大正4年(1915年)開業の大湯鉄道の歴史調査からはじめ、なんとか来年は100周年の記念行事ができそうです。
古い写真がないかと、父のアルバムを開いてみました。
昭和19年生まれですので、大正時代のものは無いですね…。

おっ!これは昔の佐賀県道がはっきり写ってる。
昭和30年より前くらいですね。
明治に掛けられた阿南橋までしっかり見えます。
昔は里山もきれいに整備されてたんですね。
あーおしい。もう少し右に大湯鉄道当時の櫟木鉄道トンネルがあるのに。
まだ国道の整備前ですので、すべて旧道です。
今の櫟木トンネルも、旧櫟木随道もありません。
JR櫟木トンネルは1960年代にできたと思われるので、
まだむかしのルートだったと思われるのに。
「非常におしいけど、これはお蔵入りだね」
と、箱に入れかけて手が止まりました。
なにかがおかしい。
あれーダムが無い。
いつも見慣れた櫟木ダム(篠原ダム)がありません。
現在の堰堤は昭和33年完成しています。
これだけでも初めて見る大分川の風景ですが、さらに
奥にダムがある。
これは大正3年、篠原発電所が開業した当時建設された初代櫟木ダムです。
100メートルくらい上流だとは聞いてたのですが、もっとありそうです。
今、このダムは現在の櫟木ダムの底に沈んでいます。

こういう時にかぎって、現在のダムの写真が見当たらないので、
こちら昭和45年の写真です。
まだつり橋が架かっています。
この写真だけでも貴重な資料なんですけどね。
大分川の水運の歴史