プライベートレッスンの新しい学生さんと初顔合わせしました。

レッスンするのはインドから来たIT関連のエンジニアさんです。

インドのエンジニアって聞くと、なんかすごく


     頭良さそう!


ですよね^^;

レッスンの依頼内容はというと、
日本語能力試験のN1レベル(旧試験の1級)に合格したいとのこと。


     日本語能力試験とは何ぞや?


という方のために^^;

「日本語能力試験」とは、
日本語を母語としない人で日本語を勉強している人が、
自分の能力がどの程度なのかを測定するために受ける試験のことです。

レベルは初級のN5レベルから上級のN1まであります。

N1になると語彙もずいぶん難しくなり、
ちゃんと勉強しなければ


     日本人でも不合格


になってしまうような内容です^^;

実際どんな感じで出題されているのか、
興味がある方は「日本語能力試験 N1」で検索してみてくださいね。

「日本で仕事をしたい」とか「日本の大学に入りたい」と考えている人は、
とりあえずこの日本語能力試験を受けて
N2以上のレベルを目指します。

ちなみにみなさんの周りにいる外国人で、
話し方が流暢で、簡単な言葉に直さなくても会話ができる人が
いらっしゃるでしょうか?

だいたいその方々はN2レベル以上だと思っていただいて、間違いありません。

日本に在住されている外国人の方の多くが、
この試験を受けた経験があると思います。

ちなみにこの試験は年に2回、7月と12月に実施され、
海外でも行われます。

さて、話をレッスンのほうに戻します^^;

今日はトライアルということで、

レッスンの進め方や、授業料の確認などを1時間程度行いました。

レッスンの場所は、待ち合わせした駅近くのコーヒーショップです。

授業内容の説明や彼のレベルチェックについては、
だいたいスムーズに進んだのですが・・・。


     レッスン料の話


になってちょっと問題が^^;

僕はレッスン料1時間2500円で募集を出していたのですが、
そのことを知っているにもかかわらず、

     「1時間2000円では無理ですか?」


とおそるおそる値切ってきたのです^^;

まあ悪そうな人じゃないし、ちゃんとした社会人だし、
生活もいろいろ大変だろうし、
ちゃんと勉強してそうな人だし・・・

ということで、カフェでのコーヒー代を、
彼に払ってもらうことを条件に、相手の要望を飲んだわけです^^:

というわけで、2時間のレッスン料5000円の予定が
4000円になってしまいました・・・。

ま、コーヒー代500円を彼に払ってもらうということで手を打ったのですが、

サービスしすぎたでしょうか(笑)



前回、非常勤教師の給料とは、
1日当たり4コマ分の授業数だけにしか支払われない、
ということをお伝えしました。

つまり、授業準備全般とか、試験採点、宿題チェック等の業務は、


     すべて無給


でやっているわけです。

授業終了後、長い時は3時間ぐら残って業務をこなしたりしますが、
いっさい手当はつきません・・・。

うちの学校の場合、たまになが~い会議に出たとき
2コマ分ぐらい手当がでることもあるんですが、
他校はどうなんでしょうか・・・。

同業者の方は「うちもそうですよ~」とか
「それがふつうでしょう」って感じですよね(笑)

「うちなんかもっとひどいよ~」なんて方も
いらっしゃるかもしれません・・・。

でも、日本語教育業界と関係ない方々には、
われわれが置かれている現状を知って
少々ビックリされたことでしょう^^;

まあ、しかしながら無給とはいえ、
試験の採点や宿題チェックなどは、
その授業を受け持った先生がやるべきだと思います。

自分が受け持つ学生のことは、ちゃんと把握したいですからね。

学生たちの試験や提出物から、
授業では見られない、彼らの別の一面を見て取ることができるのです。


     単なるマル付けじゃない!


