メンズビギ マルイシティ横浜店 GM(ゼネラルマネージャー)の極私的ブログ -14ページ目

メンズビギ マルイシティ横浜店 GM(ゼネラルマネージャー)の極私的ブログ

メンズビギの商品紹介を中心に、
ファッションやカルチャー、ライフスタイル全般まで、
役立つものからどうでもいい話まで、
GM(ゼネラルマネージャー)独自の視点で綴るブログ。

8月8日かぁ…

いやね、
前回ブログを投稿した日付のことだ。

なんとあれからもう、
1ヶ月以上も経ってるではないか!
とはいっても、
営業用のお店の公式ブログは
ちゃんと書いてるから、
誰にも迷惑はかけていないのである。

じゃあ、このブログは一体何なの?
と聞かれても答えに窮するが、
(誰にも聞かれないけどネ…)
これは個人用と営業用の狭間に位置する
“限りなく透明に近いグレー” ブログ
と言わざるをえないだろう。

あ、そうそう。
「限りなく透明に近いグレー」といえば、
(ブルーだよ!)
村上龍の最新刊「ミッシング」を読んだが、
小池百合子の「女帝」と違って
ほとんど理解できずに狼狽えた…。


さて…
タイトルの「イエスタデイ」とは、
昨年公開されたイギリス映画のことである。
この映画のことを私は知らなかったが、
元メンズビギ横浜店のスタッフで、
現在プロの漫画家をやっている
山本晃司から一昨日タレコミが入った。


最近めっきり情報難民に陥る私を不憫に思い、
たまにカルチャー情報を提供し続ける
漫画家「山本晃司」関連記事はコチラを!

その日休みだった私は、
せっかくの情報提供にもかかわらず、
なぜかスティーブ・マックィーンの
「ネバダ・スミス」を観ていたが、
ふと「イエスタデイ」のことを思い出し、
早速 Amazon Prime で観ることにした。


さて…
この映画は、if…の世界を描いている。
その もし…という設定が面白い。

音楽ファンやミュージシャンなら
誰でも一度は
“もし自分がビートルズだったら…”
と想像したことがあるはずだ。

しかしこの映画はもう一捻り加え、

もし、自分以外の誰もが
ビートルズを知らない
世界だったら…

というヒネクレタ設定なのだ。


『売れないシンガーソングライターのジャックが夢を諦めようとした日、世界規模で起きた12秒間の謎の停電。その真っ暗闇の中で交通事故に遇ったジャックが目を覚ますと、自分以外は誰もビートルズを知らないパラレルワールドになっていた。ジャックがビートルズの名曲の数々を歌ってスターダムにのし上がるうちに、“本当に大切にすべきもの”に気づいていく…』

という内容のラブコメディ映画だ。

熱心なビートルズファンなら
ツッコミどころ満載だろうし、
とても傑作映画とは言い難いが、
作り手側のビートルズ愛が
ヒシヒシと伝わってくる。

そんなシーンの数々…

快気祝いで集まった友人たちの前で
ふと「Yesterday」を歌い出すと、
初めて聴いたその曲の素晴らしさに
皆絶句するシーン…

ジャック本人だけが知っている
世紀の名曲「Let It Be」を、
世界で初めて聴いてもらうために
自宅に集めた両親や近所の人たちが、
ちっとも集中して聴いてくれないシーン…

ジャックの曲に魅了され、
突然自宅を訪ねてきた
実在の超人気ミュージシャン
エド・シーランに(けど、知ーらん…)
モスクワでのライブの前座を頼まれ、
「Back In The USSR」を披露し
観客から大喝采を浴びるシーン…

その後の打ち上げの余興で、
エド・シーランから(けど、知ーらん…)
即興作曲対決を挑まれ、
「The Long And Winding Road」を歌うと
エドがあっさり負けを認めるシーン…

「Eleanor Rigby」の歌詞が思い出せず
悪戦苦闘するジャック…
全米メジャーデビュー直前の
LAでの過密スケジュールの中、
思い出すためにわざわざリバプールの
「ストロベリー・フィールズ」や
「エリナーリグビー墓地」、
「ペニー・レイン」を訪れるシーン…

静かな海辺の家で暮らす
元船乗りの78歳の老人
ジョン・レノンとの邂逅シーン…


この映画は全編を通じて
ビートルズへのオマージュが垣間見える。
一番印象に残るシーンは、
思い出深い地元ホテルの
屋上ライブでの演奏シーンだ。
(まるでApple Records屋上ゲリラライブ…)

この時のジャックは、
自分の曲のように偽り続ける罪悪感や
いつかバレるのではないかという恐怖感、
そして激変する自分を取り巻く環境に
押し潰されそうになる心情を
「Help!」に込めて
パンク風に激しく歌う。

まさにこの心の叫びは
作曲当時のジョン・レノンの心情と
オーバーラップしている。


なぜタイトルが「イエスタデイ」なのか?
なぜこのシーンは「Let It Be」なのか?

この映画は深読みすればするほど
新しい発見がありそうだが、
ここは余計なことは考えず
ただビートルズの名曲に身を任せ、
単純にラブコメディ映画として
楽しむだけでもいいのかもしれない。


あ、そうそう。
それともう一つ気になるシーンがあった。

自分以外はビートルズを知らないことに
薄々気づき始めたジャックが、
急いで自宅の部屋に戻り
ビートルズの痕跡を探すシーンだ。

パソコンで“ビートルズ”を検索すると、
“かぶと虫”しか出てこない。
慌ててレコードラックを探すと
ビートルズのアルバムが
全て消えているのに、
ストーンズやビーチボーイズ、
デヴィッドボウイは残っている。
部屋のドアには
レディオヘッドのポスターもある。
一つだけ例外は、
ビートルズに多大な影響を受けた
オアシスが存在していないのだ。

しかし…
もしビートルズが存在していなかったら、
オアシス以外のミュージシャンにも、
現在の世界中の音楽シーンにも、
多大な影響をもたらしていたはずだ。
ヒゲダンだって
存在してなかったかもしれないし、
名も知れぬ市井の人の人生さえ
左右してしまったかもしれない。

そう考えれば考えるほど、
ビートルズの存在の大きさに
改めて気づかされる映画である。


この映画を観てから、
私もずっとビートルズを聴き続けている。


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主人公ジャックじゃないけど、
そういえば「エリナー リグビー」って
どんな歌詞だったっけ?

                    「The Beatles」
          “Eleanor Rigby”

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メンズビギ横浜店  GMより


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