“宇宙軍を作れ!”いったいナニ? | ジョナサンの備忘録

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暮らしているの中で興味があることを備忘録として書き手止めて、生きてきた人生を振り返りたいと思います。

トランプ大統領がいう宇宙軍というのは、宇宙で戦うのではなくて、宇宙空間をアメリカが自由に使えるように、地上でそのための任務にあたる組織です。

 

宇宙には、宇宙ステーションがあったり、人工衛星がたくさんあります。

その数は1400以上です。

種類も色々あります。

GPS,、通信衛星、気象衛星とか、偵察衛星など・・・

 

世界で最も多くの人工衛星を保有しているのはアメリカです。

その多くは軍事用です。

この人工衛星の存在が世界最強のアメリカ軍を支えています。

 

アメリカ軍は世界中に部隊を展開させています。

部隊が地球の裏側にいても、司令部と現場の部隊は軍事用の通信衛星で繋がっています。

遠く離れた戦場の様子を指令部や部隊同士がリアルタイムで把握できます。

 

 

この利点を生かしたアメリカ軍の強みは敵を圧倒する攻撃のスピードです。

戦場で部隊が攻撃をした時に、その攻撃が成功したかどうかを確認しなければなりません。

確認できたら、次の目標を設定して攻撃に移ります。

このサイクルでどんどん攻撃していきます。

これが速ければ速いほど、敵を圧倒することができます。

 

攻撃から次の攻撃までどのくらい時間がかっかたのかを比較すると、

1991年の湾岸戦争では、1日

2003年のイラク戦争では、10分

こうしたことを実現しているのが人工衛星の威力だと言えます。

人工衛星はアメリカ軍の目であり、耳であります。

 

アメリカに対抗しようとする国は、このシステムを潰して、その機能をマヒさせようとします。

具体的には、ロシアや中国は衛星を攻撃するような兵器を開発したり、

マヒさせるためにサイバー攻撃の能力を飛躍的に向上させています。

そのため、アメリカは危機感を持っています。

 

トランプ大統領が構想する宇宙軍というのは、このシステムを妨害されることに対する対応です。

この構想は、議会の承認、莫大な予算、人員の配置などが必要で、実現には10年以上かかるだろうと言われています。

 

宇宙というのは平和のための公共財です。

宇宙の平和利用を定めた宇宙条約というものがあります。

この条約は宇宙空間を領土として占領すること、核兵器を配置することなどを禁止しています。

 

(ニュース シブ5時より)