皆様
東京では、梅雨明け宣言がまだ出てないようですが、酷暑と集中的な豪雨の発生、熱中症と豪雨被害と話題に事欠かきません。
被害に会われた方には、謹んでお見舞い申し上げます。
さて、本来、猛暑に出てくる姿勢の歪み、身体均整法では循環器型フォーム12、野口整体では11体癖ですね。
身体均整法の定説では、夏場は左右型(消化器型)を調整、しかし猛暑ではこれは通じません。
(循環器型の体型相関からすると、左右型調整も有りは有りなのですが、かゆいところにはちょっと手が届きません。野口整体でもこれは同じと思いますがいかがでしょうかね)
今年は、この猛暑に出る循環器型の歪み姿勢が3月の後半から出てきて居り、季節外れの歪み姿勢の出現に違和感を感じていました。
クライアントとして遠方より来てくださっている 情報 AI 研究者から聞いた、太陽活動の最近の活発さが及ぼす可能性の示唆を受け、関連論文を読んだところ、胸につかえていたわだかまりが通り過ぎたこと、前々回のブログで述べました。
ちなみに最近の太陽活動は、
国立研究開発法人通信研究機構の
「宇宙天気予報」によれば、おとなしめです。
しかしこの猛暑、本来のフォーム12を作り出すのですね。
来院される方の歪み姿勢は大半、フォーム12です。(当然ながら、他のゆがみ姿勢も混在しています)
しかし、そのフォーム12を整えると、混じって入っていた他の歪み姿勢はなくなるのはもちろんのこと、もっと面白いのはフォーム12の調整刺激を3回程度身体に加えると、その対極の深い深い歪みであるフォーム11が顔を出し、それもフォーム12調整の刺激後4、5分間で自然に無くなるのです。
実際のベッドサイドでは、
クライアントさんにフォーム11として出てきた圧痛を実感してもらい、これが消えるまで待ててくださいと説明し、いわば3,5分くらい寝たままの放置状態、
身体を観察していると、フォーム11の関連椎骨が動き出し、それが一巡するとその圧痛が自然に消失します。
まさに姿勢の中庸を作り出す身体均整法の妙が実感されます。
次々と同じ調整が続くとなんだかという感じもあるのですが、 まあそれは 愚痴、フォーム12を調整終了し、新たに身体に負荷をかけると、奥の方からまたぞろ、更に身体に潜在していた深い歪み姿勢が出てきます。
それを整えると大半の主訴は消えてしまいます。
本年、98歳で逝去された恩師・鏡八重子先生が折に触れて話されていた
「夏場の調整は、深い歪みが取れるから、慢性症の人には暑さにめげず調整に来る事を勧めるんだよ!」
駆け出しのときには何を言っているのだかと、半信半疑でしたが、本当に先生の言葉の意味が身にしみます。
この鏡八重子先生の言葉
後輩の身体均整師にも是非伝えたいものと思っています。
ここまでの文章流れ、なんだか夏場のセールスプロモーションのようになってしまいましたが、慢性症の方には恵みの猛暑であることには間違い有りません。
とはいえ、日本でもヒートドーム現象も起きているヨシ、熱中症にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。