おはようございます
昨日、美真会 主催の美容鍼灸フェスタ2010に行って来ました。9:30~17:00で、実に内容の濃いセミナーでした。会費が「安い!お得!」と思ったほどですから。
タイプもやり方も異なる4名の講師陣。それぞれの個性を活かした講演と施術でした。全日本鍼灸学会での美容鍼灸講座の講師陣とも違っていて、美容鍼灸も実に奥が深いなぁ~と思いました。
アロマティックビタミンマッサージと組み合わせるセラ治療院 町田久先生、経絡顔筋ストレッチと漢方パックを加えたサロンブレア元町 上田隆勇先生、リフトアップの「押し手」に技ありの麻布ハリーク 岡本真理先生、エステトリートメントを取り入れた白金鍼灸SalonFium 折橋梢恵先生。
ちなみに、「押し手」というのは、鍼を打つときに支えとなるほうの手のこと。鍼を打つほうの手は「刺し手」といいます。右利きなら、右手が「刺し手」、左手が「押し手」になるの。実は、鍼施術において、「押し手」は「刺し手」よりも重要だったりするんですよ。
講師たちに共通するのは、美容鍼灸を通じて鍼灸を広めたいという熱い思いです。美容鍼灸は、統合医療としての鍼灸への入口になりうる、治療・癒し・美容の3分野を融合する可能性を持っている、外面だけでなく内面からも健康的に美しく整えることができる…と。
また、どの先生も、顔に鍼を打つだけでなく、全身を整えるための施術も行われているとのこと。それは、やっぱり東洋医学の基本的な理念に沿うものなんですよね。そして、美容業界の最新情報にも、もちろん精通されてました。
実演は、各講師2回ずつあって、参加者の中からモデルさんが選ばれてました。私はお手伝い側だったので、モデルさんがうらやましかったです。いいもん、自腹で受けに行ってやるぅ(笑)。講習会にも出るぞぉ。
町田先生いわく、顔と腸管は発生学的に同じ鰓弓由来なので、免疫との関係が深いそうです。つまり、顔鍼で免疫力アップが可能だってことらしい。からだのしくみを考える上で、発生学はけっこう重要ポイントなので、これはありうるかも。
岡本先生は、エステトリートメントの手技を学んではいないというお話でしたが、リフトアップのために鍼を打つときの手技は、まさにエステトリートメントの技そのもの。理にかなった動きは、同じものになるんですね。
いやぁ~、勉強になりました。久々に楽しくかつ得ることの多いセミナーでした。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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