この季節になると市場ではお雛様が出回りネットのCMにもよく登場するようになった。ふと、以前お気に入りのお雛様を見つけたオークションも昨年のちょうど今頃だったな、と思い出した。
古い人形はとーさんが嫌がり前回も参加は見送ったので今回も参加し落札を狙っているわけではないけれどちょっと覗いてみた。
すると、なんと私が小学生の頃に読んだ三月ひなのつき、と言う本に出てきて以来憧れていた雛人形が出品されていた。60年くらい心に残る雛人形だ。それを見た時の金額が41000円だった。
もちろんこの値段で落札できることはないのだけれど、一瞬このままあまり値がつり上がらなければ買えなくはないかも、と頭によぎった。
けれど今は自分のためにお雛様なんて買ってる場合か!?そのお金は昴(すばる)のお祝いに上乗せする方がはるかに良いのは充分過ぎるほどわかっている。
けれどこの雛人形は今は博物館の様な所に飾られているほどで、同じタイプの物を現在は購入はできない。それがオークションに出されていたのだ。こんなことは今後もまずあり得ない。
私はまだまだ働けるし、すばるのためにはこれからもお金を貯めることもできる。けれどこの雛人形は二度と手に入る機会はない。あの本のお雛様そのものなのだ。
お道具の一つ一つまでがほぼ同じなのだ。この雛人形は寧楽雛と言うのだとか。
まだ買えるかどうかもわからないのに。多分買えないと思うけれど、せめてこのままなら、などと夢を見る。けれどこのままの筈はない。15~17万円にはなるはずだ、と予想はできる。それならとても買えないし諦めもつく。今の中途半端な41000円が微妙なのだ。
最終日にもまだ動きはない。けれど50人以上の人が入札している。ギリギリになったらこの人達が動き出す。それは前回のオークションでよくわかった。
ちょこちょこオークションサイト覗く。そしていよいよ終了が近くなった頃に再び覗くと私の予想を軽く越える221000円になっている。さよならお雛様😢こうなるとスパッと諦めがつく。
そして最終的に222000円と言う素敵なエンゼルナンバー!?で落札された。おめでとう!どんな人の元で飾られるのだろう。
きっと、いつ猫達に転がされるか分からないような我が家よりいいに決まっている。あの本に描かれたお雛様そのものの、実際の画像にお目にかかれただけで充分だ。
今回もオークションは参加すら出来ずに終わった。やはりオークションは向いていない。と言うよりお金がない!が正直なところだ😆
けれどスッパリ諦めたところで、気が早いけれど、お金はすばるの五月の初節句のお祝いをより良いものに使おうと思う。もちろんオークションではなく新品をだ。
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