こんにちは。
最近WOWOWではますますたくさんの中国ドラマが放送されてますね。
私が視聴している『三体』は10月から毎月10話ずつ放送・配信されていて、今月はいよいよ最終話まで放送されます。
楽しみではありますが、終わってしまうのが今から寂しいです。
『三体』
<ストーリー>
2007年、北京オリンピック開催間近の中国。ナノ素材(マテリアル)の研究者・汪ミャオ(ワン・ミャオ)は、突然訪ねてきた警官・史強(シー・チアン)によって正体不明の秘密会議に招集される。そこで世界各地で相次ぐ科学者の自殺、そして知り合いの女性物理学者の死を知らされた汪ミャオ。一連の自殺の陰に潜む学術組織“科学境界(フロンティア)”への潜入を依頼された彼は、科学境界の“主”を探るべく、史強とともに異星が舞台のVRゲーム「三体」の世界に入るが、そこにはある秘密が……。
WOWOW公式サイトより
原作の劉慈欣のSF小説「三体」は三部作で、このドラマではその第一部を描いています。
私が第一部を読んだのはもう4年以上も前。
読み終わるのに1ヶ月以上かかったうえ、今となっては内容もほぼ忘れてる‥
読み直す気力も時間もないので以前のブログを読み返すと、当時小説を読んで抱いたイメージが少しずつ蘇ってきました。
ブログ書いておいて良かったー
主役の汪淼(ワン・ミャオ)は、しばらく前にやはりWOWOWで配信していた『始皇帝 天下統一』で主役の始皇帝を演じていた张鲁一。
何度かチャレンジしてみたものの、暗くて重い雰囲気が私は全く楽しめず(衣装まで厚ぼったくて重そうだった)、結局視聴を諦めたドラマでした。
そして相棒役の刑事、史强(シー・チアン)を演じているのは于和伟。
ドラマ『三国志〜司馬懿軍師連盟』の曹操役があまりにもハマっていたため、今でも曹操の名前を聞くと于和伟さんの顔が浮かんで来ます。
キーマンとなる元宇宙物理学者の叶文洁(イエ・ウェンジエ)の老年期を演じるのは、数多くの作品に出演している陈瑾。
この方が登場すると画面がピリッと引き締まりますね。
漢服姿の写真は『明蘭』出演の時のものです。
「三体」では、現代、文化革命時代、VRゲーム内の三つの場面が登場します。
「三体」の小説は、私の日常からかけ離れた内容だったので、私が頭の中で描いていたイメージはかなりぼんやりしたものでした。
今回ドラマを見て、小説の世界観が想像以上の完成度で映像化されていたのでモヤモヤが晴れてスッキリしました。
特にVRゲームの場面はイメージが湧きづらかったのですが、なるほどこんな感じか‥と納得の行く再現度でした。
脚本だけで4年も費やしたというこのドラマ。
メイキング映像を見ると撮影の苦労の一端がうかがえます。
小説に比べると、音楽や映像の効果のせいかドラマの方がサスペンス色が強いような気もします。
得体の知れない大きな危機が、静かに確実に近づいてくる感じが不気味です。
汪淼の目に浮かぶカウントダウンなんて、あんなものがずっと見えていたら私なら気が狂ってしまうでしょうね。
ドラマを見ながら劉慈欣の発想力に改めて感心してしまいました。
「三体」は手が出ないけど、劉慈欣の小説には興味あるな‥という方には短篇集の「円」が文庫本ということもあっておすすめです。
「三体」第二部の序盤でリタイア中の私ですが、「円」は最後まで一気に読んでしまいました。
今週末から放送・配信される21話以降に今からワクワクしています。
SFやサスペンスが好きな方、中国ドラマに興味のある方にもぜひおすすめしたいドラマ『三体』。
よろしかったらぜひご覧ください。
そしてNetflix版の『三体』も2024年3月に配信予定だそうでなので、中国版と比較しながら楽しみたいです。