読了 | メンズビギ マルイシティ横浜店 GM(ゼネラルマネージャー)の極私的ブログ

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10月から読み始めた一冊の本を、
昨日やっと読了した。

それは以前記事にも書いたこの本…
                           ダウン
https://ameblo.jp/hashitsu-t/entry-12410994787.html


自分の知らない土地や時代の空気感…
そして現在まで連綿と続く
ポピュラー音楽の一番熱かった変革期を、
その中心で生き抜いた一人の男の視点から
描かれているこの本は、
それを取り巻く世界観に
私を引きずり込むに十分だった

音楽は聴くものだが、
“読む音楽”というのもアリだな。
そんなことに気づかせてくれた本である…
って、
マジメか!
と自分にツッコミを入れたくなるが、
それほど興奮させられる名著であった。


それにしても、
上下二段組500ページ以上の本とはいえ、
私はこれを読了するのに
2ヶ月以上もかかっている計算になる。

私は当初からこの本を
就寝前にしか読まない!
と決めていたということもあるが、
これが私の一番好きな読書スタイルなのだ。

就寝前の僅かな時間…
日常の雑事を忘れ、
物語の世界へと旅をするのである。

毎晩数ページづつ読み進めては
それを振り返るように、
休みの日には関連本やDVDなどを観たり、
通勤電車では曲を聴いたりしながら
ちょっとづつ咀嚼していったのだ。


さて…
こんなに興奮させられる本なのに、
なぜ一気に私は読まなかったのか?

それはモッタイナイからである…
というのはウソで、
危険だからだ。

ん? 危険?

何が危険かというと、
それは私の就寝前の読書の態勢にある。

私はベッド横のソファに座って
優雅に読んだりは決してしない。

まずベッドの上に仰向けになり
布団を掛ける。
いつでも睡眠に入れる態勢だ。
そして読書灯を点けてから老眼鏡を装着し、
布団から出した両手で本を掴み、
読みながら自然と深い眠りに堕ちていく…
これが理想だ。

ここまでは別に珍しくはないだろう。

しかし…
以前も書いたことがあるが、
私は“ストレートネック”である。
                          ダウン

私は頸椎に負担がかからないように、
現在は後頭部が沈み込む枕を使用している。
この枕で仰向けになると、
自然と視線の先は真上の天井になるのだ。

この態勢で本を読むということは、
すなわち両手も真上に真っ直ぐ
挙げなければならないことを意味する。

しかも、500ページ以上もある
ハードカバーの重い本を持って…

この辛さ…
貴方に想像できますか?

同時に上腕二頭筋を鍛える目的ならいいが、
読書とエクササイズは両立しない。
二兎追うものは一兎も得ず…
そんなことは、
すでに半世紀以上の人生で実証済みなのだ。

この態勢で私のように筋力が落ちた腕では、
平均8ページ/日が限界である。
疲れている時などは、
1ページに満たないことだってあった。

それだけならまだいい。
最悪の場合、
手を滑らして顔面を直撃することもあった。

重い本が顔に落下する恐怖…
貴方に想像できますか?

私はこれを一晩に
2度も食らったことがあるのだ。
打ち所が悪ければ、
そのまま旅立ってしまう可能性だってある。

予定調和のドリフのコントではなく、
これはガチな顔面鍋に匹敵するのだ。

常に危険と背中合わせの読書…
貴方に想像できますか?

でも…
この本はそんなリスクを犯してでも、
魅力と興奮に満ち溢れる本だったのである。

この本でなら
たとえ大怪我しても、
それは 本望 かもしれない。
だけに…。
(あ、ヤっちまったかな…)


誰かこの映画作らないかな。
クイーンのようにヒットしないだろうけど…


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                       「The Band」
  “Up On Cripple Creak”
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メンズビギ  マルイシティ横浜店  GMより

コチラも見てネ❗
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