って思うんですよ。採点って・・・。

ふだんよくできる子が、
(あ、うちの学校は各課ごとに小テストをやっているんですが)
ある日全然できていないと、
「あれ、体調悪いのかな?」とか「何か悩みがあるのかな?」とか
気にするようになります。

また、部分的にできていない個所があると
「あ、この子はこういうところが苦手なんだな」
とか、「意外と字がきれいだな」とか(笑)

授業ではいい感じだけど、書かせるとボロボロだとか^^;

反対に授業ではよく理解しているのかあやしそうな感じの子が、
実はよくできていたりとか。


なんかモデルみたいなきれいな子が、字がありえないほど汚くて、
ガッカリしたなんて経験もあります(笑)

このように学生の提出物やテストをチェックすることが、
次の授業の運営をどうするかの判断材料にもなるわけで・・・。

だから無給ではあるけれど、
他人任せにはできない仕事なのです。

とはいえ、やっぱり


     無給はやだ!!


というのが本音なんですがね^^;

まあ、僕ら非常勤は授業後の業務をある程度終えたら、
好きな時間に帰っていいわけですが・・・。

学校側も無給で働かせている以上、
「残って仕事しろ!」なんて言えるわけないし^^;

一方で専任の先生や事務の方々は、
それ以降も夜遅くまで
毎日のように残業している(させられている?)ようです・・・。

おそるべし、日本語学校・・・。





どうすれば日本語教師になれるのか・・・。

2005年当時、我が田舎では日本語教育の情報を仕入れる術が、


     皆無


といってもいいほどでした。

ま、現在もそうかな^^;

だって、日本語教師という職業すらまわりの誰も知らないんだから・・・。

ましてや、田舎には日本語学校なんてのもなければ、
わざわざそこに通う外国人もほとんどいなかったわけだし・・・。

地元に住んでいる外国人といえば、

地元の小さな私立大学に来ている若干名の留学生、
ALT(公立学校の英語補助教員)、
町に一軒だけあるインド料理屋の店長(笑)
フィリピンバーのおねえさんたち・・・。

まあ、このぐらいだったので、
町で見かければかなり目立つ存在でしたね。
我が地元の外国人のみなさんは・・・。

だからもし日本語教師として仕事をするのであれば、


     やはり都会に出ていかなければ


やっていけないんだなということが
感じられたわけです。

そんなふうにあれこれ考えながら、
地元でたった一つの市立図書館にたどり着いたのですが・・・。

いやあ、何年ぶりかしら(笑)

たぶん・・・


     高校生のとき以来だな w


まあ、読みたい本は、
買って読んだりしてましたからね、この時代は・・・。

塾の先生をやっていて、
生徒たちに「勉強しろ、向学心を持て!」
なんてえらそうなこと言ってときながら、

自分はこのときほぼ5年ぶりに
図書館へ調べものにやってきたのでした(笑)

日本語教育関係の書籍を検索し、
奥の語学コーナーへ

地元の高校生たちが受験勉強に励んでいる姿を見ながら、
歩いていると、


     「あ、先生、どうしたんすかぁ?」


聞き覚えのある声に振り向くと、
塾の教え子でした。

受験勉強のためによく利用しているとのことでした。

あんまり成績のいい子じゃなかったけど w

よく見ると眉毛を細くきれいに整えていました。

おーおー、田舎の高校生もそんな洒落たことするようになったか(笑)

「ちゃんと勉強しろよー」
なんて声をかけつつ、再び本探しを始めたわけですが・・・。

実はこの生徒が、
このあと自分の人生を


     大きく変えてしまう


存在になろうとは、
このときはまだ知る由もなかったのです。

え、何かって?

ま、その話はいずれまた(笑)

さて、語学コーナーにたどり着くと、

ありました!

「日本語教育」の書籍の数々。

ま、こんな田舎の図書館だし、
あまり期待もしていなかったのですが、

月刊「日本語」も置いてあったし、
教授法やら文型辞典やら、
日本語教育の世界ではおなじみの書籍が
けっこう置いてありました。

ただ、あんまり読まれてる形跡はありませんでしたが^^;

その中に検定対策の本もありました。

で、初めて知ったわけです。

日本語教師になる手段の一つとして、


     日本語教育能力検定試験


というものがあることを・・・。


つづく