東洋医学的な秋の過ごし方最終回です。
①暮らし方
②こころの使い方
③衣服
④秋の食事
のうち今日は④食事編。
秋の食事は
基本的には温めるものを
たくさんとって体を冷やすものは、
調理法が薬味を上手に使おう
です。
『江戸の快眠法』に載っている食べ物と、
その特徴を抜粋しながら解説します。
これまでの記事はこちら
秋に摂りたい食材
秋もその他の季節同様に、
旬の物を積極的に摂りましょう。
『江戸の快眠法』では『本草綱目』という古典を元に
以下の3つの性質に分けて解説されています。
私の注意書きも加えて紹介しますね。
クリ(温)
気を益す(増やすこと)
胃腸を丈夫にする。腎気を補う
サツマイモ(平)
気を補う。
(夏に消耗した気を補いましょう)
腎を強める。
(デトックスや免疫に関連があります)
ナシ(冷)
熱生の咳や喉の渇きを止める。
大小便を通じさせる(便秘改善に良い)
冷やす性質が強いので冷え性の方や
授乳中の方は注意が必要。
秋茄子は食べちゃいけないの?
「秋茄子は嫁に食わすな」
の慣用句がありますが、
ナスの性質は(冷)なので
摂り過ぎには注意だから?
もしくは秋茄子は美味なのでいびりのため?
諸説があるようですが、
『江戸の快眠法』では女性と茄子の関係が
別項目で書かれているので紹介します。
“茄の性は寒利。多食すれば必ず腹痛し、
下利し、女人は能く子宮を傷る(やぶる)”
(『本草綱目』)
鍼灸でいうところの「傷る(やぶる)」は、
傷付けるや壊すなどの意味よりも
良くない、バランスが崩れる、
などの意味で使いますので、
ここでは子宮には良くないです、
影響がありますよ、
というような解釈になると思います。
妊活をしている方や、
慢性的な冷え性でお悩みの方は、
体を冷やしやすい茄子は、
多食しないほうがよいと思います。
でも茄子って美味しいですよね。
ですから食べる時は火を通したり、
熱の性質を持つ生姜やネギなどの
薬味を添えると良いですね。
まとめ
以上4回にわたり
「東洋医学的秋の過ごし方」
を紹介していきました。
昨日のブログでもかきましたが
秋の過ごし方は、
本来9月頃から意識するのが良いです。
(アップが遅くなってすみません)
しかしまだ気温が高くなる日もあり、
ついつい薄着になってしまったり、
アイスコーヒーを飲んだり、
「秋らしくない」過ごし方が可能なのは、
現代ならでは。
今回もがっつり参考にさせてもらった
『江戸の快眠法』は江戸時代頃の、
日本人の生活を元に、
養生のお話をしていますが、
江戸時代と令和時代、
人の中身(内蔵やその他の構造」
は大きく変わりません。
現代の方が便利になった分
自然の流れとかけ離れた生活となりました。
自然派で生活しよう!
というわけではなく
ちょっとだけ立ち止まって、
Q.これって体は喜んでる?
Q.これって自然の流れに沿ってる?
と考えて体の声を聞いてみませんか。
そのちょっとした意識と行動で、
冬の体調が変わりますよ。
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