【前回のあらすじ】
京都での旅行を終えて祥子と東京へ戻った主人公は、翌日学校で翔太からこれまでのことを聞くことになり。その間、京都での撮影を終えた土方も東京のスタジオで本格的な撮影を控えていた。そして、一週間後にオープンを控えた秋斉のお店を俊太郎と訪れる約束を交わしたのだった。
俊太郎さまの本編や、花エンドを攻略されていない方には多少のネタバレになりますので、ご注意ください。
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【古高俊太郎~花end後~】 第29話
「またすぐにでも行きたいなぁ…」
楽しかった京都での一時を思い返しながら、一週間後にまた東京へやって来る俊太郎さんに渡せるように、二枚ずつプリントしたものを別々のアルバムに一枚ずつ入れてゆく。
三泊四日の京都旅行は、今までに経験したことも無いほどの感動を得ることが出来た。時に、あの頃の記憶を思い出して不安を感じたりもしたけれど、俊太郎さんとの時間は勿論、慶喜さんや高杉さん、土方さんや菖蒲さんの生まれ変わりであろう人達との再会にも感謝した。
学校では、いつものように残り少ない学園生活を楽しみながら、翔太くんと幕末時代での記憶を話したり、これからどうして行きたいかや、どうしたら良いのかなどを相談し合っていた。
その時、翔太くんから、「次の土曜日も師範として道場へ行くことになっているから、何も無ければ一緒に訪ねてみないか」と、声を掛けて貰ったことを俊太郎さんに伝えると、それならば一緒にと、言うことになり。
結果、翔太くんの案内の元、三人で龍馬さんと沖田さんを尋ねることになった。
その間、オープン初日に俊太郎さんと向かうということを秋斉さんにメールしたところ、俊太郎さんからも同じような内容の連絡を受けていたという秋斉さんは、簡潔にでも丁寧に、“また会えるのを楽しみにしている”と、返してくれたのだった。
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当日。
品川駅の新幹線改札口前で待ち合わせしていた私は、予定の時刻よりも15分早く辿り着いてしまった。それだけ、心が逸ってしまっていたというか…
俊太郎さんだけではなく、龍馬さんや沖田さんにも会えるということでやっぱり、興奮を隠せずにいた。心が逸るもう一つの理由としては、両親に秋斉さんの家へ泊まる俊太郎さんと共にお泊り出来るかどうかを尋ねたところ、寛大な返答を貰えたからというのもあった。
「よぉ」
「あ、おはよう。って、もう昼だけど」
「早いな」
「なんか、じっとしていられなくて…」
「俺も。なんか、改めてあの頃を思い出しちゃってさ」
いつも通り、デニムにTシャツというカジュアルな格好で現れた翔太くんに今の気持ちを伝えると、翔太くんも少し照れたように言った。
「なんだかんだ言ってさ、初めてだろ。会うの…」
「そうだったね…」
そう言えば、翔太くんと俊太郎さんの対面はこれが初めてになる。
あの日、俊太郎さまの意向とはいえ、私を現代へ戻した時のことを考えていたという翔太くんに、素直な想いを伝えた。
「あの時、翔太くんと龍馬さんがいなかったら私は俊太郎さまにお別れさえも言えないまま、後悔するだけだったと思う。改めて、感謝してる…」
「………」
「だから、龍馬さんにも改めてちゃんとお礼を言いたいんだ」
何より、現代へ戻って来なければ俊太郎さんやみんなとも出会うことは無かったかもしれないと告げると、翔太くんは薄らと微笑みながら頷いた。
それから数分後、俊太郎さんの乗っているとされる新幹線の到着時刻を迎えた。やがて、初めて秋斉さんのお店へ行った時と同じバッグを持って現れた俊太郎さんは、私達を見つけた途端、柔和な笑顔を浮かべながらゆっくりと近寄って来る。
シックな大人っぽい装いが、まるでモデルさんか俳優さんのよう。
「待たせてしもうたようやね」
「私達が早く来すぎちゃって…」
「お久しぶりです、っていうのかな…」
改札を出てすぐに私達に声を掛ける俊太郎さんに、それぞれ答える。次いで、少し緊張した様子の翔太くんを横目に、改めて俊太郎さんを紹介すると翔太くんは視線を逸らしたまま呟いた。
「なんか、どう接していいのかまだ分からないけど…」
「どこまで思い出しはったんかは分かれへんけど、あの頃とおんなじように接してくれはったらええ」
「そう、ですよね…」
いつものように言う俊太郎さんの言葉に、翔太くんは笑顔で答えた。そして、再びここ品川へ戻って来ることになっている俊太郎さんと私の荷物をロッカーへ預けた後、龍馬さんたちのいる道場へと向かったのだった。
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PM:1:34
私達が道場へ辿り着いたのは、稽古が始まる30分前だった。既に道場内では、数名の子供達が集まっており、その中に子供達と戯れている胴着姿の男性を見つけた。
(沖田さん…?)
