アマゾンリリー2


アマゾンリリー(Amazon lily)はヒガンバナ科エウカリス属の多年草である。
原産地はコロンビアからペルーにかけてのアンデス山地である。
純白の花は香りもよく、結婚式のブーケやコサージュに使われるという。
和名は擬宝珠水仙(ギボウシズイセン)である。
葉は卵形で大きく、葉柄があって根際から生える。
それが擬宝珠(ギボウシ)に似ていて水仙(スイセン)のような花を咲かせるというのが名の由来である。
アマゾン百合(アマゾンユリ)、ユーチャリス、エウカリスなどの流通名もある。
開花時期は6~7月だが、暖地では周年開花をする。
花径6~8センチの白い花を数輪つける。
花筒が長くて湾曲し、垂れ下がるように咲く。
写真は1月に夢の島熱帯植物園で撮った。
学名:Eucharis grandiflora


★アンデスの山懐に抱かれて
 香り立ち咲くアマゾンリリー


アマゾンリリー


台湾椿(タイワンツバキ)2


台湾椿(タイワンツバキ)はツバキ科タイワンツバキ属の常緑高木である。
台湾、中国南部、ベトナムなどに分布する。
中国では「大頭花」と呼ばれ、木材にも使用される。
ゴードニアの名でも流通している。
樹高は15メートルくらいになる。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先が尖り、縁にはわずかにぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉質は艶があって分厚い。
開花時期は10~2月である。
花径10センチくらいある真っ白な花が順次咲き続ける。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Gordonia axillaris


★高木に真っ白な花次々と
 咲かせ続ける台湾椿


台湾椿(タイワンツバキ)


大島野路菊(オオシマノジギク)2


大島野路菊(オオシマノジギク)はキク科キク属の多年草である。
日本固有種で、屋久島と奄美諸島に分布し、海岸に生える。
草丈は30~40センチくらいになる。
野路菊(ノジギク)よりも葉が厚いのが特徴で、葉は3つに中裂する。
開花時期は11~12月ころである。
長い花柄の先に、花径3センチくらいの頭花をつける。
舌状花は白く、筒状花は黄色い。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum crassum(=Dendranthema crassum)


★南国に咲く菊の花白くして
 海の香りを運ぶがごとく


大島野路菊(オオシマノジギク)


苺の木(イチゴノキ)


苺の木(イチゴノキ)はツツジ科アルブツス属の常緑高木である。
原産地は南ヨーロッパである。
学名のアルブツス・ウネドの名でも流通している。
英名はストロベリーツリー(Strawberry tree)である。
和名はこれを訳したものである。
ヨーロッパでは5~10メートルほどの樹高になる。
日本の鉢植えでは1~3メートル程度である。
葉は長めの楕円形である。
葉の柄は短く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10~12月である。
それ以後も5~6月まで不定期に開花する。
花は壷形をしていて白い。
紅色を帯びているものもあり、紅花苺の木(イチゴノキ)という。
鈴蘭(スズラン)のような感じの可愛い花である。
結実期は10~2月である。
果実は始めは黄緑色をしているが、黄色、オレンジ色を経て、熟した紅色になり、食べられる。
味はやや酸味がある。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Arbutus unedo

★葉の陰に揺れる小花は壷形で
 どこか可愛い苺の木だよ

苺の木(イチゴノキ)2


ホワイト・パウダーパフ2


ホワイト・パウダーパフ(White Powederpuff)はマメ科ベニゴウカン属(カリアンドラ属)の常緑低木である。
原産地はボリビアである。
属名のカリンアンドラ(Calliandra)の名でも流通している。
カリンアンドラ(Calliandra)は美しい雄しべを意味する。
白く伸びているのは雄しべである。
ホワイト・パウダーパフ(White Powederpuff)は英名である。
赤花の品種もあり、大紅合歓(オオベニゴウカン)と呼ばれる。
こちらのほうの英名はレッド・パウダーパフ(Red Powederpuff)である。
開花時期は12~5月くらいである。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Calliandra haematocephala 'Alba'
学名:Calliandra haematocephala(赤花)


