海外から見た長野県の立ち位置は?
先日のことですが、インバウンドに関する大変興味深い調査結果が公開されました。それは、海外向けのデジタルマーケティング支援などを行う「インフォキュービック・ジャパン」が検索サイトグーグル上で 2017年4月からの1年間、13の国と地域から英語でグーグル検索された都道府県名の回数です。47都道府県の順位を公開されているデータに基づき、Excelで集計・編集し詳細なランキングを作ってみました。また、【画像出典:nippon.com HP】詳しくは、インフォキュービック・ジャパンHPを。1位は東京都、2位は秋田県…では、長野県はというと…長野県は19,500回で18位…お世辞にも高い順位とは言えません…個人的にはこの順位は物凄く悔しいですね…とても、悔しくて悔しくてなりません!!都道府県名別の検索ヒートマップで長野県の色を濃くするための方法を僕なりに考えてみました…1)情報発信の強化77全市町村が訪日外国人向け専用サイトを設置したり、Twitter、やFacebook、ウェイボなどのSNSでの発信を積極的に行う。2)外国語教育の充実・強化3年前の善光寺御開帳時、長野清泉、長野西高、吉田高、長野東高、市立西部中で英語ガイドボランティアを結成し、観光ガイドに挑戦する―といったことがありました。善光寺御開帳奉賛会「中高生が英語ガイドに 長野西高で事前研修会」また、市立長野中でも、思考力・判断力・表現力を身につけるための「探究学習」の一環として観光ガイドに挑戦し、善光寺周辺を英語で案内するといった授業もあります。【画像出典:長野市公式HP「フォトニュースNAGANO」】【長野市プレスリリース(平成29年度/PDFファイル)】このように、地元の文化や伝統、史跡等を英語で案内するような授業を77市町村すべての小学校から高校までやるべきではないでしょうか。文科省の次期学習指導要領では、小学3年生から英語の授業が必修となります。また、これからの時代、思考力・表現力・判断力が求められる時代になるものと考えます。日本経済新聞によると47都道府県中、長野県の英語力は高校生で23位、中学生では28位なので…日本経済新聞「英語力調査、都道府県でばらつき 結果一覧」産経新聞「大阪・箕面市の中3、英検3級以上の割合が70.8%」これを改善して、長野県の中高生の英語力を80%以上に向上させることに繋げることも兼ねて取り組めば、ある意味では一石二鳥なのかなと感じます。また、市立長野高校は総合学科の高校なので、生徒の興味に応じて、スペイン語とかヒンディー語、ロシア語など英語以外の講座も開講してもいいような感じもしなくもないですがどうでしょうか…3)多文化対応に向けたおもてなし機能ムスリムの方向けのためのハラールに対応している店舗や祈祷室など異文化に対応した施設や設備が長野県はまだ少ないように感じます…ハード面の整備は予算面と相談しなければならないところがあり、なかなかすぐには…というわけにはいかないかもですが、ソフト面の整備などいまできる範囲のことに万全を尽くし、長野県への評価が向上させることに繋がれればいいなと感じます。