仰向けになるその男性の上に、乗っかろうとする男の子の両手を取り、両足でその体を持ち上げたりしている姿を見て、思わず壬生寺で近所の子供達と戯れていた沖田さんの笑顔を思い出す。
次いで、その男性に「おはようございます、沖田さん」と、声を掛ける翔太くんと、その声に反応してこちらを見やる沖田さんらしき男性を交互に見やった。
(やっぱり、あの人が…)
すると、沖田さんは子供達に何かを言い聞かせてゆっくりとこちらへ歩み寄って来た。
「おはよう、翔太くん。そして、お久しぶりですね」
「え、あ…はいっ!」
あの時と変わらぬ笑顔で言われ、なんだかとっても嬉しいような恥ずかしいようなぎこちない返事を返すと、沖田さんは私と俊太郎さんを交互に見やり、少し躊躇いながら静かに口を開いた。
「正直、今もまだ複雑な想いでいっぱいですが、会えるのを楽しみにしていました」
「沖田さん…」
「貴方とも」
沖田さんの、俊太郎さんを見つめる視線が柔和に細められる。
「わてもどす。思想の違いが互いの進むべく道を分けただけ…今は、そない煩わしい記憶に縛られる必要は全くあらへんのやさかい」
そんな俊太郎さんの言葉に、沖田さんは小さく息をついた。
「そう言って貰えて、少し安心しました」
沖田さんが困ったように笑ったその時、同じく胴着に身を包んだ龍馬さんが開け放たれたままのドア向こうから現れた。
「おー、来よったな!」
「龍馬さん!」
その変わらぬ明るい声に答えると、龍馬さんは子供達に挨拶をした後、こちらへ駆け寄って来てくれた。あの楽しそうな笑顔が、すぐ目の前にある。
「翔太から、お前らも来ると聞いて会えるがを楽しみにしちょったがじゃ!」
「私も、お二人に会えるのが楽しみで…」
「お前も、元気そうで何よりだ。また会えて嬉しいちや」
腰元で手の平を拭き、手を差し出す龍馬さんの手の平に少し遅れて俊太郎さんの手が重なる。
「同じく。あんさんと翔太はんには感謝してもしきれへん」
「何を言いゆう、当たり前のことをしたまでだ」
離れ行く手を見つめていた時、「じゃあ、俺は着替えて来ますので」と、いう翔太くんに対して、俊太郎さんは笑顔で頷いた。
次いで、募る話はこの後にでもゆっくりしようと言う龍馬さんに頷き、見学席へと案内された私達は、そこで彼らの師範としての凛々しい姿を見守った。
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PM:4:45
「この奇跡的な再会に、乾杯!」
龍馬さんの掛け声の後、みんなでグラスを傾け合う。稽古後、私達は例の龍馬さん行きつけの食堂にやって来ていた。
私と翔太くんだけオレンジジュースを戴く中、龍馬さん達は美味しそうにビールを飲み干していく。
「かぁーッ、喉に染み入るのー」
「相変わらず良い飲みっぷりだ」
龍馬さんの一言に沖田さんが微笑んだ。
京都で翔太くんからのメールを受け取った時、ここで話していたのかと思い出しながら店内を見回していると、龍馬さんがお勧めメニューを教えてくれる。
「鯖の味噌煮が最高なんじゃ!あとは、」
「そう言えば、龍馬さんは鯖も好きだったとか…」
「お、思い出してくれちょったがか?」
嬉しそうに言う龍馬さんに頷くと、今度は私の隣で翔太くんが楽しげに口を開いた。
「特に、刺身が好きだったんですよね?」
「おう、鯖の刺身に橙(だいだい)の汁をつけて食うのが好きじゃった…」
それを思い出すかのように言う龍馬さんの、少し鼻の下が伸びたような顔に思わず笑ってしまう。ふと、隣にいる俊太郎さんを見やると、楽しそうに微笑む柔和な瞳と目が合った。
