2017年7月に東京都狛江市の自宅にて小さな隠れ家サロンをオープンしました。
 

横山博恵(よこやまひろえ)

国家資格 鍼師・灸師・あん摩指圧マッサージ師

 

【私と鍼灸の出会い】

私は中学高校の6年間バトントワリング部に所属していました。

全国大会や世界大会へ出場するため1年を通してきちんとしたお休みは元日くらいでした。

人生の中で体が最も成長するであろう時期にハードな練習を繰返していたため腰や膝などあちこちを痛めつつだましだましバトンを握っていました。

 

そんな時高くあげたバトンを取り損ねて右手の親指を負傷。

全国大会まで1ヵ月を切っていた頃です。

 

整形外科ではレントゲンで異常がないので湿布で対処し経過観察。

1週間経過しても改善どころか痛いし腫れも引かない。

痛み止めを打ってもその場しのぎ。

 

大会までのリミットが近づき焦りと不安の中父から

「鍼を打つか?」の一言。

「針?はり?え??」

怖さと不安と好奇心の中とにかく治るならと思って父が通っていた鍼灸院へ行ったのが私の鍼灸との出会いです(14歳でした)

 

【初めての鍼灸治療】

まず驚いたのは全身調整の時。

まだ触ってもいないのに「腰が相当悪いね」「首を痛めているね」と言われた事。

前記したようにハードな練習で万年腰痛でした。

首は13歳の頃交通事故に遭いむちうちになったことがありました。

(なんで触ってもないのにわかるの

最後に痛めた親指に鍼を刺してそこに電流を流す治療(パルス治療)をして直後に指が曲がるようになった!!

「魔法だ!!」と言ったのを覚えています(笑)

これが初めての鍼灸治療です。

それ以来何かある事に鍼灸院へ通いましたが自分が鍼灸師になるとは思ってもみませんでした。

 

【鍼灸師になろうと思った3つのきっかけ】

一つ目は鍼灸治療の効果と可能性に気付かされたこと

私は社会人になってからストレスからか肌はボロボロ、それを隠すために厚化粧をし髪の毛もパサパサで当時の写真は今よりもずっと老けて見えます(20歳も若いのに!!)

憧れていた関西での社会人生活がいつの間にか楽しくなくなって月経不順、不眠、便秘、吹き出物などのオンパレード。ある時「もう無理!!」と糸がぷつっと切れたように半ば逃げるようにして実家に戻りました。ふさぎ込んでいた私はお世話になっていた鍼灸院へ連れて行かれました。

ベッドに横になり「そういえば鍼灸治療を受けるのは4年ぶりだなと」思いつつ涙が止まりませんでした。その後通院を再開し体も心も元気になり鍼灸って素晴らしい!!と気付かされれました。

 

二つ目は友人が鬱になったこと

「今は睡眠薬がないと全く眠れない。他にも薬を幾つか飲んでいる」

笑顔がかわいかった彼女が笑わなくなりそう話してくれました。

私は体験から鬱の症状が鍼灸で良くなることがわかっていましたが

「鍼灸院へいったらいいよ!」とは言えませんでした。

鍼灸について全く知らない人にたいして鍼灸の良さや効果を伝える手段が分からなかったからです。

しばらくすると友人は実家へもどり連絡が取れなくなりました。

辛そうな友人に何もできなかった悔しさを今でも覚えています。

 

三つ目は父が倒れたこと

私が実家に戻ってしばらくして父か倒れました。

幸い大事にはいたらなかったのですがここでも何もできない自分に対してとても悔しい思いがありました。同時に初めて「人のために何かをする人になりたい!!」と思いました。

その後父は鍼灸院に定期的に通い生活習慣の改善(主に食事と運動)をしてみるみるうちに快復して元気になりました。

 

以上の3つの出来事が同じ1年以内に起こりました。

もうこれはやるしかないな、決められている本気でそう思いました。

 

【想い】

女性は月経からはじまり、妊娠、出産、産後、育児と続く生活の中で体も心も大きく変化をします。

一つの生命を育み支えていくのだからそれはとても素晴らしいことで同時に大変な事でもあると思います。

日々の中で「ツライ」「しんどい」「なんで??」「女性なんて嫌だ!」という気持で悩んだり苦しんだりしてずっとネガティブな感情に囚われて楽しめていなかったら悲しいと思っています。

 

私は自分自身が月経不順、未妊(不妊)、早産、流産を経験しそのたびに鍼とお灸に救われその効果を実感しています。

そして沢山の女性が鍼灸で元気になったりキラキラと輝いていったりするのを見てきました。

 

これらの経験から女性に鍼灸の良さと効果、可能性を伝えたい、広めたいと思っています。

 

ですが私は西洋医学を否定している訳ではありません。

私も沢山お世話になってきました。

西洋や東洋のどっちが上でどっちがより優れているということではなくその都度使い分けて平行していけばいいと思っています。

それはどれも手段の一つだからです。

 

その中で

私が出来ることは何か。

 

それは

「不調をなくしていつも笑っているママでいたい」

「若々しい肌と髪をキープし続けたい!!」

という「健康美人」を願う女性の方に

 

鍼とお灸は体の内側から整えて元々自分の中にある自然治癒力・免疫力・代謝力をアップさせることが出来る!!そして体質改善がされると表面的でも一時的でもない自分の力で真の美しさが手に入る!!ことを伝えて知ってもらって実際に体験してもらうことです。

 

最後の砦ではなく「最初の一歩」として鍼灸と出会って欲しいです。

 

鍼灸の和が広がりますように。

 

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大学卒業後に社会人経験を経て鍼灸師となる(2008年)
鍼灸専門学校時代より都内鍼灸院にて修行を積む(2006年~2012年)
資格取得後すぐに自由ヶ丘にて鍼灸院の立上げに携わり数人の鍼灸師と共に施術を行う

(2008年~2011年)
鍼灸院で勤めながら鍼灸専門学校にて実技指導の助手を務める(2008年~2011年)

第一子出産後は渋谷の治療院と往診を行う
第二子出産後は主に往診治療で開業の準備
2017年東京都狛江市の自宅にて女性専用のケアルーム
「はりきゅうSalon Anif(アニフ)」をオープン

広島市出身
二児の母(2012年、2013年生まれ)
【好きなこと】
キャンプ・山登り・読書・アフリカンダンス・カープの応援!!