先日、
ニュースで観た。
今年の漢字は
「金」だそうで。
私の今年の
漢字は何だろう...
こう考えたら。
「忍」
すぐに浮かんできたのが
この文字だった。
そうね。
これ以外にはない。
昨年の大晦日。
その日のうちに
携帯電話の解約を
済ませねばならず、
連日の疲れから
疲労困憊ではあったが、
お店に急いだ。
つつがなく
解約を終えたのは、
確か夕方6時前後くらい。
外は真っ暗。
ああ、疲れた...
こう思いながらも、
帰宅後、年越しそばを
用意したんだったかな。
どうだっただろう。
もう記憶にはない。
翌日は元日。
久し振りに帰宅した長男に、
好物を作って食べさせよう。
その日のうちに
金沢に戻ると言っているから、
そろそろ作ろうかな...
ご飯の後、
長男を見送ったら
ゆっくり休もう。
そう思っていた矢先、
あの地震が起こった。
3ヵ月間の断水。
その他数々、諸々。
それでも、その後。
やっと地震前の日常が
戻ってきたかと思いきや。
今度は、身近なところで
気を揉んだ。
ホームにいるけれど、
週に数日間、
隣家に帰宅する
父との関係に悩み。
どうしたらいいのか
結局分からず今に至り。
結論としては、
極力当たらず触らず。
これ以外に
思い浮かばず。
父に対する
私の態度や言動が
原因なのだろうと反省した。
ただ、やはり。
どこか、こう。
努力や歩み寄りという
範疇を超えたところにも、
遠因があるような気がしている。
さらに。
高校受験を
控えている娘。
私には、
もうお手上げ。
まさに腫物。
父のこと以上に
どうしたらいいのか
まったく分からない。
今朝も大喧嘩。
声を上げる私。
涙をこぼす娘。
私が投げつけたハンガーが
障子を破った。
ああ。
またやってしまった。
声を荒げないと
決めていたのに。
こうやって文字にして
起こすと駄目ね。
今になって
私も泣きたくなってきた。
だから、本当は。
辛いことは
文字にしない方がいい。
それは、よく分かって
いるのだが。
ただ、
私の場合。
辛い時ほど、
書きたくなる。
何かを書いている時だけは、
嫌なことを忘れられるから。
書くことだけに
集中できる。
そういう
性分なのだろう。
ここ数か月。
針の筵にいるような
気持ちがずっと続いている。
父や娘のこと以外にも
頭の痛いことは、まだある。
もう駄目...
昼間。
こたつの中で
こう思うと。
諦めてはいけない
どこからか、
こんな声が聞こえてくる。
もう限界...
夜中。
布団の中で
こう思うと。
夜明け前が一番暗い
どこかで聞いて
覚えていた言葉が
パッと浮かぶ。
思えば。
今年もブログの更新が
儘ならなかった。
年初に考えていた量の
5分の1も書けていない。
書きたいのに、
書けない。
時間や事情や
体調が許さない。
本当に、本当に。
心の底から
もどかしかった。
だから、もう。
今ここで。
来年の漢字を
宣言してしまおう。
「喜」
これ以外にはない。
きっと。
キラキラと輝く
素晴らしい一年が
待っている。
心から
そう信じて。
夜明けの来ない夜は無いさ
誰かに。
こんな言葉をかけられる
人間になれたら。
心から、
こんな言葉を。
だから。
誰よりも、まず。
私は、この言葉を
私にかけてあげよう。
きっと。
私の夜は、誰かの朝に
繋がっている。