そして、各々が食べたいものを選んで注文し、次々と空けられる瓶ビールがたまっていく中、これまでの生い立ちについて話していた。前世と似通った部分もあれば、全く違う思想を抱いていた時もあったことなど、話は尽きなかった。
沖田さんも、龍馬さんも以前と同じように家族に恵まれ、それなりの愛情を注いで貰ってきたそうで、やっぱりどこかであの頃の記憶が甦る度に、改めて今の家族にも感謝する日々を過ごしていると言う。
「今一度、日本を洗濯致し申候。あの頃の志を今でも忘れた訳やない。やき(だから)、こがな仕事についちゅうんだと改めて思うたがだ」
未来を担っていく子供達の成長に関われるこの仕事は、とてもやりがいがある。と、空のグラスを見つめながら言う龍馬さんの少し憂いを宿したような瞳を見つめた。
「今日はとことん付き合います!」
「ほうか、翔太も飲むか!」
空になった翔太くんのグラスにビールを注ごうとする龍馬さんに、翔太くんの呆気に取られたような視線が向けられる。
「いや、オレンジジュースでってことですよ…」
「ははは、冗談だ」
龍馬さんの明るい笑い声を聞きながら、ふとお座敷での一時を思い出した。あの時も、翔太くんと同じようなことを言い合っていたな、と。
「懐かしいなぁ…」
ふと、呟いた言葉に一瞬、それぞれが黙り込む。
短くも長い沈黙。
一番先に口を開いたのは、翔太くんだった。
「龍馬さんや沖田さんと出会ってから、いろんなことを考えてました。もしも、あの時…現代へ戻っていなかったらって…」
そんな翔太くんの呟きに、ゆっくりと視線を向ける人もいれば、何かを思い出しながら聞いている人もいる。
翔太くんの言うとおり、もしも、あの時に他の方法を試していたらどうなっていただろう。私と翔太くんが、あの時代に残っていたら…
「自惚れだって言われてしまうかもしれないけど、もしかしたら龍馬さんを守れたかもしれない」
(…っ……)
短い沈黙。そんな沈黙を予想していたかのように、龍馬さんがビール瓶を手に持ち翔太くんのグラスに軽く注ぎ言った。
「翔太、やっぱちっくとでも飲め」
「え…」
「とゆうか、ほがなことは考えんでえい」
翔太くんは、グラスの五分の一にも満たない量のビールを見つめながら小さな溜息をついた。次の瞬間、がっしりとグラスを掴みそれを口に含んだ。
「あ…」
思わず漏れ出た言葉にハッとして、不味そうに顔を歪める翔太くんを見やる。
「にがッ。って、とうとう飲んじゃったよ…」
「そんくらい、飲んだうちに入らんちや」
言いながら、龍馬さんは空になりそうな沖田さんと俊太郎さんのグラスにも、なみなみとビールを注いでいく。
「思い出したくも無い記憶が邪魔をする時もあるけんど、何度もゆうが俺達は現代に生まれ育ったんだ。あの頃に抱えていた禍根の全ては、悪い夢だったと割り切ればえい」
そう言いながら、最後に自分のグラスにも注ごうとした龍馬さんからビール瓶を奪うと、沖田さんは空のグラスに瓶を傾けた。
「薩摩だの、長州だの、幕府だの、公武合体だのって、小難しいことばかり並べちょったあの時代にはうんざりしちょったき」
「貴方が薩摩と長州を結びつけたという噂を耳にした時、土方さんたちと話していました。“やはり、坂本龍馬が成し遂げたか”と…」
少し困ったような笑顔で言う龍馬さんの言葉に、沖田さんが真剣な眼差しを浮かべながら呟いた。すると、今度は俊太郎さんがビールを飲み干し言った。
「その後の新撰組はんは、衰退し続けることになったんどしたな」
