大湯鉄道物語 掘ったら、なにかが出てきそうな場所 | 由布市商工会 挾間支所のブログ

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大湯鉄道物語

大湯鉄道櫟木随道跡

ここどこだかわかりますか?
大分県由布市庄内町櫟木 

篠原発電所の櫟木ダム横、国道210号線櫟木トンネルの場所です

現在のJR久大本線は青のライン

赤のラインは、かつての大湯鉄道の軌道跡です

A点からB点間は昔の小さなトンネルがあった…はずです。

はずというのは30年以上前の記憶のため曖昧にしか覚えていません。

30年前トンネルはすでに塞がれていたけど、たしかにトンネルがある。

絶対ある。

このまえ、現在の210号トンネルの横の商店「益喜屋」の兄ちゃんにあったときも
この話確認した。

今どうなっているかは全く分からないけど、

もし何か残っていれば。

レールが1本でもあれば!

今もっている疑問が解消する。

軽便仕様の機関車と資金不足の中、本当に1067mmゲージを採用していたのか? ※1
レールの規格は何kgなのか? ※2
頻繁に脱線事故を起こした原因は、レールか? ※2
そして、庄内の古民家解体現場から出てきたレールは、いったい何のレールなのか?


掘ってみたい

あー掘ってみたい

Eはかつての大湯鉄道櫟木停留所の場所
Fはわたしの生家跡
Aはもしかしたら、ダムから取水した初瀬井路の出口だったかも ※3
でもBは絶対間違いない

※1 ゲージ1067mmは大湯鉄道の車両資料から間違いないです
  大湯1号・2号の新事実
  大湯3号・4号の新発見資料

※2 国鉄になった後の資料から、開業時のレールは25ポンドであったそうです。
  25ポンドレールの重み
  国鉄後にすぐに30kg/mに取り替えています、一部資料に60kgレールと見られますが
  これは60ポンド/ヤード(30kgレール)の誤植です

※3 Aは間違いなく櫟木第二トンネル東側入り口です。入り口はコンクリートブロックで閉鎖されています。
 軌道跡の土塁が状態よく残っています。ここは、国鉄後の大正12年3月にいち早く改修命令が出ていて、現在のJR櫟木トンネル工事が着工しています。
 Bは櫟木第二トンネルの西側入り口です
 
現在に残る遺構
200mほど大分よりの櫟木第一トンネル