大湯鉄道物語 鉄道建設で山が消えた 挾間の物語 | 由布市商工会 挾間支所のブログ

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大湯鉄道物語 鉄道建設で山が消えた、挾間の物語

大正7年の古地図を見ていて気になるものを見つけました。
大湯鉄道物語 大正7年
大正7年 大日本帝国陸地測量部発行

なんだろう。ここは田んぼしかないのだけれど・・・
疑問はすぐに解決するにかぎります。

最近いろいろな方に応援いただけるようになってきました。
ここは、地元の歴史研究家 二宮寿先生に教えていただきました。

大湯鉄道物語 向之原丸山
現在の由布市挾間町の様子です。
ここは小字を無田といいます。
大湯鉄道物語 挾間無田
丸く円を書くような地割り。そうなんです。
ここには昔、山があったんです。
山というより、古墳ではとのこと。
大湯鉄道の建設で、黒川を越える必要があり、丸山の土を運んで土手を作ったそうです。
大湯鉄道物語 黒川渡川橋
現在の鶴田踏み切りの側です。
この上を、今もJR久大本線が通っています。

現在の丸山の跡は、国道210号線と医大バイパスが接続する挾間三叉路交差点の写真のヒラオカ裏。
「無田」の地名は、田にもならない沼地だったからと聞いていましたが、山でしたか。
子供のころよく遊んだ場所ですが、山があったなんて知りませんでした。
昔、挾間町時代には都市型の公園計画がありましたが、挾間の街の中心部に広大なスペースとして田んぼが広がっています。
今はもう計画はありませんが、街のど真ん中のこの区域は、絶対、歴史自然公園にして欲しいです。

大湯鉄道物語 挾間龍祥寺
昔の龍祥寺の古図です。丸山が描かれています。


資料は二宮寿先生所蔵です
先生ありがとうございます。

大湯鉄道、向之原駅