「…はい。薩長同盟が成立したその年の春、家茂様がお亡くなりになって…」
「慶喜公の時代がやって来た」
俊太郎さんと沖田さんの会話に耳を傾けながら、浮かんだのは慶喜さんの悩んだような暗い表情だった。
確かに、後の新撰組は幕府の衰退と共にその身を追われる立場になっていった。その間、沖田さんは病と闘いながら最期まで武士として生き、龍馬さんは世界に目を向けながら邁進し続け、翔太くんはそんな龍馬さんの右腕として全身全霊を傾けて守り抜こうとし、そして、俊太郎さまは…
「ただ、最期まで志を貫き通しとった。どのような場所におっても、想いだけは果てなく…」
みんなで集まれば、こういうしんみりとした思い出話は避けられないと思っていたから、こうなるだろうことも覚悟していた。
けれど、改めてそれぞれの思惑を聞いているうちにあの頃の自分も思い出して心が痛くなる。
「すまんかったのう」
「え…」
不意に、龍馬さんから謝られ戸惑っていると、翔太くんも龍馬さんと同じような表情を浮かべ言う。
「ごめん、こんな話しをして…」
「ううん、私なら大丈夫。確かに、辛い記憶を思い出して心が痛くなる時もあるけど…」
思い出してしまうものは仕方がないし、何より現代とは違ってみんな生きるのに必死だったのだから。そんなふうに思う中、私と俊太郎さまの為に必死になってくれた龍馬さんに、改めてお礼を伝えた。
「あの時、俊太郎さまと会わせてくれてありがとうございました。あの瞬間が無かったら…私、こうして俊太郎さんと出会えていなかったかもしれないから」
そんな素直な想いを口にすると、龍馬さんは泣き笑いのような表情を浮かべ言った。
「お前の泣き顔を見ちゅうのが辛かったがだ。のう、翔太」
「はい。俺達が何故、あの時代へタイムスリップし、偉人達と出会い、共に生きることになったのか。それに、この現代で再会することになった理由も分からないままだけど、会いたかった人に会えた。今はそれだけでいいんだって思わないとな…」
翔太くんの言葉を思い思いに聞いていたその時だった。龍馬さんが何かを思いついたかのように俊太郎さんに尋ねた。
「そういやぁ、慶喜公や高杉。土方はんらとも会ったゆうちょったが」
「お三方ともあのまんまやった」
「ほうか。しかし、高杉の身上を知った時は思わず笑うてしもうたがだ」
「僕も、○○さんから翔太くんへのメールを読ませて貰った時、あの土方さんが役者の道を選んでいたのかと、地味に驚きました」
俊太郎さんの言葉に、いつもの笑顔で言う龍馬さんを見やりながら、今度は沖田さんが苦笑する。
みんながこの時代を選んで生まれて来た理由が気になりつつも、その後は、ここにいない人達の話題でもちきりになり。
秋斉さんは俊太郎さんの幼馴染であることや、慶喜さんがフリーのカメラマンであること。そして、土方さんと高杉さんの撮影シーンを見せて貰えた時のことや、京都最終日に出会った、菖蒲さんにそっくりな花魁のことなどを話して聞かせた。
そんな中、沖田さんからは土方さんの様子を。そして、龍馬さんと翔太くんからは高杉さんの様子を聞かれては、俊太郎さんと答えてゆく。
「私達が慶喜さんと見学した時は、丁度殺陣のシーンだったんだけど、お二人は味方同士って設定だったみたいでとっても様になってました」
「俺も観たかったな、高杉さん達が演技してるところ」
二人のことを余すところなく説明する私に、翔太くんは少し羨ましそうな笑みを見せる。同様に、沖田さんや龍馬さんも、私か俊太郎さんが話す度に瞳を輝かせながら聞き入っていた。
「その新撰組のドラマはいつから始まるがだ?」
