君に幸あれ、希望あれ | 35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

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【夫】台湾人 × 【妻】日本人

国際結婚? いえ、惑際結婚ですから!

気がつけば2男1女。

あの男を見ていると、とても同じ人類だとは思えない。
漢方薬を水なしで飲めるなんて
一体どんな味覚をしてるんだ、あのおっさんは。

あけまして

おめでとうございます

 

 

 

まだまだ復興には

程遠い能登で

暮らしてはいるけれど。

 

まだまだ皆さん

本当に大変だけれど。

 

 

 

どうか、今年は。

 

このご挨拶を

お許しいただければと

思います。

 

 

 

 

去年のこの日。

 

いや、あるいは

その次の日だったか。

 

風呂にありつくため、

家族総出で大移動した。

 

 

 

 

近隣の市の大浴場では、

入浴の整理券を

求める人、人、人。

 

まるで長い蛇のようだった。

 

 

 

 

 

「男性はすぐだけど、

女性は整理券もらうのに

夕方までかかるみたいですよ」

 

 

 

 

 

並んでいる私たちの前を

通りかかった車が止まってくれ、

 

車の窓を開けて、

ご親切にも教えてくれた。

 

 

 

私たちが列に並び始めたのは、

確か午後1時前後だった。

 

 

 

 

 

「母ちゃん、俺のうち行こ。」

 

 

 

 

 

金沢に自宅がある長男の

この有難い一言に

甘えることにして、

 

私たちは蛇から離脱し、

その足で金沢へ向かった。

 

 

 

うん。

そうだった。

 

 

 

でも。

 

今年は、自宅の

風呂が使える。

 

これは大変に

有難いことです。

 

 

 

 

 

 

去年同様、今年も

長男は元日に帰省した。

 

 

今年こそは、

リベンジするのだ。

 

 

昨年は、夕飯に長男の

好物を作る予定だった。

 

 

が。

 

それどころでは

なくなってしまった。

 

 

だから。

 

今年こそは、

今年こそは。

 

長男に好物を

食べさせたい。

 

 

 

何だったかな。

 

 

ポケモンカードポケット?

 

 

そんな名前の

ゲームだったような...

 

 

次男や娘に教わりながら、

長男も一緒になって

夢中で対戦している間に、

せっせと作った。

 

 

 

 

 

元日に長男が帰宅。

次男がいて。

娘がいて。

 

同じ料理を

作るつもりで。

 

 

 

去年とまったく同じ

この状況。

 

 

 

 

 

「また揺れたら...」

 

 

 

 

 

正直なところ。

 

ふと、こんな

思いがよぎった。

 

 

 

でも。

 

 

 

 

ケセラセラ

 

なるようになる

先のことなど判らない

 

 

 

 

どこからともなく

浮かんできたこの詩が、

私の心を上書きしてくれた。

 

 

 

 

 

 

「できたよー」

 

 

 

 

 

夕方6時過ぎ。

 

リベンジ

コンプリート。

 

この達成感は

大きかった。

 

 

感慨に浸った私の口から

ついこぼれたのが。

 

 

 

 

 

「いやー。去年の元日のこの時間。

母ちゃん、竹藪でう〇こしとったわ」

 

 

 

 

 

これは、紛れもない

事実である。

 

 

発災後、うちの裏山に

避難した際のことだ。

 

 

 

 

一体、何が悲しくて。

いい年をしたおばはんが。

 

よりによって、

正月早々。

 

寒くて真っ暗な竹藪で、

用を足さなければ

ならないんだろう...

 

 

 

 

 

それを思えば。

 

ああ。

それを思えば。

 

今年のなんと

有難いことよ。

 

心から感謝した。

 

 

 

 

 

でも。

 

 

 

 

 

「今度の正月は、いつもみたいな

おせち料理、作る気になれんわ」

 

 

 

 

 

昨年末、次男が

電車の中で聞いたという

おばちゃんたちの会話。

 

 

これも、紛れもなく

身近なところで

起こっている現実。

 

 

 

 

 

あけまして

おめでとうございます

 

 

 

 

 

こんなに重みのある

言葉だったとは。

 

 

どうやら。

 

毎年毎年、当然のように

繰り出せる言葉では

ないらしい。

 

 

 

 

 

 

どうか、どうか。

 

皆様にとって、

良き一年と

なりますように。

 

 

 

 

 

 

追記

 

昨年末から

年明けにかけ。

 

師匠がよく

夢に出てくる。

 

 

 

私が不思議に

思うのは。

 

少し前までは、

先生は夢に出てきても

 

あまり長くは

留まっていなかったし、

何も話さなかったのだが。

 

 

 

最近、夢に出てくる

あのおっさんは。

 

 

割と長いこと

登場しているし、

また、よく喋る。

 

 

おまけに。

着ている物が派手。

 

この間の夢では、所々に

白い模様が散りばめられた、

真赤なカッターシャツで現れた。

 

 

 

一体、どうした。

師匠。

 

 

 

面白過ぎるぞ。

わはははははははははははは。

 

 

 

 

 

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