★不思議なる花の形で人気呼ぶ
 カリンアンドラはボリビア育ち


ホワイト・パウダーパフ


水仙'ペーパーホワイト'2


水仙(スイセン)はヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
ペーパーホワイト(Paper White)は日本水仙(ニホンズイセン)と同じ房咲き水仙(フサザキスイセン)の仲間である。
房咲き水仙(フサザキスイセン)の原産地は地中海沿岸地方で、シルクロードを経由して中国にもたらされた。
日本へは、平安時代に遣唐使などによって薬草として持ち込まれ、野生化して日本水仙(ニホンズイセン)となった。
日本水仙(ニホンズイセン)の特徴は真ん中にある副冠といわれる杯状の部分が黄色いことだが、このペーパーホワイトは純白である。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉は平たい線形で、束になって生える(束生)。
開花時期は12~2月である。
花茎を伸ばし、茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。
写真は1月中旬に新宿御苑で撮った。
学名:Narcissus tazetta subsp. Paper White(=Narcissus papyraceus)


★冬陽浴び強い香りを放ちつつ
 清らかに咲くペーパーホワイト


水仙'ペーパーホワイト'


スノーランド2


スノーランド(Snowland)はキク科レウカンテマム属の一年草である。
原産地はスペイン、ポルトガルなど地中海沿岸である。
日本へは1970年代に渡来した。
原種はクリサンセマム・パルドサム(Chrysanthemum paludosum)という。
クリサンセマム(Chrysanthemum)はキク科キク属を示す学名である。
レウカンテマム・パルドサム(Leucanthemum paludosum)という学名を使う場合もある。
スノーランドのほかに、ノースポール(North Pole)などの品種がある。
スノーランドは、クリサンセマム・パルドサム(Chrysanthemum paludosum)の中でも大輪で、矮性の品種である。
クリサンセマム・スノーランドの名で呼ばれることもある。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は羽状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11~5月である。
秋から春まで長く花を楽しめる。
舌状花は白く、筒状花は黄色い。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Leucanthemum paludosum cv. Snowland(=Chrysanthemum paludosum cv. Snowland)


★身をかがめ覗いてみれば清楚なる
 スノーランドの花に出合いて


スノーランド



アングレクム・セスクィペダレ


アングレクム・セスクィペダレはラン科アングレクム属の自生ランである。
原産地はマダガスカルである。
開花時期は冬である。
花咲き始めは緑がかっているが、やがて白くなる。
花径は15センチくらいあり、紐状に下がっている距が長い。
その中に蜜があり、芳香がある。
この花はダーウィンによって1850年に発見された。
虫によって受粉をする虫媒花である。
ダーウィンの予言といって、大きな蛾の存在を予言し適中させたことで有名なのだそうである。
写真は1月に夢の島植物園で撮った。
Angraecum sesquipedale


★星形の花はなにやら謎秘めて
 闇にほんのり芳香漂い


那賀川野菊(ナカガワノギク)2


那賀川野菊(ナカガワノギク)はキク科キク属の多年草である。
徳島県の那賀川とその支流である日和佐川にのみ生育する固有種である。
生育地は流れの縁の岩場で、大雨が降ると水につかるような場所だという。
このような渓流沿いの植物は、水の抵抗を弱くするため葉が細くなっているのが特徴である。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は60センチくらいである。
茎はよく枝分かれをし、特徴ある葉は細く3つに中裂する。
開花時期は10~12月である。
はじめは白い舌状花は、後に淡い紅色を帯びる。
写真は10月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Chrysanthemum yoshinaganthum(=Dendranthema yoshinaganthum)


★渓流に流されまいと鍛えられ
 那賀川野菊元気に咲いて


那賀川野菊(ナカガワノギク)


浜姫榊(ハマヒサカキ)2

浜姫榊(ハマヒサカキ)はツバキ科ヒサカキ属の常緑低木である。
本州の中部地方から沖縄にかけて分布し、海岸に生える。
海外では、朝鮮半島の南部や中国にも分布する。
樹高は150~500センチくらいになる。
公園や庭の低い植え込みなどにも使われている。
細長い楕円形の葉は厚くて先がへこみ、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10~2月である。
葉の脇に白い小さな5弁花をつける。
花の後に球形の実をつける。
実は緑から黒に変わる。
写真は12月に赤塚植物園で撮った。
学名:Eurya emarginata


★小さくて白い花びらちょいとつけ
 浜姫榊は寒さに負けず


浜姫榊(ハマヒサカキ)