自衛隊「宇宙策戦隊」発足 | ジョナサンの備忘録

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暮らしているの中で興味があることを備忘録として書き手止めて、生きてきた人生を振り返りたいと思います。

宇宙策戦隊の主任務は日本の人工衛星を不審な人工衛星からの攻撃や妨害を防ぎ、宇宙ゴミから守るためその軌道を監視することです。

防衛省は、宇宙監視用のレーダーを山口県内の設置し、JAXAやアメリカ軍とも連携して「宇宙状況監視システム」を整備します。

防衛省は、このシステムを令和5年度から運用をする予定とし、「人工衛星は情報収集・通信・正確な位置情報の把握など部隊の指揮にかかせない」としています。

宇宙の監視体制の整備を本格的に取り組むことにしています。

 

(NHKニュースシブ5時より)

 

 

トランプ大統領は「宇宙軍を作れ」と命令し、アメリカ軍は日本に先行して取り組もうとしています。

宇宙軍というのは、宇宙で戦う軍隊のではなくて、宇宙空間をアメリカが自由に使えるように、地上でそのための任務にあたる組織です。

 

世界で最も多くの人工衛星を保有しているのはアメリカです。 

その多くは軍事用です。 

この人工衛星の存在が世界最強のアメリカ軍を支えています。 

 

アメリカ軍は世界中に部隊を展開させています。 

部隊が地球の裏側にいても、司令部と現場の部隊は軍事用の通信衛星で繋がっています。 

遠く離れた戦場の様子を指令部や部隊同士がリアルタイムで把握し、共有できます。 

戦場で部隊が攻撃をした時に、その攻撃が成功したかどうかを確認しなければなりません。 

これが速ければ速いほど、敵を圧倒することができます。 

 

アメリカに対抗しようとするロシアや中国は、衛星を攻撃する兵器を開発したり、マヒさせるためにサイバー攻撃の能力を飛躍的に向上させています。 

そのため、アメリカは危機感を持っています。 

トランプ大統領が構想する宇宙軍というのは、このシステムを妨害されることに対する対応です。

しかし、この構想は、議会の承認、莫大な予算、人員の配置などが必要で、実現にはなかなか難しいと言われています。

 

(再掲)