開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ -45ページ目

欲は果てしなく

「鼬鼠(せきそ)」という言葉が、火地晋4爻には出てきます。

イタチのように大きなネズミです。


「晋如たる鼬鼠。貞しけれどあやうし」


この大きなネズミは自分の欲を満たすために我を忘れています。

まさに貞しけれどあやうし。自分では良いと思っていても、それは違うぞ、と易は言います。


この鼬鼠、師匠は「ドブネズミ」と称していましたが、ドブネズミのように、自分の欲望に凝り固まった状態を表しているのでしょう。


鑑定の経験では、不倫している女性に出たことがあります。

我を忘れて相手を追いかけているようでした。


師匠がよく言われていたことですが、

ほとんどの問題は「欲張りすぎる」から起きる。

ということでした。


分を守る、という言葉がありますが、皆が自分の分を守れるならば、なんと生きやすい世の中になるでしょうか。

でも、それが出来ないのが人の業なのかもしれません。


こんな偉そうなことを書いてますが、ついさっき、私自身に、この火地晋4爻が出ました。

夏用の帽子が欲しくて、あちこちのお店やネットショップを探していたのですが、どうもコレ! というのが見つかりませんでした。


が、先ほど、あるネットショップで、これは良いかも、と思えるものがありました、

これは易も良いものが出たので、とりあえずカートに保存して、さて、他にも何か良いのが無いかな~と探したのです。

幾つか見ているうちに、けっこう値段は張るのですが、とても形の良いものがあったので、これはどうだろう、と易に訪ねたところ・・・

火地晋 4爻

でした。


これに手を出さなかったのは言うまでもありません。

易に「お前は我を忘れたドブネズミのような欲の塊だ! このバカ!」

と言われたわけですから。


易は時にはさりげなく、でも時には辛辣に批判してくれます。


は~・・・ドブネズミですか、私は・・・

山雷頤初九 および、水地比六二 ということは・・・

プロの占術家の方ならば、それぞれ得意の占術をお持ちのことと思います。

私であれば、算命と周易、ということになるのですが、これをベースにしながらも、クライアントさんの質問内容によっては、タロットカードを使うこともあります。

タロットカードをメインに使われる方なら、ご自分の好みのデッキがあると思われますが、スタンダードなのは、なんといっても「ウエイト版」か「マルセイユ版」でしょう。

私も、この二つは持っておりますが、最近、Amazonを見ていたら、「ボイジャー・タロット」というデッキを見つけました。

絵柄も面白いし、自分とも相性の良さそうなデッキかもしれないな~、と思いました。

私のタロットの師匠も、スタンダードなデッキからマニアックなデッキまで、けっこうな種類を持ってらして、クライアントさんによって使い分けてらっしゃるそうです。

クライアントさんや自分との相性もあるので、数種類のデッキを使い分けてみることもありますし、久しぶりに、これは良いかも、と思えました。


が、私の場合、何かを決定する際には、易を立ててみるのが恒例となっていますので、このデッキを入手して良いものかどうかを、易に聞いてみました。


と、得卦は「水地比六二(すいちひ りくに)」でした。

・・・またかい! 

と言うのが、正直な感想です。

水地比六二は、以前、このブログにも書きましたが、周易六十四卦、三百八十四爻の中で、ただ一つ、自分に選択権がある爻です。

つまり、「お前の好きにしたら良いよ」と、易に言われたわけです。

以前、趣味の自転車を衝動買いしようとした時に得たのと同じ卦爻です。

その自転車は、一般的に考えたら、とんでもなく高価な自転車だったのですが、それを衝動買いしようとしました。

が、易に買って良いかどうかを聞いた時に得た、この水地比六二を見た途端、買う気が失せてしまいました。

「お前の好きにしたら良いよ」ということは、裏返せば「どうなろうと、全ての責任はお前にある」ということです。

これでビビって買うのを止めました。


が、今回のタロットデッキは、その自転車のような高価なものではありません。

では、何故こんな卦爻を得たのでしょうか?

今一つ納得が行かなかったので、また別の占的で易を立ててみました。


「このタロットデッキは自分にとって役に立つか否か」


その結果は・・・

山雷頤初九(さんらいい しょく) でした。

周易をご存知の方なら、これだけで納得していただけることでしょう。



これできっぱりと、このデッキはわたしには必要無いと思えました。

それよりも、今使っている3種類のデッキを、もっと使いこなさないといけない、ということなんでしょうね。

天風姤 上九

先日、ある女性のお客様から、こんなことを言われました。

「私あることを計画しているんですが、先生、なんだか分かります?」

この方とは、もう数年来のおつきあいの方なので、詳しい個人情報も知っています。


え? もしかして、試されてるの?

と思ったのですが、ものは試しと易を立ててみました。


で、得卦は 天風姤上九  でした。


う~ん・・・

「女壮んなり。用て女を取るなかれ」が卦辞です。


天風姤は、陰の消長卦。

陽爻ばかりの乾為天になった後、一番下にわずかな陰の兆しが見えた象です。

最も下にいる女(陰爻)なので、若い、知恵の足りない女ですが、勢いだけは壮んです。

上にいる5人の男(陽爻)を手玉にとってやろう、という意気込みだけはあります。

なので、「女壮んなり。用て女を取るなかれ。(じょさかんなり。もってじょをめとるなかれ)」という言葉があるのでしょう。


知恵や地位は無くても勢いだけはある女だから、こんな女を嫁にしてはいけない。

というのが卦辞の解釈だと思います。


でも、これをどう読めば、何を計画しているのか分かると言うのでしょう?


で、まずは外卦の乾天と内卦の巽風に分けて考えてみました。

乾は完全なもの、陽爻だけで構成されている。

と、ふと、これは神仏のことかな? と思いました。

というのは、この方、とても信心深い方で、ご自宅の二階に大きな拝殿があるお宅に住まわれています。

この方のご主人は僧侶で、この方も毎日の勤行を欠かさない、信心深い方です。

なので、この乾は神仏のことか、と考えたわけです。


となると、内卦の巽は何?

・・・ご拝殿、神棚や仏壇は木で作られているものが多いので、この巽はこのご拝殿を指すのではないかと思ったわけです。

巽は木を意味しますので。


となれば、ご拝殿の改装?

ご自宅の2階を改装して、新たなご拝殿を作られるのかな?

と考えたわけです。


そこで、「お二階のご拝殿の改装ですか?」と訪ねたところ・・・

「改装、という意味ではその通りです。でも、実は・・・」


と、ここで思わず前のめりになりました。


「実は、美容整形をしようと思っているんです。」とのこと。

え~っ!? 美容整形ですか~!?


その理由も聞いたのですが、個人的なことなので、ここでは触れないでおきましょう。

ではなぜ、美容整形が天風姤上九なのでしょうか。


上九の爻辞は
「その角に姤う。吝なれど咎なし(そのつのにあう。りんなれどとがなし)」とあります。

この爻辞の場合、私が使うのは、「吝なれど咎なし」ですね。

「後悔するようなことがあるかもしれないけれど、ま、良いんじゃないの。自分で納得するなら、やったらどうよ」といった表現になりましょうか。


まさに「女壮んなり」だな~と思った次第です。

本人としては、もうその気になってイケイケの気分なんでしょうね。

となれば、易にしても、ここまで思っているなら、やってみたら良いんじゃないの?

と、半ば突き放したような言葉を投げかけてきたのではないでしょうか。


今後、この方が実際に美容整形手術を受けるかどうかは分かりませんが、その結果もしっかりと見てみたいと思います。