこまでの治療をのぞんでいるかを医師に伝えないといけないです。つまり、リスクをとってでも治療をしたいのか、ある程度のところでやめるのか、それを話し合うことが大切です。医師は患者が不幸になって欲しくはありません、そのように考えて治療を組み立てます。しかし、何が幸せで何が不幸かは人それぞれで異なります。患者自身が自分自身の価値観、どういう背景で治療にのぞんでいるかを伝えなければなりません。本来ならば時間をかけて話し合うべきなのでしょうが、現実はそうではありません。医師は多忙で、患者の意志を汲み取る時間はないと考えてください。伝えなければわかりません。」

 

 

 

医師の提案は100%確定したものではない・・・ということと思います。この場合では「リスクをとってもよい」と医師に伝えると、治療法が変わる可能性があるとのことでした。それはこの質問だけでなく、そのほかのこと、例えば抗がん剤の治療でも同じと思います。

 

 

 

「診療時間にすべてをわかりやすく話すのは、難しいと思います。なので、重要なときには、手紙を書いて渡すのがよいです。診察の前に意図が伝わりますし、看護師や事務の人もその存在を知るので、医師も無視できない(笑)誤解を恐れずに表現すると、医師を教育するつもりでのぞんでほしい」

 

 

 

 

この質問に関して二人の方の感想を書きます

 

 

★茨城のTomeさん

地方では、ああいうお医者さんはいないと思う。医者はこうしろ、と言うし、患者も医者の言うことをすべて受け入れる。医者の言うことに疑問を持っていない。そういうものだ。だからびっくりしたよ。

 

 

★匿名・女性

私は先生の意見に同意します。私自身、診察の中で、積極的に治療をしたいと言いました。そして先生もわかったとおっしゃってくださいました。そのコミュニケーションがあって、治療方針は変わり、今も治療を続けています。患者が自分の意思を伝えるのは本当に大事だと思います。みなさんにお伝えします。

 

 

 

 

押川先生の質問・相談コーナーの紹介はこれにて終わります。宮崎県、東京で勉強会を開催しています。先生のブログに開催日等あります。ご興味ある方はどうぞ(スマホでは勉強会の日程はみられないかも)。ありがとうございました。★ブログはこちら★

 

 

 

 

さて、続いてはおしゃべりのコーナーへ。

EGFRALK&ROS1、遺伝子なし、術後、家族に分かれておしゃべりしました。家族の立場の方が多く、そのグループが初めてできました。妻が罹患した場合、夫が罹患した場合、親が罹患した場合ではかなり考えることが異なるようです。

継続できればと思います。

 

 

 

おしゃべり会の報告、以上です。

次回もあります。是非いらしてくださいね。

 

 

 

 

 

毎日新聞「医療プレミア」さんに取材していただきました。

 

こちらです。見てくださいね~

http://mainichi.jp/premier/health/articles/20160415/med/00m/010/022000c

 

 

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