「確か、慶喜さんはもうじき始まるって言ってました」
龍馬さんからの問いかけに答えると、沖田さんも翔太くんもスマートフォンを取り出し、何やらメモをし始める。
「絶対に観てやります」
「俺も」
そんな二人を見やりながら、思わず土方さんと高杉さんのことを思い浮かべ笑ってしまう。こんな会話を聞いた土方さんは、「お前らは観なくていい」と、言いそうだし。高杉さんはその逆で、「必ず観ろよ」と、言いそうだから。
そんなふうにみんなで楽しく語り合う中。あの時代では有り得なかった、まさに奇跡のようなこの時間をいつでも思い出せるように、という私のお願いを聞いて貰うことにした。
「あ、沖田さん。もっと龍馬さんとくっついて…はい、じゃあ撮りますよー」
言いながら、翔太くんは自分のスマホ画面にみんなの顔が写っていることを確認してシャッター部分をタップした。次いで、ちゃんと撮れているか確認しようとした時、「私が撮ってあげるわよ」と、言って満面の笑顔で近寄って来るお店の奥さんにお願いすることにした。
「はい、チーズ」
再び鳴り響くシャッター音。
手渡されたスマホを受け取って、さっき撮ったものと今、撮って貰ったものをみんなで見やる。
それぞれの笑顔を見て、また楽しい雰囲気に包まれながらお互いに連絡先を交換し合い、翔太くんから写メを受け取った。
そして、連絡を取り合いながらまた近いうちに会おうという約束をして、一足先に私と俊太郎さんは秋斉さんの家へと向かったのだった。
PM:9:15
「いらっしゃい。よう来たな」
「お邪魔します」
久しぶりの秋斉さんの家。
辿り着いてすぐに笑顔で迎えられた私達は、座り心地の良いソファーに腰掛けると美味しいお菓子とコーヒーで持成された。
「今夜は、泊まって行けるようやね」
「はい。もう、嫁にやったも同じだって言って貰えたので…」
「随分と寛大やな」
そう言ってコーヒーを飲む秋斉さんに、俊太郎さんが苦笑いを浮かべる。
「お前も信頼されとる、ゆうことや」
そんな俊太郎さんの言葉を受け、秋斉さんはカップを持ったまま一瞬、視線を私に向けた。私はその視線を受けて、門限を守れたことも今回の外泊許可に繋がったのだろうことを話すと秋斉さんは、「そうか」と、言って微笑んだ。
今日一日だけで、龍馬さんや沖田さんと再会し、改めて、俊太郎さんたちの想いを知ることが出来た。しかも、今こうして再び秋斉さんとも会って話すことが出来ている。
なにより、優しい眼差しをくれる俊太郎さんの傍にいられることが嬉しかった。
~あとがき~
もう、私が龍馬さんと沖田さんと再会するような気持ちで書いてました
再会したら、「相変わらず可愛いですね」とか、「相変わらず優しいのう」とか言われてみたい…なんて、思ったり(笑)
でも、そこは本編やイベとは違って、俊太郎さんの前ではなかなか口に出来ないかな…なんて、思ったりしたもんでw
そのへんは後々書いていくとして、やっぱり最初はそれぞれの想いや思惑を描いてみました。
なんか、主人公がいないところで、俊太郎さんと旦那はんらがボーイズトークなんて、ちと見てみたい気はしますが…
(///∇//)
しかし、高杉さんは慶喜さんのことを「慶喜公」って呼んでたと思うのですが、龍馬さんも慶喜さんのこと、「慶喜公」って呼んでたっけ?と、記憶も曖昧に…
もう一度、全員読み直したいです
この後、また俊太郎さんと秋斉さんと一夜を明かし、いよいよお香のお店がオープンしまふ。そこで、また新たな出会いが…
今回も、また俊太郎さんたちを見守りに来て下さってありがとうございました