原作コミック未読のため、
いろいろと勘違いを前提にしている可能性があります……、
槙生は、アサの年齢も考えて、
40歳手前……?
しっかり大人の年齢です。
大人として何年も生きてきたからの自覚、
自分には普通のことが普通にできない…。
まあ、そもそも
「これくらい普通でしょ」って、
相手によっては、
ものすごく怖い脅迫の言葉というか、
全否定につながる危険な言葉だとは思う、けど…
それは置いておいて、
槙生ちゃんの生活能力―
―掃除などの家事や、日々の些細な社会生活に必要な事務とか…、
こういった能力がかなり低い、のは、間違いなさそうだ。
それらは、
槙生ちゃんが生きていくために、切り捨ててきた能力っぽい。
物語の世界に匿ってもらうために、
日常生活の作業は、
その日常から逃げ出す為には不必要で、
むしろ邪魔になることだから、かな。
だから、ひとりでいた。
誰かと一緒に暮らせば、
(家族であろうと、恋人であろうと)
同居人を苛立たせ、
そういう日常の雑事を強制されることは、
槙生にとって苦痛で、難儀で、困難で…、
だから、勢いでアサを引き取ったけれど、
自信があったわけではないし、
できると思ったわけでもないし、
後悔がないわけではない。
…にしても、
笠町さんは、槙生の本当の理解者だよね、
そして槙生が笠町さんを大事に思うように、
笠町さんも槙生を大事に思っていて、
だったら一緒にいればいいのに?
でも、かつて恋人同士だったころ、
槙生は、笠町さんには差しだせない何かを、
必要として、
でも、笠町さんからは得られないとわかって
勝手に幻滅した…という描写だったっぽい。
そして、今は笠町さんに、以前とは別の
なにかを求めているようで、
笠町さんも槙生を支えようとしているのだから、
ふたりで幸せになれそうな気もするし、
幸せになってほしいと思うのだけれども、
槙生は、もうちょっとこじれてそうな気がする。
たとえば、ふたりの関係が心地よいと思った時、
頼ることが怖い、
頼って相手に負担をかけるのは申し訳ないし、
頼って裏切られるのは、もっと怖いし…とか
今の心地よさを維持しようと努力して、
その努力を息苦しく感じそうな気がする。
とにかく、
「普通」って、
ひとによって基準も内容も全然ちがうのに、
あんまりにも普通に使ってしまうところが怖すぎる言葉なのでした。
「常識」とかも同様…。
――と、内容から離れて、
つまり、槙生と笠町というキャラクターを離れて、
沢城さんと諏訪部さんの会話が耳に嬉しくて、
ありがたくてたまりません。
が、同じことを毎回のように書いているので、今後は自重します。

