草木染 『ソボロ染め & ワチェ染め』にTRY!!
※1)ガーナではローゼル(ハイビスカス・ローゼル)を
『ソボロ』 と呼びます。
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テーマ:ガーナの食・ガーナで食
※2)ワチェ(キビの一種)
乾燥されたワチェの葉は煮出すと赤茶色の煮汁となります。
この煮汁で米と黒目豆を一緒に炊いたのが『ワチェ』と呼ばれ、
お赤飯のような豆ご飯となります。
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テーマ:ガーナご飯、ガーナ料理
この2つの『ソボロ&ワチェ』の見事に妖艶な赤いエキスを
見た暁には、「何かしなくては!?」とムズムズ感が沸き上がります。
ということで、
『ソボロ染め & ワチェ染め』にTRY!!
■草木染めをするには、媒染剤が必要となります。
媒染剤は、草木の色を布に定着させてくれるもので、
鉄、銅、アルミニウム(ミョウバン)、チタン、錫(スズ)など、
主に金属が使われています。
一般的には、焼きミョウバンを購入し、媒染剤として使用するようです。
しかしながら、ガーナでは手に入りません・・・・というか、知ってる人が見当たりませんでした。
まぁ、情報が無いのはいつものことです。
情報集めは、適当に切り上げ、無いものねだりはやめて、「無い物は作る」です!
鉄(鉄くぎ)と銅(銅線と1ペセワ・コイン)は既に持ってますので、その2つの媒染剤を作りましょう。
いたって簡単で、両方とも、ペットボトルに入れた酢に浸して、1週間待つ、という作業です。
左:鉄媒染剤、右:銅媒染剤
★最初は、当然『我が家ソボロ』で染めましょう!
『我が家ソボロ』です。
左:ドライ、中:種ドライ、右:朝収穫フレッシュ
『ソボロ染め』準備するもの・・・・
①銅媒染剤(自家製)
②鉄媒染剤(自家製)
③木綿布(さらし、綿100%)
④ソボロ(乾燥でもフレッシュでも可)
⑤輪ゴム、たこ糸、他(布に模様を出すために必要なものを準備)
『ソボロ染め』工程・・・・
※いきなり本番ではあまりにも無謀なので、小さい端布でどうなるのか事前に試行してます。
(1)鍋にソボロと水を入れ、5分ほど煮出します。
濃さはお好みで調整してください。
(2)布に模様が出るように細工します。
私も初体験で、センス云々以前の問題で輪ゴムで絞りました。
(3)本来は煮出したソボロ液は漉してから、布を入れるのでしょうけど、
面倒なので煮出したままの鍋に布を投入しました。
(4)10分弱火で煮ます。
(5)煮終わった布は、準備しておいた
銅媒染剤と鉄媒染剤に浸します。
銅媒染剤(Cp)の様子・・・・
薄いピンクになりました。(濃くなる予想に反して・・・)
鉄媒染剤(Ir)の様子・・・・
グレーに近い紫色に変わりましたね。
こういう予想できない色に変わるのが面白く楽しいですね。
どちらの媒染剤も5分ほど浸しました。
※鉄媒染剤(Ir)は濃い色に変わりますので、
銅媒染剤(Cp)を先に作業した方が失敗が少ないです。
(6)媒染剤が終わったら、あとはしっかり水洗いをして、乾かして終了です。
(7)『ソボロ染め』完成です!
★次に、『ワチェ染め』工程・・・・
(1)~(4)『ソボロ染め』工程と同じです。
試し染めの結果です。
(5)煮終わった布は、準備しておいた
銅媒染剤と鉄媒染剤に浸します。
銅媒染剤(Cp)の様子・・・・
ワチェ液は赤茶色でしたが、オレンジになりました!
鉄媒染剤(Ir)の様子・・・・
試し染め時に、良い色ではなかったので、部分染めにしました。
『ソボロ染め』完成です!
初体験の『染め』でした。
楽しかったです。やってみて良かったです!
「趣味は何ですか?」
と伺った時に、
「時々、『染め』をやってます。」
と仰る方って、素敵だな!と思った今日の『布染め』体験でした。
でも、ガーナではもう『染め』ないだろうなぁ・・・・・