持病の「バセドウ病」(16年歴・プロパジール3錠)を治すべく2年前から様々なことを人体実験してきました。
発症原因は、一般的にはヨードの摂り過ぎとか過剰なストレスと言われています。しかし、ネットで深く調べてみると、それ以外にも有力な原因がいくつも見つかったのです。
その人体実験の始まりが、2016年3月に始めたグルテンフリーでした。小麦抗体ができると、過剰な抗体活動により「腸もれ(リーキーガット)」し、全身で炎症が起こり、さらに血液で脳に運ばれると脳壁も破られ「脳もれ(リーキーブレン)」し、脳の免疫機能が過剰に活動し、神経細胞が殺され、慢性的脳内炎症により、脳が誤作動を起こして自己免疫疾患になるという考え方です。
さらに、小麦タンパクが甲状腺タンパクと似ているために、小麦抗体が甲状腺までやっつけてしまい機能低下を起こし、逆作用でバセドウ病になるいう考え方もあります。
グルテンフリーは、花粉症や慢性胃炎が治るなど私にとってかけがえのない健康法になりましたが、残念ながら今のところはバセドウ病を治すには至っていません。
また、大豆に含まれる「フィチン酸」が、甲状腺ホルモン生成に必要なミネラルを奪い、「イソフラボン」が燃料のヨウ素を遮断し、作れなくさせ、その副作用として脳が甲状腺の機能を亢進させる刺激ホルモンを必要以上に分泌させるようになるという考え方もあります。
これも信憑性がありました。うちは同居している義母が以前に豆腐屋を営んでおり、毎日おいしい豆腐を食べていました。それに加え、私は枝豆が大好物で、夏は毎晩山盛り食べていたのです。発酵していない大豆に含まれるレクチンは腸を荒らすことも分かったので、醤油と味噌以外は2年前から食べていません。しかし、この大豆フリーも残念ながら治すには至っていません。
バセドウ病をアスパルテーム(人工甘味料)で発症したアメリカ人の体験本『スイートポイズン』(東洋経済新報社)も読みました。化学物質の怖さも知り、併行して農薬野菜や食品添加物、塩素水道水などもなるべく摂らないようにしてきました。
そして今年の1月、ついに最有力と思われる新説を知りました。ツイッターのバセドウ友達からの情報で、鳥取大学医学部の長田佳子教授が発症理由について世界的な発表をしていることがわかったのです。
それは、ストレスや腸が弱るなどして免疫力が弱まるとEBウイルス(ヘルペスウイルス)が増殖し、B細胞(Bリンパ球)に感染し、B細胞が暴走して自己抗体TRAb(受容体抗体)を分泌し、甲状腺細胞膜のTSHレセプター(受容体)を刺激し続けることによって過剰に甲状腺ホルモンが分泌され続け、甲状腺の機能が亢進してしまうということ。
たしかに、私は16歳の時に太腿の帯状疱疹で治療歴があるのでヘルペスウイルスは持っています。それに、小麦アレルギーにより免疫力を産み出す腸は慢性下痢で最悪の事態になっていたはず。そこにストレスが引き金となって発症したと考えるとつじつまは合います。
現在の私は、グルテンや化学物質や塩素水道水をやめたおかげで、腸内環境はとても良く、風邪もひかなくなったので、免疫力は強くなったはずです。しかし、このヘルペスウイルスは手ごわくて、一度体内に入られると一生棲み続けられてしまうのだそうです。実際、これだけ食生活を気をつけましたが、残念なことに今年4月頃にまたバセドウ病の症状の不整脈と抜け毛が始まってしまいました。またダメだったかと気落ちしておりました。
しかし近頃、その手強いヘルペスウイルスをやっつける手立てを知りました。それがココナツオイルに多く含まれるモノラウリン(ラウリン酸)です。
ヘルペスウィルスは脂肪の皮膜で覆われていますが、モノラウリンはこの皮膜を流動化させることでウィルスを崩壊させる作用があるのだそうです。研究ではヘルペスや帯状疱疹など原因となるウィルス以外にも風邪、インフルエンザ、などのウィルスに対して強い抗ウィルス性を示し、完治は不可能と言われているヘルペスでも完治が報告されているとのこと。
また「アルギニン」を多く含む食品を避け、「リジン」を多く含む食品を多く摂るようにしています。
ヘルペスウィルスが複製を作り増殖する時に、アルギニンを必要とするので増殖を加速させてしまいます。一方リジンはアルギニンの働きをブロックするので増殖を防ぎ抗ウィルス作用として働くのだそうです。
アルギニンを多く含む食品はチョコレート、ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、クルミ、胡麻、ココナツ、などのナッツ類や種子類や蕎麦粉。リジンを多く含む食品は乳製品、魚、シーフード、鶏肉、ターキー、卵、レバー、ビール酵母、もやしなどだそうです。
ということで、卒業していたココナツオイルを再び食べ始め、サプリのモノラウリンも届きましたので、さっそく摂取を始めました。徐々に増やしながら3〜6ヶ月かかるそうです。次回注文時にはリジンも注文しようと思っています。
いい結果が出るように、引き続き腸活もがんばって免疫力を常に高めるよう努めます。半年後が楽しみです。また状況をお知らせいたします。
(2020年4月追記)
その後、モノラウリンはいまいち手応えがなかったので、エキナセアハーブの濃縮液を摂取し、バセドウ病を治すことができました。
詳しくはこちらを
■長田佳子氏の論文購入はこちら
※pdf版だと長田氏の論文のみ購入できます。
「EBウイルスはバセドウ病の発症や増悪の最終因子となる」
バセドウ病の原因がEBウイルスだという鳥取大学の論文について/松本任幸氏(松本医院)
■参考動画
「甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体(TRAb)アイソタイプ測定を用いたバセドウ病の病態診断キットの開発」 鳥取大学医学部/長田佳子氏↓
■参考動画
オレガノオイルやアストラガラス、ビタミンD3もいいらしい↓
お徳用モノラウリンとリジン(左)↓
私の食生活(pdf)